婚活のリアルな実態を体験。
石神賢介著『婚活したらすごかった』(新潮社新書)の読書感想です。
この本について
40代のフリーライターである著者が急遽「結婚したい!」という気持ちに駆られて婚活スタート。その生々しい体験談を公開している本。
この本を読めば婚活でどのような女性と出会えるか。モテる必勝法は何なのか。そして婚活で結婚できるのか。
その真実が分かるかも?
以下、本書の読書メモです。
婚活のプロフィール(P16)
婚活で大切なのは身の程を知ること。
実際の自分よりも高すぎる自己評価は失笑の原因に。自分を極めて冷静に見て、適切なプロフィールを作成すること。
それが婚活の第一歩。
婚活でモテる男(P40)
婚活でモテる=高収入、大都市圏暮らし。海外駐在。理由は非常にわかりやすい。
逆に、いくらイケメンでも、低年収、田舎暮らしでは、婚活女性からの食いつきは悪い。この意味で、婚活女子が求める男性の基準は非常にシンプル。
婚活でモテたいなら、まずお金。住まいは東京や大阪。将来性が期待できること。ここをPRすれば良い。
男が女性に求めるもの(P41)
婚活中の男が特に弱いのは、癒し系の女性。つまり自分を癒やしてくれそうな性格で、ふくよかな体を持つ女性。
女性はお金、安定を求める一方、男は女性に、精神的、肉体的癒やしを求める傾向がある。
申し込みのコツ(P67)
気になる女性を見つけてメッセージを送信する。
ここでのコツは、相手のプロフィールのどこに魅力を感じたのか、そこを明確に伝えて申し込むこと。
メッセージを工夫することで、実際に女性と会える確率が驚くほどアップする。
婚活における地雷女性(P110)
婚活では、「なんでこんな美人の女性が婚活してるの?」という美人の女性ほど、案外地雷率が高い。
結局、美人が婚活しているのはそれなりの理由がある。
女性の容姿に目を惹かれて近づいていくと、そこで予想外の痛い地雷を踏んでしまう危険があることに留意すべし。
「相性」は軽視すべからず(P123)
男にとって、女性とのあの相性は特に重要。
年を取ると男は自然に元気が落ちてくるので、無理やり頑張らなければ奮起できない相手とは、うまくいかなくなってしまう。
あの関係を軽視して結婚重視。無理して結婚しても、子作りに苦労したり、将来いろいろ苦しくなる。
結婚相談所が向いている男 向いていない男(P141)
結婚相談所は婚活サイトに比べ高額傾向があり、そして、登録している女性が超安定思考の女性が多い。
すなわち、収入で安定していて、有名企業、もしくは公務員。そういう男でないと、お見合いしてもなかなかうまくいかない。
この意味で、フリーで働いている人。収入に波がある人。安定的な仕事をしていない人は、結婚相談所はコスパが悪すぎるので、おすすめできない。
感想など
タイトルに興味を惹かれ購入。読んでみましたが、いろいろおもしくて楽しい本でした。
別に婚活がしたいわけではないですが、いやほんとに、結婚するしないは別として、こういう世界もあるんだなぁ、と。
婚活女性の気を惹き方。出会った女性といろいろ楽しむ方法。地雷の避け方。
どこまでこの話が本当なのかは正直分かりませんが、婚活未経験の自分としては、その世界を垣間見れた気がして、単純に面白かったです。
婚活とはどんな世界なのか。そこにほんの少しでも興味をお持ちの方は、軽い気持ちで本書を読んでみると、いろいろ刺激を受けることができます。
「そろそろ自分も、結婚したい。出会いを探したい」
と思ったら、この本で婚活の世界を知るのも一興かもしれませんよ。