PS4版『ラストレムナント リマスタード』のレビュー&評価

スタート画面

2018年年12月6日発売のPS4ダウンロードソフト『ラストレムナント リマスタード』のレビューです。

通常モード2周+乱殺マニアクスモード全ボス討伐&ラスボスLV8で完全クリア

という感想をもとに、ゲームの良いところ、気になったところ等、分かりやすくお伝えしています。

「このゲームは気になっている。自分に向いている?」

という方は、一つの情報として、参考になれば幸いです。

はじめに

『ラストレムナント リマスタード』のレビューを書くにあたってまず最初に書きたいのが、このゲームを製作した方々への感謝の気持ちです。

正直な話、熱中具合。ハマり具合。没入感。

Xbox版→PC版→PS4版と購入、プレイしてきましたが、いつプレイしても色あせない、素晴らしいゲーム体験をさせてもらいました。

文字通り、ゲームに寝食を忘れる日々でPS4版もプレイしましたが、改めてこのゲームが持つ魅力。

面白さを実感しているのが正直な感想です。

「ほんとうに、こんな夢中になれるゲームを開発していただき、ありがとうございます」

という気持ちです。

一言で言うと向き不向きが極端に分かれるゲーム

ただ、

「私はこのゲームを最高に楽しみました。だからあなたにもこのゲームをおすすめします」

とはお伝えできないのは本当に残念です。

というのは、『ラストレムナント リマスタード』は非常にクセのあるゲーム。一言で言うと、人を非常に選ぶゲームだからです。

合う人がプレイすればこのゲームの面白さ。奥深さに気付き、気がつけば時間を忘れてプレイしてしまう。

至極の時間を過ごすことができますが、合わない人はとことん合いません。

なぜなら、ゲームシステムそのものが荒削りで、徹底的に不親切な仕様になっているからです。

誤解を恐れずに言えば、「分かる人だけ分かればいい」的な、内容になっています。

評価が分かれるランダムコマンドバトル

以下、具体的にご説明します。

『ラストレムナント』の特徴は一言で言って、軍団バトル+ランダムコマンドが特徴のゲームです。

神コマンド登場

通常のRPGでは、キャラがおり、ドラクエのように、一人一人のキャラのコマンドを入力してバトルを行います。

ところが、『ラストレムナント』の場合はユニオンという、グループ単位でコマンドを選択。

そして、ここが肝心なのですが、プレイヤーがユニオンを指定通りのアクションを命令することができません。

与えることができる指示は攻撃しろ、魔法を使え、技を使え、回復しろといったように、非常に大まか。

つまり、バトルにランダム性があるのが、このゲームの大きな特徴になっています。

自分で意図的に狙ったコマンドが出るように工夫をすることはできますが、結局確率論。

ダメなときはダメで、「絶対に」狙ったようにユニオンを動かすのは難しいゲームです。

しかし、ピンチのときに神コマンドが登場して一発逆転。そのときの興奮度は他のゲームでは味わえないもの。

ランダムコマンドは理不尽な面がありますが、だからこそ、このゲームが面白くなっているという、不思議な仕様になっています。

問題は重要事項の説明不足

『ラストレムナント』の特徴はまさにこのランダム性にあるわけですが、それはバトルだけではありません。

キャラの成長も、プレイヤーの行動によって、ランダム性を感じてしまう内容になっています。

ドラクエのように、1万経験値をゲットしたからレベルがいくつ上がる、という仕様にはなっていません。

詳しい仕様省きますが、バトルの方法によって、キャラの成長速度が恐ろしいくらい、変わってきます。

バトル中

ドラクエで例えるなら、キャラがLV30になったしても、育て方によっては、

成功例)LV30でHP200、MP100

失敗例)LV30でHP120、MP50

というように、成長が実感できない状況に陥りる可能性があります。

最終的には鍛え上げれば、パラメータ的にそこまで大きな開きはないのですが、早期にきちんと強くできるかできないか。

これが、ゲームの難易度に大きく影響します。

にも関わらず、どのように行動させればキャラが効果的に成長するか。その説明はゲーム内に一切ありません。

そのため、初めてプレイする場合は、その良さに気づけないまま、「何これ?難しすぎじゃん」と、なってしまう可能性があります。

特に、『ラストレムナント』は区切り区切り、初心者殺しのようなボスが配置されており、パラメータを上げればクリアできる仕様になっていません。

ランダムコマンドバトル及び、敵の強さもあいまって、非常にプレイする人を選びます。

