人生を変える本との付き合い方とは。
清水克衛著『非常識な読書のすすめ – 人生がガラッと変わる「本の読み方」30』(現代書林)の読書感想です。
この本について
東京篠崎の本屋「読書のすすめ」の店長として知られる清水克衛さんの本。
本とはどのように付き合ったらいいか、人生を変えるきっかけとしてどのように読書していけばいいのか、本との付き合い方が勉強できる内容になっています。
以下、本書の読書メモです。
何のために本を読むのか(P20)
読書をする理由は、自分のパワーを最大限世の中に生かすため。
知識を覚えるためだけでなく、自分の力を世の中にアウトプット、人とのつながりを作るために読書をする。
本は受け取り手次第(P38)
同じ本でも、人によって薬にも毒にもなる。
本は読む人次第、頼って依存するものではない。生きていく力、自分で考える力を身につけるためにするもの。
読者は自分の足で立つためにする。著者に依存してはいけない。
本で学んだことは実践する(P46)
本を有効活用するためには、書いてあることをやってみることが重要。それによって、初めて本当の「自分の答え」が見つかる。
自分らしい生き方を見つける3ステップ(P85)
1・今いる場所、与えられた環境でとことん頑張る。
2・高い志を持つ。
3・全力で人を喜ばせる。
若いうちは目上に可愛がられること(P108)
人生経験がないうちは、ともかく目上の人の話を素直に聞いておく。目上の人に引き立てられることは、社会で成功するためのコツ。
粋な人(P153)
自分のことより人のことを考えて振る舞える人は粋な人。小さな心配り、人に負担をかけない振る舞いが、粋な人の特徴。
感想など
本は依存するものではなく、自分の足で立つためのもの。
この本を読んで一番印象的な言葉ですが、一時期、ある本に依存してしまう時期があります。
その本に書いてあることを、金科玉条のごとく絶対視して、自分の頭で考えることをやめてしまう。
気がつけば、その本の著者の「ネギカモ」になってしまう。
そうならないために、
・何のために本を読むのか?
・そもそもなぜ読むのか?
など、自分なりに理由付けがあり、判断基準を持っておくと、本は薬となり、人生を改善させるきっかけになります。
読書は参考にしつつ依存はしない。バランスの良い本との付き合い方をしたいものです。
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