サガシリーズの系譜を継いだ軍団RPG『ラストレムナント リマスタード』。
このゲームに経験値という分かりやすい指標はなく、キャラは戦闘時の行動によって成長が決定。
テキトーにプレイしていればキャラもそこそこ。しかし効果的な育成法を知っていれば「短期間」で「驚くほど」キャラを超強化することができます。
すなわち、育成方法を知っているか知っていないか。このゲームはまさに、「情報力」がものを言うゲームです。
はじめに
とはいえ、全くの初見の方がガチの育成法でキャラを育ててしまうと、ゲームの面白さを著しく害する可能性があります。
一周目は好きにバトルをし、適度に苦戦して、ボスの強さに絶望。ギリギリの状況でクリアする。
そしてアイテムの引き継ぎが可能になる二週目から本番。適切な育成法を実践。『ラストレムナント』の奥深さを実感することをおすすめします。
キャラ育成の原則
『ラストレムナント』において、キャラを適切に成長させていく。そのために大切なのが、戦う敵の強さ。
このゲームにはBR(バトルランク)という独特の指標があります。
『ラストレムナント』で「オレは強いぞ!」を実感するために大切なこと。それはズバリ「BRを上昇させないでバトルをこなしてキャラを育てていくこと」です。
そのために大切な基本ルールがこちら。
1・敵と戦うときはモラルが中央からスタート+「攻撃しろ」が出る敵と戦う。
2・1体1体戦う。(=リンクさせない)
3・チェインをできるだけ増やせるマップで戦う。
この3つです。
バトルにて出現するコマンドを見れば、その敵が自分たちより格上か格下か、それとも適正レベルの敵か、分かるようになっています。
基本的には「攻撃しろ」が出る相手が適正のレベルになります。
ラストレムナントでキャラを適切に成長させていくために重要なのは敵の強さを意識することです。
というのは、敵の強さを意識しないままテキトーに戦いまくると、成長の効率が悪くなり、「BRは高いのにキャラが弱い」という状態になる可能性があります。
そこで、敵を見ても闇雲にバトルを仕掛けず、できるだけ適正レベルの敵を、一つ一つ撃破していくのがポイントになります。
ゲームバランスが崩壊する最大の稼ぎスポット
以上が『ラストレムナント』を普通に楽しむためのキャラ育成の原則になりますが、上記の方法は、
1・一戦一戦バトルするので時間がかかる
2・成長がゆっくりなので、目に見える成長を実感しにくい
というデメリットがあります。
そして、目に見えて「俺は強いぞ!」を実感したい方には正直物足りない情報になるでしょう。
ということで、ここからは短期間で目に見えてキャラの成長を実感したい方におすすめしたい方法をご紹介します。
それは何かというと、『ラストレムナント』開発者が「ここでキャラを鍛えてください」とおすすめしているも同然の場所でキャラを育成することです。
その場所はずばりアビークリフの最下層。受注クエストの「英知の余韻」(ゲストあり)で行くことができる本作屈指の育成場所です。
方法はかんたん。クエスト中、ダンジョンの一番下には無限湧きする虫が登場。こいつらを倒しまくります。
方法はシンプル。虫をリンクさせて倒していくだけ。最低9リンク以上。できればもっと(10以上推奨)。
リンクすれば敵の数が増えますが、これがキャラの成長に最高に効きます。バトルを楽にするならアサルトアシッドで瞬殺もできますが、大切なのは効果的な成長。
育成を考慮すれば、攻撃力が下がる陣形で一戦一戦をあえて長引かせて、コツコツ撃破していくのがおすすめ。その際は育てたいキャラをリーダーにして、育てたい方向性を強化していくと効果的です。
例)
・ラッシュに工作術を極めさせ、ロストを覚えさせたい→ラッシュをリーダーにして工作術を毎ターン使わせる
・トルガルのファイティングアーツを鍛えたい→トルガルをリーダーにして毎ターンファイティングアーツを使わせる
論より証拠がこちら
それで具体的に英知の余韻虫マラソンでどうなるか?