おまけに、大切なことが説明不足すぎて、完全にユーザーを突き放した出来になっています。

ユーザーが積極的にルールを学ぼうとしなければいけないという、ある意味スパルタ的なゲームになっています。

ユニオンのコマンドに関しても、リーダーのクラスによって、出現傾向が変化します。が、クラスの説明は、ゲーム内で一切ありません。

プレイヤー自身がゲームの面白さを開拓する必要あり

その他、『ラストレムナント』はいろいろ荒削りな点、未調整な部分が多いです。

敵の高すぎる回避率や理不尽な範囲攻撃といったバトルの難易度調整の問題。

カメラが近すぎることや仲間の素材くれくれのしつこさ。仲間の武器強化ステップの面倒くささ。

クレクレするトルガル

プレイの快適さ及びユーザービリティーに関しては、散々プレイしている自分でさえ、面倒に感じることが多々あります。

ゲームが止まるなどの致命的な不具合はないものの、ちょっとした操作。やりこみにストレスを感じすぎる。

特に武器強化のためのアイテムの素材入手等は、非常に煩雑。やりこみを勘違いした面倒くさいだけの仕様になっています。

つまるところ、悪い意味で古い、昔のゲーム感のテイストが残っています。

ゲームのカギであるバトルに関しても、高難易度とされるボス戦など、「難しい」というより「理不尽」が多数あるのが正直なところ。

そのためプレイしてストレスを感じることもしばしば。

なので、『ラストレムナント』の面白さを実感するためには、様々なハードルを乗り越える必要があります。

ただ、PS4版では、画質がきれいになったという表面的な部分のほか、PC版に準拠した、様々なプラスの改善があります。

一部魔法の強化による初心者救済措置や、召喚レムナントの強化。そしてキャラを生き長く成長させられる仕様変更など、調整は加えられているようです。

なので、通常のモードで一週プレイするなら。その独特な世界観。オンリーワンといっていいほど個性的なバトルシステム。

その魅力を楽しむことができるかも。バトルを盛り上げる音楽も名曲ぞろい。「バトルしてる感」は本当に最高。

それでも面白いのは間違いない!

このような具合、万人受けしない要素に加え、説明不足やシステムの不便さ、面倒くささなど、問題はあるものの、やはり素晴らしいゲームであるのは確かです。

ゲームの内容。システムを理解する。そして、自分なりに考えて、最高の攻略法を考えていく。

その過程で誰を仲間にしてどう鍛えるか。どんな装備をさせるか。誰と組ませてユニオンを作るか。

その試行錯誤が非常に面白い、やりがいのあるゲームです。

特に、バトルについては、理不尽な点はあるものの、熱中度。ハマり具合が尋常ではありません。

仕組みを理解すればするほど、より効果的に敵を倒すことができる。運ゲーを勝つべくして勝つ戦いにすることができる。

その爽快感たるや、『ラストレムナント』が持つオンリーワンの魅力と言っていいと思います。

最後に

Xboxでの登場以来、どれくらいこのゲームをやり込んだか分からないくらい、『ラストレムナント』はとても好きなゲームです。

Xbox→PC版をやりこみ、時を経てPS4でリマスターが出ると知ったときは、天に飛び立たんばかりの喜びを感じたもの。

そして実際に購入してプレイ。

難易度最凶のモードを含む3周プレイして改めて、『ラストレムナント』は素晴らしい。熱中度Maxのゲームであることを実感しています。

ただ、繰り返しになりますが、非常に人を選びます。

そして、プレイヤー自身が、ゲームの面白さ、深さに積極的に気づくための努力をする必要があります。

しかしその魅力をほんの少しでも感じることができたなら。

やがては、『ラストレムナント』が持つランダム性こそがまさに、このゲームを夢中にさせる理由であること。

理不尽に思える要素こそが実は、ゲームにハマるポイントであること。そして、自分の工夫次第で、倒せなかったボスが倒せること。

ユニオン構成

ゲームの奥深さに気づくことができます。

ということで、多少難しくてもいいから、ハマればとことんハマれるRPGをプレイしたい。

そんなときは『ラストレムナント リマスタード』が、最高のゲーム体験を経験させてくれるかもしれません。

個人的にはこのリマスタードが売れて、再度、『ラストレムナント』の良いところを引き継いだ2が出ることを期待したい。

そう願いつつ、筆を置きたいと思います。参考になれば、幸いです。

プレイ日記はこちら

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