これからの社会はこんな風に変わっていく?『成功のための未来予報』を読む

成功のための未来予報 10年後の君は何をしているか (きずな出版)

これから、世の中はこんな風に変わっていく?

神田昌典著『成功のための未来予報 10年後の君は何をしているか』(きずな出版)の読書感想です。

内容について

カリスママーケッターとして知られる神田昌典さんの高校生向けの講演会を本にしたもの。

「これからの日本はこのように変わっていきますよ、だからこんなふうに考え方を自由にしていきましょう」という内容で、

・貨幣経済の仕組みが変化する。(「お金」の考え方が分かる。)

・会社という形態がなくなり、フリーエージェントが増える。

・国境がなくなり、世界がよりボーダレスになる。

など、「それは本当なの?」と驚いてしまうような、独創的な未来予想がまとめられています。

以下、本書の気になった内容の要約です。

「今」正しいことも未来ではどうなるか分からない(P15)

現実社会はつねに変化して動いている。今正しい考え方、今合理的な考え方が、未来では間違った考え方になり、不合理な考え方になることもある。

状況は変化し続けるのだから、世間や世の中の常識、正しいと言われている考え方を鵜呑みにせず、自分自身で答えを出す。試行錯誤をしつつ、自分で答えを選択していく。

自分にしか歩めない道を歩む(P20)

ラーメン屋や芸術家、大学教授、それに社長。それぞれの分野で成功した人は、熱心に勉強を続け、自分にしかできないことを追い求め続けた人々。自分しかできないことをやり続けた結果、彼らは自分の運命を切り開いた

今の時代は歴史の転換点(P31)

歴史が変わるということは、それまでの価値観がガラリと変わること。時代が変わる前は「良い」とされていたことが、時代が変わることによって、「悪い」ことになる。

今は、時代の転換期を迎えており、これから次の7つの変化が予想できる。

1・お金がなくなること。

2・会社がなくなること。

3・病気がなくなること。

4・国境がなくなること。

5・学校がなくなること。

6・貧困がなくなること。

7・制約がなくなること。

会社員という職業がなくなる可能性がある理由(P63)

これからの時代、会社が高収益を上げていくためには、肉体労働的な仕事ではなく、既存の商品に付加価値を加えられるような知的な労働が必要不可欠。

しかし、現在の会社の体制では、通勤や非効率的な会議やら、働く人がクリエイティブに労働するための環境が整っておらず、ムダが多い。

これからはネットインフラの整備が進むことによって、社員が場所や時間にとらわれない働き方が可能になる。仕事の進め方が変わり、クリエティブに仕事ができるようになる。結果として、働く人が会社に通勤する必要がなくなる。

労働者が自分を犠牲にする働き方は21世紀に不要(P83)

かつて、会社のために自分を殺し、家族や幸せを犠牲にした人々がたくさんいた。しかし、これからは、そのような働き方をする必要はない。会社は自分を成長させる乗り物であって、自分自身の責任で、どのように働くのかを決める。

医者任せの医療でいいのか(P95)

今の時代、医療には様々な選択肢がある。

たまたま通った病院の医師に自分の運命を託すような安易な選択はせず、病気になったことをきっかけに、自分がどんな生き方をのぞむのか、どんな医療を期待するのかを決め、自己責任で治療法を選択する。

医者に言われたまま、されるがまま医療を受ける必要はない。

人生の価値(P165)

学歴や職業が人生の価値を決めるのではない。自分への誇り、自分への信頼を持つことで、どんな逆境にも負けず進み続けることができる。そこで輝く自分と出会うことができる。これこそが人生の本当の価値。

感想など

『非常識な成功法則』や『春夏秋冬占い』など、神田さんの本は読者にエネルギーと斬新な視点を与えてくる本が多いですが、「お金がなくなる、会社がなくなる」など、今回の内容もぶっ飛んでいます。

この本を読んで、にわかには納得できない話はたくさんあるものの、働き方の変化や、貨幣経済に対する多くの人の不信感、世界情勢の不安定化など、「世の中が変わっていくだろうな」という匂いは、多くの人が実感していることだと思います。

確かに、今の時代の常識がこれからも続くことはなくて、何かが変わって、新しい常識が生まれるのだと思います。虚心坦懐、この本に書かれている予報を自分なりに咀嚼することで、より幅広い視点で世の中の変化を見ることができると思います。

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