人生の昼下がりを迎える前にしておきたいこと。『30代にしておきたい17のこと』の読書感想

30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

人生の正午まであと少し、後悔しないためにすべきこととは。

本田健著『30代にしておきたい17のこと』(だいわ文庫)の読書感想です。

この本について

10代20代、希望を抱き試行錯誤。

人生の方向性がほとんど決まってくる30代の10年間。この10年間をどう過ごすのかが人生のカギに。

30代のうちにしておくと良いこと、人生で後悔しないために知っておきたいことなどがまとめられた内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

30代という年代(P6)

自分の可能性を幻想を持つのが10代。自分の可能性を試しながら試行錯誤、苦しむのが20代。30代は、希望と絶望の狭間にいる世代。

人生でやりたいことへの希望を持ちつつ、目の前には、仕事や家族、恋愛、様々な現実的な問題が目の前に迫ってくるのが30代

30代は人生の基盤作りのとき(P23)

30代は、結婚、仕事、家、人生で大きな選択を迫られる時期。

30代の頃、どんなパートナーと付き合うのかor一緒になるのか、どんな仕事をするのか、家を買うのかor買わないのかは、人生の行く先を決めてしまう大きな問題。

この時期の決断が、40代以降、残りの人生に影響を与えてくる。この意味で、自分の人生の可能性を試すことや人生を変えられるのは30代まで

自分を知るために家族のルーツを知る(P94)

自分のことは案外自分でも分からないもの。しかし、親を見れば、自分のことが見えてくる。

親のイヤなところは、だいたい自分が持っているところ。親はユング心理学でいうところのシャドー(影)。

「こうはなりたくない、でも自分にもそういう側面がある」という姿を見せてくれる存在。

運の波を把握せよ(P110)

人生には波があり、運にも周期がある。

良いときと悪いときがあって、流れに応じて、頑張ったり頑張らないことが必要。運の周期に気付いて、行動を自己管理することが大切。

30代以降は依存体質の人との付き合いは避ける(P146)

人生で大切なのは人間関係。どんな人と関わって、一緒に過ごすかは、とても大切な問題。

注意点として、仕事上のパートナーを選ぶときは「0.9の人」を選ばないこと。

「0.9の人」は、自分で何かしようとせず、人が何かするのを待っている依存系の人。短期的には影響は小さいが、付き合っていくうち、自分まで下がってきてしまうので注意が必要。

感想など

30代のための人生論。

30代というと、40代、人生の正午を迎える前の最後の10年。

10代20代、「自分の人生はこんな可能性があるのかも!」と期待を抱いているのが、30代になると、現実的な問題と直面せざるをえなくなってきます。

今の仕事を続けていくのか、どの街で暮らすのか、家を買うのか賃貸なのか、彼女と結婚するのかしないのか、現実対処をしつつ、「こっちがベストだ!」と思ったことを選択。

このような選択が40代に影響。そこからは、可能性を試すよりも現状優先。

「得るもの」よりも「守るもの」の方が多くなってきます。

そのことを考えると、楽観的な私でも、「人生の可能性を試せるのは30代までなんだろうな」とおぼろげに感じています。

自分の可能性を試せる最後の10年を経て40代に。そこからは、それまでの人生で得てきたものを基盤に行動。

人生の大枠、方向性がガッチリ決まってしまっていて、自分の意志だけで好き勝手行動するのは難しいのかもしれません。

結婚して家庭があったり、家を持っていたら、なおさら。リスキーな行動を取るのは難しいのかもしれません。

だからこそ、30代という10年は自分の可能性を試せる最後の10年になるかも。

しない後悔よりもする後悔、30代ならまだ、失敗してもリカバー可能なはず。しておきたいことをリストアップ、積極的に行動していきたい。そんな気持ちになった本でした。

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