BRが30になる前にここに来て鍛えると、まさにその成長が一目瞭然。キャラがアホみたいに成長していきます。
とりあえず虫を4000チェイン。BR33→35まで倒します。
BR35にもかかわらず、異様にキャラが強くなります。
主人公のラッシュはHP900を突破、他のステもいい感じに成長。
そして最後まで活躍するトルガルはHP1500筋力80を突破。クラスもレジェンダリーに。
BR35にもかかわらず技も成長しまくります。
他のキャラもグングン成長。ケイドモンさんもかなりの強キャラに。
バグズも突撃術法をすべて習得してしまいました。
これで一体どうなるかとうと、前半の難敵である地獄門やイエーガー&ロブオーメンは1~2ターンで瞬殺可能に。完全に雑魚化します。
本来なら激戦を繰り広げるはずの七人衆も地獄門同様に1~2ターンで瞬殺可能になり、あの難敵の神ですら、雑魚とは言わないものの、BR50未満でさっくりクリア可能になります。
しかし英知の余韻で育成しすぎると、完全にゲームバランスが崩壊し、ハラハラ・ドキドキしたバトルを楽しめなくなってしまいます。なので初プレイの方には非推奨です。
それでも「俺は強いのが好きなんだ」という方はここで何も考えず虫をリンクしまくって脳死的にアサルトアシッドを打っているだけでも「オレは強いぞ!」状態にユニオンを育成できます。
後にも先にも、英知の余韻は最強効率。比較的すぐに利用できる稼ぎスポットなので、キャラを早く強くしたいなら、特におすすめの育成場所です。
推奨はBR20~35。できればBR10台から。BR35以降は成長速度が鈍化。
BR30代後半から40あたりでも伸びないことはないですが、効率は落ちます。
ちなみにこちらは英語の参考動画です。13.44~あたりからその効果のほどをチェックできます。
低BRでここまで来て、一気にここでステアップしているのが分かります。
追記:乱殺マニアクスで再度虫マラソンを実践した結果
3週目、乱殺マニアクスに突入。BR12から虫マラソンを実践。BR25まで上げた結果、恐るべき速度でキャラが成長。
その後アクアラムクリア前までにこなす必要がある全てのクエストをクリアし、BR30~32で地獄門&拠点を攻略。仲間にできるキャラを仲間にしてBR33まで再度虫マラソン。
とてもBR33のパーティーとは思えないほどキャラが成長しています。
特に主人公のラッシュはHPを始め能力が成長の限界目前(筋力や知力は100あたりまでスイスイと伸びていきます)。
乱殺マニアクスで必須の神と呼ばれしもの対策として定番の必殺魔法ロストも取得。
他のメンバーもステ成長の限界点まで到達しつつあります。
トルガルに至ってはHP2500目前。BR33(!)とは思えない能力をゲットしています。
それからも虫たちを狩り尽くしBR39に。神と呼ばれしものを討伐する準備完了。乱殺マニアクスにて、BR39で討伐することができました。
ほんと、ここのポイントは成長の効率が良さすぎる。
BRができる限り低い段階で英知の余韻を受注できるようになれば、これほどおすすめの狩り場はありません。
BR10台のうちはモリモリBRが上がってしまいますが、能力も急上昇。BR25あたりからBRがなかなか上がらなくなりますが、能力は普通に伸びまくり。
BR30台前半に入ると、成長速度は落ちますが、2000チェインしてようやくBRが1上がる程度。なので、キャラをソッコーで強くしたいなら、BR10台で頑張って到達するのがベストです。
あまり急激にBRを上げたくない場合は、適度にバトルをして普通に育成しつつ、BR25までに英知の余韻に到達できればOKです。
BRを上げずにキャラを育成したい(程よいゲームバランスを楽しみたい)なら、成長速度は鈍化するものの、BR30~32からで十分です。
アーツ+ステの底上げ。白沢マラソンで更に鍛える
英知の余韻と同じく、『ラストレムナント』定番のキャラ育成法がいわゆる白沢マラソンです。
