小説家の杜の都での暮らし。『仙台ぐらし』の読書感想

仙台ぐらし (集英社文庫)

『重力ピエロ』や『ゴールデンスランバー』の原作者として知られる作家の伊坂幸太郎さんのエッセイ集『仙台ぐらし』(集英社文庫)を読了。

小説家の人の作品を読むのも楽しいですが、肩凝らずに読めるエッセイ集もなかなか。ゆったりとした文章を楽しめるのは、なかなかの贅沢。

この本では、国分町のタクシーや店、作家として日々の雑感など、仙台での暮らしをテーマに、様々なまったりとしたエッセイが楽しめる内容になっています。

個人的に印象に残ったのは心配症の話。

・新幹線の指定席を予約したのに、そこに知らないおじさんが既に座っていてトラブルになるのを避けるために身を引いた話(P105)

・小説が映画化されて、その上映試写会でトイレに行きたくなったときどうしようと心配になった話(P126)

など、やっぱり小説を書く人というのは緻密で頭のキレがいいんだな、先の先まで考えているんだな、と思わず納得。

作家の暮らしぶりが伝わってくる、ゆったりとした本でした。

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