『起業して「3年以上続く人」と「ダメな人」の習慣』の読書感想。起業で成功する人はこんな特徴あり?

起業して成功する人の違いが分かる!

1000人以上の起業家支援をしてきたというコンサルタント、伊関純さんの本『起業して「3年以上続く人」と「ダメな人」の習慣』を読んだ感想です。

『起業して「3年以上続く人」と「ダメな人」の習慣』について

「いつかは一国一城の主に・・・」

と思いつつ、サラリーマンから抜け出せない人、起業してからも成功が続く人と失敗してしまう人はどんな人なのか。

その特徴を明らかにした本。

起業をお考え方の方は、自分がどちらのタイプなのか、要注目です。

以下、本書の内容と考察です。

成功する人は家族に起業の承認を得る(P24)

起業して成功する人は、奥さんに起業を認めてもらっているという話がのっていましたが、家族をいかに説得するか、家族に理解してもらうかは、とても重要な問題だと思います。

起業すれば、成功して収入が上がる可能性があると同時に、失敗して収入が減っていしまう可能性もあります。

また、事業主に収入は不安定になりますので、サラリーマンのように毎月安定した収入を得たいと考えるなら、避けた方がいい働き方です。

起業すればお金を稼がなければいけないプレッシャーや、独立して仕事することのストレスものしかかってきます。

当然、結婚して家族がいるなら、自分の挑戦を理解してもらい、支えてくれる家族の理解が必要です。

仮に、起業を家族に相談して、配偶者から「あなたには起業は向かない。◯◯だから」というように、明確な問題点を指摘されて反対されたら、もしかしたら起業はやめた方がいいかも。

本書によると、起業で成功する人は、起業を配偶者に相談したとき、問題なく賛成を得ている人がだそうです。

完全に準備ができていなくても始める(P44)

起業で成功する人は、起業を始める前に、期日を決め、そこから逆算してやることを決めているそうです。

そして、ある程度準備ができたらサクっと起業してしまうそう。

逆に、何もかも完全な条件が揃わないと起業しようとしない人は、結局いつまで経っても起業できないそう。

まぁ、完璧な条件で独立できることはまずないので、ある程度ビジネスの仕組みが構築できそうなら、「まずやってみる」のが大切なのかもしれません。

起業で上手くいく人は自分の得意を中心にして苦手なことは人に委せる(P62)

どんな人にも得手不得手があり、起業で成功する人は、自分の得意なことをビジネスの中心に据えるそうです。

そして、苦手な部分(例えば税金など)は専門家の力を借り、労力を軽減しようとするそうです。

逆に、起業で失敗する人は、何もかも自分でやろうとして、苦手な分野まで「完璧」にやろうとするそう。

まぁ、不得手を得手にするのは効率が悪いので、さっさと見切りをつけて得意な人にやってもらうのが一番かも。

上手くいく人はゲン担ぎや運勢に敏感(P74)

成功する起業家ほど、非科学的なもの、例えば風水や運勢、占いなど、「スピリチャルなもの」をバカにしないそう。

「成功するかどうか分からない、先が見えない日々のなか、心の拠り所を求めて占いにすがる」というより、運勢や縁起などの「感覚的なもの」に対する意識が違うそう。

確かに、運の善し悪しで結果が天と地もの差がでたり、ほんの少しの不運で、どん底に落ちてしまうこともあるのがビジネスの世界。

だからこそ、成功する起業家は、感覚的なものを大切にして、理屈だけで物事を考えないようにしているのかもしれません。

成功する起業家は目先の収益は気にしない(P116)

「何にお金をかけてかけないか」はビジネスの要。成功する起業家は、たとえ今損をしても、必要なものにはお金を払い続け、無収入を選ぶそう。

人、お店、どこにお金をかければいいかを判断し、仮にそれで自分の取り分がなくなっても、効果的なお金の使い方をするため、結局はのちに大きくなってお金が戻ってくるそう。

起業初年度から黒字を目指すのが人情ですが、仮に初年で損をしても、効果的な投資は惜しまないようにしたいものです。

上手くいく人はお客を選ぶ(P134)

一般的に、お客さんは多い方が儲かって仕事も上手くいくと考えれていますが、実際にはそう単純な話ではなさそう。

たくさんのお客さんが来るということは、それだけ多様なニーズを持ったお客さんがいるということ。

自分の提供するサービスが、どんなお客さんに一番価値を感じてもらえるかを想定して集客しておかないと、成約後に様々な問題が。

「どんなお客さんに自社製品を購入して欲しいか」を明確化しておくことで、仕事の価値も高められ、面倒なトラブルを避けることができるそう。

起業したら孤独を受け入れる(P182)

成功する起業家は、むやみに人と群れず、孤独な時間、一人で過ごす時間を大切にするそう。確かに、起業すると、すべて自分の責任。

誰も助けてくれませんし、結果はすべて起業家が負います。従業員がいても、社長となった起業家は、従業員と立場が違います。

従業員は会社がダメになっても転職すればOK。しかし社長はそうはいかないでしょう。

「自分の方針はこれでいいのか?商品は大丈夫か?宣伝方法は?」

このような悩みに、すべて答えを出し、決断する必要があります。

社長と言えど一人の人間。寂しさやビジネスの不安に負け、人にあれこれすがりたくなることも。

しかし、成功する起業家は、孤独から逃げず、一人の時間を受け入れ、大事にするそう。

不安などのネガティブな感情を上手く処理して、自由だけど孤独を楽しめるのが成功する人なのかもしれません。

上手くいく人は付き合う人を選ぶ(P208)

起業のために必要と思われがちなのが人脈作り。

そのための交流会やパーティーがたくさんありますが、実際、起業の成功にはそのような人脈作りパーティーは意味がないそうです。

なぜかというと、人脈作りパーティーに参加する人は、「すでに成功している人」ではなく、「これから成功したい人」だからです。

あれこれ利用されて、嫌な思いをする人も多いそうで、面倒な付き合いは自分のビジネスのクビをしめるそう。

付き合う人はきちんと選んだ方がよそうです。

感想など

私は起業家ではありませんが、一人のフリーランス(個人事業主)として、日々仕事に取り組んでいます。

そのなかで、

「どんな仕事を強化していけばいいか?」

「収入を安定させるにはどうすればいいか?」

など、答えのない疑問に日々悩まされます。

収入が不安定な恐怖もありますし、自由な反面、すべての責任を自分が負う必要があります。人からあれこれ言われない限り、上手くいかなければすべて自分のせい。

それが独立という道です。

「努力したから報われる」という世界でもなく、試行錯誤の日々。仕事のことは自分ひとりで考える必要があるので、孤独と言えばそうです。

起業関連の本は、「メリット」が強く強調される傾向にありますが、実際にはもっとネガティブな情報もチェックして、冷静に判断する問題です。

起業家の多くが3年で事業をたたんでしまう。この事実が、起業の難しさを物語っています。

「それでも起業したい、一人で仕事してお金を稼いでいきたい」という方に、この本が参考になると思います。

上手くいく人といかない人、成功と失敗という視点で、「これはしてはいけない」ということが勉強できますので、参考情報の1つとして、活用することができます。

上手くいく人はどうしているのか、どう振る舞っているのか、どんな考え方をしているのかを知るには、絶好の情報源です。

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