今いる場所=今の自分の居場所。『置かれた場所で咲きなさい』を読む

「今いる場所が最高に不幸。毎日不満ばかりで人生で詰みそう」

そんなときにためになる話が満載なのがこちら。

渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎文庫)です。

この本について

本書は今自分が置かれた場所が、今の自分の居場所であり、そこで自分が輝くために何をするべきなのか。どのような心的態度を取るべきなのか。

人生におけるポジティブな態度が説かれている本です。

説教臭い話はなく、読めば自然と「そういうことなんだ!」と素直に納得できる、心がシャキッとなる話が満載です。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(p14)

今自分がいる環境(置かれた場所)に不平不満を持ち、他人の行動のせいで幸せになったり不幸になったりすることは、自分が環境の奴隷に甘んじていること。

環境や他人に振り回されるのではなく、自分から環境をより良くするために積極的に努力していくこと。

これが「置かれば場所で咲く」ということ。

人生ではときに「こんなはずじゃなかった」ということがあるが、その状況のなかで、「咲く」努力をすることが大切。

発展する人生(P28)

何もかもが順調にいく人生より、山あり谷あり、失敗に挫折、苦労のある人生の方が発展の可能性がある。

上がって下がって、様々なアップダウンを繰り返すからこそ、人生そのものから学び、成長していくことができる。

乗り越えられない試練はやって来ない(P32)

生きていくことは悩みや苦しみの連続。思い通りにならないのが人生の当たり前。

ただし朗報なのは、人生自分が乗り越えられない試練はやって来ない、ということ。自分で乗り越えられるからこそ、その試練がやって来る。

目標へ進む(P108)

自分が進む方向を決めて、そちらへ歩んでいく。

そのさいは上手くいかないこともあるけど、目標に向かって進み続けること。失敗しても倒れても、進み続けることに意味があるから。

あいさつをする(P163)

私たちはお互い様で生きている。

だから人にはあいさつする。自分が一人で生きていることではないことを、忘れないために。

自分が変わる(P209)

環境を変えるために大切なのは、まず自分が変わること。

人に変わってほしいと思ってはいけない。それは無理。しかし自分が変われば周りも変わる。すべては自分から。

感想など

ベストセラーの有名な本ですが、「置かれた場所で咲く」という言葉のイメージが、なんとなく嫌で、ずっと敬遠。

しかし本屋さんで立ち読みしたところ、自分の思っていた話とは違っていたので、購入して読了。

温かさというかなんというか、読後は本のメッセージが心に染み入ってきます。

最初は、

置かれた場所で咲く=どんな最低な環境でも逃げずに耐え抜きなさい

というイメージを持っていたのですが、本書で言う「置かれた場所で咲く」ということは、自分で環境に対してアクションを起していくこと。

ただ環境に文句を言うのではなく、自分で変えていく。適応していく。もしくはそこがどうしようもないなら別の場所に移動する。

つまり自分で主体的に自分の環境整備をしていく自覚的な意思を指します。

それが分かったとき、結局人生で大切なのは自分自身の態度であり行動。不平や文句があるならそれをただ黙って受け入れるのではなく自分から変えていく。

そういう話なのだと感じました。

語り言葉で分かりやすい文章ですが、一度読んだあと、二度三度、読み返したい言葉が満載。読めばそっと勇気がもらえる。

そんな「自分の人生を前向きになんとかしたくなる本」です。

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