虫たちでキャラのステをがっちり上げたあとは、白沢で技や術をレベルアップさせていくことで、完全無欠。最後の最後のボスや、隠しボスまで撃破できる本当の強さを身につけることができます。
ナーガプールのパブで星祭のクエスト受注。
シェリルに声をかけるとマップに白沢が出現。
撃破するとキャラ成長+技習得。おまけに6万ものお金になる捕獲した白沢を100%入手できます。
キャラが育つ+お金も稼げる、まさに稼ぎスポット。
ただ、低BRで挑む場合、キャラがある程度育っていないと白沢の撃破がストレスになります。なので、やはり事前に、英知の余韻で虫を倒してステータスアップしておきたいところです。
白沢を倒したらマップ下から外に出てクエスト中断。
再度ナーガプールへクエスト受注→倒すのループで、キャラを効果的に育成することができます。
BR60以降の育成法
『ラストレムナント』でキャラを効率的に強化する。効率という面で最強なのはやはり、英知の余韻での虫狩り+白沢マラソンです。
それ以外のマップでは、最初にご紹介した育成の鉄則通り、モラル中央スタートで「攻撃しろ」の敵をコツコツ倒していくのが無難です。
フォーン海岸のように敵をチェーンしやすい場所で大量リンクして倒すことで、英知の余韻マラソンのようにキャラを成長させることはできます。
ただ、BRが急激に上がってしまい、あまり旨味がありません。
なので、最後までキャラ育成を意識するなら、BRまでは英知の余韻で虫狩りでステータス強化。その後白沢マラソンへ以降していくのが、効果的だと感じています。
効率重視の方法としては、
1・アクアラムクリア前に低BR(できれば20近く)で仲間にできるキャラをすべて仲間にしてレギュラーを決定
2・英知の余韻で徹底的に鍛え上げる
3・白沢マラソンで技と術の強さを補強
で前半クリア。
そして、
4・イリーナを始め中盤以降に仲間にできるキャラをすべて仲間にできるまで物語を進める(ウニベルを仲間にできる段階まで)
5・最後の虫マラソン&白沢マラソンでキャラを最終強化
6・残りのキャラを仲間に(グレウス、イエーガー、シェリル、七人衆)
7・残りのキャラを超古代遺跡で強化(最終的にステアップはここでなんとかなります)
これで全員のステータスを、実戦参入可能なレベルで育てることができます。
魔封陣のすすめ
そのほか、二周目限定のおすすめキャラ育成法としておすすめなのが魔封陣のすすめです。
これは、攻撃力が0になる陣形で、通常攻撃はすべて0ダメージ。戦闘が終わるのがかなり遅くなるので、テキトーに戦っていても、技や術のレベルを上げていくことができます。
『ラストレムナント』は意識的にアーツのレベル上げをしないといつまでも攻撃や回復が弱いのが難点。基本的に、使った回数だけ成長する仕様なので、ともかく数をこなす必要があります。
この点、魔封神は育成面で最高の陣。一戦一戦、時間はかかるようになりますが、成長がいい具合になります。
二周目は特に、ザコ敵相手に限り、おすすめの陣です。ただし強い敵と遭遇したら全滅するリスクが急増する(というか全滅します)ので、その点はご注意を。
最後に
以上、『ラストレムナント』のキャラのステータスアップを含めたおすすめ育成法をご紹介しました。
『ラストレムナント』の面白さは、プレイヤーの行動次第でキャラの強さ、成長速度が変わってくるところです。
この点、プレイヤーが工夫して、キャラを強化できる自由裁量が、まさにこのゲームの魅力。一周目で苦戦したボスたちを、鍛えまくったユニオンで瞬殺していく。この喜びがまさにゲームの面白さです。
最強パーティー育成を目指す『ラストレムナント』初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。ただし初めての方は強くしすぎるとゲームがつまらなくなる可能性もあります。
そこはくれぐれもご注意を。