お金持ちになる人はこんな人。『お金持ちの教科書』の読書感想

お金持ちの教科書

お金持ちになる人はどんな人?

加谷珪一著『お金持ちの教科書』(阪急コミュニケーションズ)の読書感想です。

この本について

企業オーナー相手に経営コンサルタントをして、様々なお金持ちと接してきたという著者によるお金持ち研究本。

お金持ちの行動原理や判断基準、投資についての考え方など、様々な角度からお金持ちの姿が考察されている本で、お金持ちの基本的な価値観が勉強できる一冊になっています。

こちらのブログが本のネタとなってるので、本を読む前にまずはブログからチェックしてみるといいかも。

以下、この本の気になった内容です。

富を得る人(P2)

お金持ちになる人、なる方法は千差万別。しかし、お金持ちになる人は独自の思考パターンと行動原理を持っている

お金持ちの基準(P46)

お金持ち=金融資産1億円を持つ人or年収3000万以上の人。

金融資産が1億円あれば、働かなくても運用で最低限の生活できる。年収ラインであれば、3000万円あれば、普段の生活で心配が生まれることはない。

年収1000万は実はきつい?(P52)

年収1000万の人は、収入が多い部類に入る。

しかし、実際にはお金持ちと言えるほど大きな収入額ではなく、思ったほど豊かな生活はできない。年収1000万は中途半端な立ち位置で、過剰な消費をしてしまうことも多く、お金に困ってしまう人も多い。

土地持ちのお金持ち(P65)

日本では、土地などの不動産でお金持ちになっている人々がいる。彼らの多くは年金生活者の高齢者であるため、土地を売らなくても生活ができる。だから、資産を保持しつつ生活することができる。

日本のお金持ち(P68)

日本のお金持ちの種類。

1・土地持ちの人

→先祖代々の土地を引き継いた土地持ちのお金持ち。必要に応じて土地を売るだけで生活できるので、余裕がある人が多い。ただし、土地の少ない人は、税金で苦しんでおり、案外生活は苦しい。

2・事業で成功した人

→事業を興して成功してお金持ちになったタイプ。いわゆる「成金」が多く、お金をたくさん使うため、栄枯盛衰が激しい。

3・コツコツ小金を貯めた人

公務員や大企業の社員など、安定した仕事に就き、コツコツとお金を貯金するタイプ。

自宅は親から相続し、仕事で稼いだお金を貯金にまわす内にお金持ちになった人が多い。ともかく堅実だが、ケチくさく「せこい」タイプのお金持ちが多い。

お金持ちのお金の使い方(P85)

お金持ちは、お金を使うときに自分の筋を通す

必要なのないもの、不要なものにはびた一文出さないが、必要なもの、好きなものには、金額がどうであれ、お金を払う。

チビ・デブ・ハゲは成功する!(P93)

抱えているコンプレックスが強ければ強いほど、それは行動を起こす強い動機になる。人からバカにされた恨みを見返したいと行動した結果、大金持ちになる人もいる。

それに、コンプレックスを持った人は、普通の人が気にしないことに敏感になる。言葉でも人を傷つける言葉などに敏感で、他者とは違う視点を持っている。それが、成功につながる。

ただ、コンプレックスの強い人は敵に回すと怖いので、注意すること。

人間誰しも、大なり小なりコンプレックスを持っているので、会話を通じて、その人の「逆鱗」をさぐる。かりにコンプレックスの影が見られない人間がいれば、その人は何かを隠している要注意人物。

お金持ちには独自のカンがある(P104)

お金持ちは人と違う行動をした結果、お金持ちになっている。

人違う行動をする背景には、独自の価値判断基準がある。いわゆる「カン」が研ぎ澄まされた人もいて、自分なりの考え方があり、それをもとに行動し、成功している。

妬みと嫉妬は成功の大敵(P151)

お金を儲けるにあたって邪魔になるのは嫉妬や妬みといった感情。

人に妬みを持つことで、自分に焦点が当たらなくなり、行動の幅を狭めてしまう。結果的にチャンスも少なくなり、成功の道が閉ざされてしまう。

株投資で儲かる銘柄は限られている(P185)

