なぜ、宮崎駿監督は昭和を舞台にした映画を作ったのか?『半藤一利と宮崎駿の腰抜け愛国談義』を読んで

半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)

昭和史関連の著作で有名な半藤一利さんと、ジブリの宮崎駿監督の対談本『腰抜け愛国談義』の読書感想です。

昭和史、映画『風立ちぬ』の制作話など、「昭和」を題材とした内容の本で、2013年7月公開の『風立ちぬ』の制作についても語られています。

本の後半部分、『風立ちぬ』について多少ネタバレがありますので、映画を観ていない方は、ネタバレが気になる方は読まない方がいいかも。映画を観た方には、『風立ちぬ』がより深く理解できる情報が楽しめます。

主人公の設定、関東大震災、堀越二郎の人物像と零戦設計の話、映画に登場する外国人の正体、なぜ主人公の声優をアニメ監督に選んだのかなど、この本を読んで、映画を観てよく分からなかったことが理解できました。

なにより、この本を読むことで、この映画の一番の主題である「風立ちぬ、いざ生きめやも」というメッセージの意味が、よりリアルに感じられます。

「風立ちぬ、いざ生きめやも。お先真ッ暗であっても、いや、真ッ暗であることによって、人間はより生きる意思の強さや美しさや悲しさを知ることができる。若い人々よ、希望というもの、理想というものを捨てることなかれ、ということだと思います。」(半藤一利、P268)

『風立ちぬ』を観て方は、映画をより理解できる一冊になると思います。

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