いくら時代が変わろうと、人が生きていくことの本質は変わらない。『若さに贈る』を読む

若さに贈る (PHPビジネス新書 松下幸之助ライブラリー)

自らの人生は自らで切り拓く。

松下幸之助著『若さに贈る』(PHPビジネス新書)の読書感想です。

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この本について

パナソニックの創業者で日本の代表的名経営者である松下幸之助翁の思想哲学が語られている本。

商売とはただ利益を追うにあらず。本当に大切なのは皆が皆繁栄していくこと。偉人のどデカい哲学に、感動できる一冊です。

以下、本書の読書メモです。

仕事の心構え(P64)

今目の前の仕事を手を抜かずに全力で取り組む。それがどんな仕事であろうと、決して手を抜かない。

どんな仕事でも一生懸命取り組めば、そこから必ず何かを得られる。だからこそ、大切なのは今。

今の仕事に全身全霊を込むこと。そこに意味がある。

お金の価値(P72)

お金の価値は持つ者によって変わる。大切に大切にお金を貯めてきた人にとって、おお金の価値の値打ちは全然違う。

つまり楽して得たお金に本当の価値はない。長くじっくり、大切にお金と向き合うからこそ、その真価を理解できる。

商売は戦いだ(P79)

ビジネスは男の真剣勝負。戦いに勝つためにどうすればいいか。

悩みに悩み、眠れない夜を過ごし、心労のあまりショ◯ベンが赤くなる。そこまで来て男は一人前になれる。

組織はトップで決まる(P84)

リーダーは組織のトップ。すべての責任はリーダーにある。

リーダーがどれだけ自分の職責に自覚を持っているかどうか。そこに組織の品格が現れる。

家康は家康一人(P91)

私たちは歴史の先人たちから様々な教訓を学ぼうとする。

しかし、先人の実績はその先人だからこそできたことであり、そのときの時代背景があってこそのこと。

教訓を一般化して学ぶことも大切だが、それを絶対視して思考停止しないこと。

適正重視で仕事を選ぶ(P101)

適正に合った仕事をする=自分が世の中に一番貢献できる仕事。

お金が儲かるとか、ちやほやされるとか、今流行りの業界だとか、そういうことで仕事は選ばない。

適正があるかどうか。それが自分にとって、そして世の中にとっても、一番幸せな働き方ができる。

魅力的な人になるために(P123)

その日その日を誠心誠意、一生懸命に生きる。そういう人は周囲の人を自然と引きつける魅力を持つ。

自分ができることを全力でこなし、日々、後悔ないよう1日を過ごす。全力で生きていれば、魅力的な人になることができる。

真の商売はすべて世のため人のため(P171)

利益を追求することだけが商売ではない。商売っ気を抜きにして、真心と熱意を込めて仕事をする。そこに、真の繁栄がある。

感想など

先日読んだ『歴史の遺訓に学ぶ』という本でいかに松下幸之助が日本に影響を与えたかが書かれていて、えらく感動。

松下幸之助の思想に興味を持ち、読んでみることに。

働くこととはどんなことなのか。生きていく意味は何なのか。テーマは幅広く、二度三度、同じ文章を読み返すことしばしば。頭のなかで反芻し、その意味を考えてしまいます。

本書は若者に向けて書かれた本みたいですが、そんなこと関係なし。自分の生き方を見つめ直させてくれる言葉がたくさん。

特に印象的だったのは、札幌のメガネ屋さんの話。

「日本の代表人たる松下幸之助さんがそんな眼鏡をかけているのは日本のメガネ業界の恥だ。しっかりとした素晴らしいメガネをかけて欲しい」

という信念を持ち、そこに何の一点の曇った心なし。

つまりは、

「商売をすること。生きていくことは本当に利益だけではない。結局は人の道である」

そんな、生きていく上で大切な何かを思い出させてくれた本でした。

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