『将来、お金に困らないためにしておきたい17のこと』の読書感想 – お金と人生の関係を分かりやすく学ぶ本

将来、お金に困らないためにしておきたい17のこと (だいわ文庫)

お金のことを考えることは生きることについて考えること。

本田健著『将来、お金に困らないためにしておきたい17のこと』(大和書房)の読書感想です。

この本について

お金のことを長年研究してきたという著者によるお金論。

お金とどう向き合うか、将来のことまで考えてお金と付き合っていくにはどうすればいいか、アドバイスが満載。

お金のことについて、真剣に考えるきっかけになる本になっています。

以下、本書の読書メモです。

お金があれば気がつくこと(P21)

お金は人生の選択肢を増やすツール

人は、お金が原因で、手に入れるもの、住む場所、ライフスタイル、していは人生を制限されてしまっている。

お金は人生を豊かにするためのツール。お金と向き合うための第一歩は、お金がもたらすプラスの側面に目を向けることから始まる。

結局経済力が人生の自由度に(P26)

お金で幸せを買うことはできないし、幸福は保証されない。しかし、人生の自由は買うことができる。

お金があれば、嫌な仕事をせずに済むし、住みたいところへ住むことができる。場所も自由自在。

日本のどこでも、海外で暮らすこともできるし、家の規模、家具、周辺の環境、お金さえあれば、自由に選ぶことができる。

しかし、お金がないと、住む場所、人付き合いにかけるお金、ファッション、持ち物、人生のあらゆる場面で制限がかかってしまう。

この意味で、お金の状態が人生を決めてしまうという厳しい現実がある。

だからこそ、自分らしい人生、「こう生きたい!」と思う人生を生きるためには、お金という現実を抜きにしては理想の人生は語れない。

お金は人格増幅装置(P31)

お金が善になるか、悪になるかは、持っている人次第。

お金はその人の本質を拡大させる増幅装置。ケチがお金を持てば、ますますケチになる。良い人がお金を持てば、その人はますます良い人になる。

問題なのはお金ではない。持ち主本来の性格がお金の善悪を決める。

お金の「交換」という役割(P36)

お金の本質はエネルギーであり、お金のやり取りはエネルギーの交換。

お金というエネルギーを差し出すことで、変わりに様々ものを手に入れることができる。

両親とお金(P72)

両親のお金の付き合い方が子どもに遺伝する。

親の働き方、お金についての考え方を知れば、それが自分のお金観にどんな影響を与えているのかを知ることができる。

収入の質について理解する(P101)

世の中にはいろんなお金の稼ぎ方がある。

会社員のように、一定時間働いていてお金を稼ぐ方法もあるし、著作権収入のように、一度した仕事が一生の収入をもたらす稼ぎ方もある。

お金を稼ぐ上では収入の「質」を理解。お金がどのように入ってくるのか、その仕組を理解し、収入の質を高めていくことが大切。

時間給のように、どれだけ成果を出そうが「一時間いくらの収入」で、しなければ収入0円になる仕事ばかり続けていても、お金の問題は解決できない。

大切なのは、お金がどのように入ってくるのか、その流れ、仕組みを理解すること

究極的にお金の豊かさを目指すなら、権利収入や著作権収入、印税収入など、働かなくても入ってくる収入源を持つことを目指す。

お金は使わないと入ってこない(P111)

節約だけでお金持ちにはなれない。

将来お金で困らないためには、無駄使いしないことは大切だが、いかにお金を上手く使うかを考える必要がある。

お金は使わないと入ってこない。お金はループのようで、出すことでお金が入ってくる。

人付き合いや自己投資、仕事への投資にお金をケチって節約しても、長い目で見ればお金をムダにしていることと同じこと。

無駄遣いは抑えつつ、必要なものへは惜しまずお金を使う。

財布を変えればお金持ちになれるのか?(P144)

一時期、「長財布に変えれば年収が増える」的な本が流行ったが、その本質はお金への意識。

お金に対する意識を変えることであって、財布を変えたらから収入が増えるわけではない。

お金を増やしたければ投資が不可欠(P160)

お金を増やすためには上手くお金を使うことが大切。特に投資することは絶対必要。

自分への投資、人間関係への投資、ビジネスへの投資、株(企業)への投資。お金を出すことはある意味リスクだが、そのリスクを冒さない限り、豊かになることはできない。

やっぱり自分への投資は大切(P206)

人の才能は一定のエネルギーを投資しないと開花しない

本を読む、人と会う、旅にする、勉強会に参加する、経験を積むなど、一定のエネルギーを投資してこそ、その力が花開く。

自己投資にお金をケチって本を読まなかったり、旅行しなかったり、勉強に投資しなかったりすれば、確かにお金は貯まるが、それ以上の損をしている可能性がある。

人生の満足度を高めるためには、自分への投資を惜しまない。

したいこと、学びたいこと、経験したいこと、お金が許す範囲で、したいことはやるべし。やってきたこと、投資してきたことが、有形無形、様々な形で自分に帰ってくる。

この考え方は『しあわせのねだん』と通じるものがありますね。)

感想など

お金の考え方、付き合い方が分かりやすく書かれている本。

この本に書かれている「人生の自由度は経済力」という考え方はまさしくその通りで、人生のある程度の問題は解決できるのかもしれません。

まぁ、お金を持ったら持ったで、想定外の問題や厄介事がやってくるかもしれません(物事はプラスがあれば必ずそれ相応のマイナスが存在します)が、人生の自由度、選択肢の面では、お金は強い武器になるのは確かだと思います。

お金があれば嫌な仕事をせずに済みますし、住める場所の選択肢が広がって、着れる服、時計、趣味の楽器、食べれる物、いろんなことが変わってきます。この意味で、お金は人生の選択肢を広げるツールなのは間違いなさそうです。

したいことができる、必要なことをするためのお金は、ガンガン稼いで、すっきり使って世の中に回し、かついい人生経験を積みたいものです。

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