株式投資で成功した人は、特定銘柄に資金を集中投資して成功した人が多い。長期投資でお金持ちになった人はマレで、特定の銘柄に集中投資することで、チャンスをつかんでいる。

不動産投資はポリシーを持つこと(P188)

不動産に投資するなら、自分なりのルール決めを徹底し、ポリシーを持って投資すること。

・地域を限定する。

・ダメ物件をつかまないために物件を必ず自分でチェックする。

など、投資の際には決め事を決めておくことで、失敗を避けることができる。

お金持ちになりたいなら年配者の意見は無視していい(P195)

一般的に、年上の話を良く聞くことは大事。

しかし、お金に関しては、人のアドバイスを鵜呑みにしてはいけない。特に、年配者が語る「すべき論」は彼らの中で固定化された概念の1つに過ぎず、それを信じても、何のプラスもない。

年配者の話を聞くなら、自ら財を成した人の話のみを聞くこと。お金に縁のない人のアドバイスは、プラスになるどころか、むしろ有害。

貧乏人と付き合うこと(P200)

お金にネガティブな人と付き合うことの弊害は、メンタル面での悪影響と、取引の悪影響の2点にある。

お金がない人は後ろ向きで愚痴っぽい人が多いので、一緒にいてもポジティブになれない。また、現実的な問題として、お金のない人と取引すると、お金を支払ってもらえないリスクもある。

お金がない人ほど要求が高く、うるさく、提示報酬は少ない」という話があるように、お金がない人との取引は、面倒な割に儲けにならない。

お金を持っていない人と取引する場合は、

1・トラブルのリスク以上に利益率が高い

2・商品を販売するのが余裕

という条件を満たさない限り、やめておいた方がよい。

若いうちからお金を使って良いサービスを受けることのメリット(P207)

お金持ちになった人は、若いときから、お金を払って高額なものを買ったり、高級ホテルに泊まり、質の高いサービスを経験している。

質の高いサービスを経験することで、価格と品質の関係性が体感的に理解できる。この感覚が、お金を稼ぐ嗅覚につながっていく。

使われる側と使う側(P212)

世の中には、人を使う人と、人に使われる人の2種類の人がいる。

お金持ちになる人は、人を使うメンタリティを持っており、人生観や行動基準など、独自の価値観を持っている。自分でルールを決め、行動を起こしていく。そういう人が、お金持ちになる。

「好き」を仕事にして成功する人は量が違う(P234)

映画評論にしてもラーメン研究にしても、趣味を仕事にした人というのは、こなす量がアマチュアとは桁違い。生活のすべてを好きなことに捧げられるくらいでなければ、好きなことで成功などできない

お金を貯めたいなら不要な支出を減らすこと(P263)

人生の三大支出は家、自動車、保険。このなかでカットできるのは車。車は維持費だけでなく駐車代金など、様々な経費が発生する金食い虫。お金を節約するなら車から。

ローンで家を買うこと(P267)

住宅ローンで家を買う=住宅という資産を借金で購入すること。

借金は手元の現金を残して利子を払い支払いを延期する行為なので、ローンで家を買うなら、将来の見通しを計算して、損か得かを計算にかけてから、決断すべし。

闇雲にローンで家を買うのは自分の首をしめる結果になる。

まず300万円から(P274)

お金持ちを目指すにしろ、小金持ちを目指すにしろ、まず必要なのは元本。目標は300万円。300万あれば、チャンスが来たときに行動に移せる。大事なのは、準備をしておくこと。

感想など

270ページほどの本でしたが、読みやすく面白く、サクサク読了。

この本はお金持ちの分析が主な内容ですが、お金の使い方に筋を通すことや、必要なもの、良いサービスにはどんとお金を使うこと、ローンについて考え方など、私達一般人でも勉強になる話がたくさんあります。

お金を貯めれば貯金は増えますが、それだけではつまらないし面白くない。しかし、お金を無計画に使ってもダメ。たかがお金、されどお金。お金に困らない人生を送りたいものです。

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