なぜ子どもにお金だけ遺してはいけないのか?『魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう』の読書感想

魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう 起業家の父から愛する子へ33の教え

将来子どもを野垂れ死にさせたくないあなたにおすすめ。

浦田健著『魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう 起業家の父から愛する子へ33の教え』(実業之日本社)の読書感想です。

この本について

起業したビジネスマンの父親が我が子に対して、生きていく上で本当に大切な知恵を授けていく、という本。

大切なのはお金を子どもに遺すことではなく、知恵。つまり子どもが自ら自分の足で立ち、生きていく力を授けること。

だから大切なのは魚を与えることにあらず。子どもが自ら魚を釣れる人になるための33の知恵がこちらです。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P6)

子どもに財産を遺すためにお金を貯める親は多いが、それは子どものためにならない。

本当に大切なのは、子どもが自分でお金を稼ぎ、生きていくための知恵を授けること。それこそが教育であり、本当に価値があること。

お金で幸せになれるか(P29)

幸せとはお金をいくら稼いだか稼いでいないか、そういうことで決まるのではない。

大切なのはお金の使い方。どうお金を使ったら幸せになれるのか。そのことを知ること。

具体的には、

1・モノより体験

2・特別なご褒美

3・心に余裕ができること

4・前払い

5・誰かのため

これらのことにお金を使うことによって、幸福感が増大する。

ようは使い方。お金を無意味に使わないことが大切。

人生で問題が起こる本当の理由(P67)

人生で起こることはすべて、自分に対して何かを気づかせるために起こっている。

つまり、起こることはすべて必然。何らかの必然性があるからこそ、その問題が起こっている。

そしてそれは100%、自分で解決できること。自分で解決できない問題は絶対に起こらない。

100万円稼ぐために1万円稼ぐ(P80)

お金は流れ。最初、どれだけ小さく細い流れだったとしても、その流れを継続できれば、それが大きな流れにつながっていく。

だから月100万稼ぎたければまず月1万。その流れを継続させ、どんどん増やしていくことが大切。

常にもう1回試す(P91)

成功の秘訣は継続。

情熱をそそげるものを見つけ、それを追い続けること。うまくいかなかったとしても、かんたんにあきらめないこと。常に別の方法を試し続けること。

人生の7割主義(P99)

人生では100点満点を取る必要なし。

完璧は不可能なので、70点取れればそれでもう十分。30点、上手くいかなかったことを、少しづつ改善していく。

凡事徹底の大切さ(P171)

人生で成功したいなら、誰もができないことをできるようになるよりも、誰でもできることを、誰よりも徹底することが大切。

つまり、当たり前と思われていることを、とことん大切にすること。凡事徹底こそが、成功の真のカギとなる。

自分の器は自分で決める(P177)

人にはそれぞれ器がある。そして、その器の広さを決めるのは他ならぬ自分自身。

結局、人はなりたい自分にしかなれない。なりたい自分は、自分自身で決めること。

感想など

「魚の釣り方を教える」という単刀直入なタイトルが印象的な本。

親として子どもに残せる本当に大切なこと。それはお金でもなく知恵と経験。親はいつかいなくなります。

そのとき残された子どもが一人で生きていける知恵をもたせること。それが何より大切なのは、知恵は絶対になくならないから。

お金は使えば消えてしまいます。しかし、知恵は、いくら使っても消えることはありません。

だから、生きていくための方法。お金の稼ぎ方や付き合い方。

そのような知恵こそが、実は、子どもに与えうる最高の財産という本書の主張は本当にそうだと思います。

本当に残せるものを遺す。価値あるものを遺す。

それを考えるのに本書はぴったり。お子さんの教育を真剣に考えたい方は、一読をおすすめしたい本です。

本の購入はこちら