言葉の使い方は心の使い方。『毎日読みたい365日の広告コピー』を読む

毎日読みたい365日の広告コピー

日々、何気なく目にする広告のコピーには、実にいろいろな想いが込められている。そのことが実感できるのがこちら。

ライツ社の『毎日365日の広告コピー』です。

この本は1月1日から12月31日まで365日、日本の有名なコピーを、1つ1つ味わうことができる本です。

そして、この本を1ページ1ページめくるたび。1つの広告のコピーを読みこたび、言葉とは結局、心の使い方である。

そのことに気づかされます。

広告コピーの名言集

言葉は人の気持ちを伝えます。

それはすなわち、人の心の表現でもあります。だから言葉のちょっと使い方。真心や誠実さ、そういった、目に見えない何かを感じることができます。

本書では、そんな言葉の素晴らしさを実感できるコピーが満載。

・1月10日

近道ばかりしていると、顔にでる。

高崎卓馬

・2月4日

春は何かと出会うたびに、新しい自分と出会える気がする。

河本由貴子、塚本大樹

・3月7日

今のうちからつまらない男になれよ。あ、毛穴の話ですが。

森昭太

・4月23日

花より美しいのは、花を贈る気持ちです。

蟻村輝美

・5月13日

幸せなのは、笑う母を見るわたしの方です。

斉藤賢司

・6月7日

薄着の季節は下心まで見えやすい。

笹尾芳敬

・7月13日

いじわるを言ったのは、あなたが時計を見たから。

渋谷三紀

・8月3日

きゅんって、何の音ですか。

米田恵子

・9月30日

「学生時代がいちばん良かった」

なんて人生じゃちょっと寂しい。

山口広輝

・10月28日

退屈なのは世の中か、自分か。

矢部千尋

・11月7日

すきだけど、いつも一緒にいたいわけじゃない。

三井明子

・12月10日

小さなキズに気づいてくれた人は、あなたのことをきっと好きだ。

沢辺香

ぱっと気にいたコピーを選びましたが、1月1日から12月31日まで。

この本を読むことで、言葉が持つ力の大きさに気づかされます。

感想など

本屋さんで本を見ていると、なぜかふと何か気になって手にとった本がこれでした。

それで本を開き、ページをめくっていると気になってしまいレジへ直行。その日のうちに読み終えてしまったのですが、一つわかったことがあります。

それは、この本がとても大切に作られている、ということ。

ページの構成。文字の大きさ。季節ごとの紙の色。ほんとうに細かいところまで、作り手の方の思いが伝わってきます。

それが理由なのかはわかりませんが、読後にとても満足感というか、本をしっかり読んだ。そんな充実感がありました。

本書はコピーの本なので、1日1日、さらりと読むこともできますし、どんどん気になった言葉を探して読み進めていくこともできます。

読み方は自由自在。そして、そこから受け取るものもまた、読者によって全然違うと思います。

ただ1つ言えるのは、言葉は人の心を動かすことができる、ということ。

だからこそ言葉は心の使い方。自分で責任を持って、大切に使いたい。それを実感した本でした。

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