天才的批評家の読書術について。小林秀雄著『読書について』の感想

読書について

文芸批評で有名な故小林秀雄さんの読書論がまとめられている本、『読書について』(中央公論新社)を読んだ感想です。

読書論中心の本で、読書の方法から作家志望の人へのアドバイスなど、内容は多岐に渡っています。

そもそも読書とは何か、楽しみ方、鑑賞方法、読書をするときの工夫など、文芸批判の天才が、どのように読書をしてきたのかが、読書の精神が分かりやすくまとめられています。

個人的に印象に残ったのは、多読についての話です。

本の冒頭、「複数の本を乱読、同時並行で読んでいた。乱読がダメだという人がいるが、読書の最初の技術は、いろんな本をむさぼるように読むことだ。」ということが書かれているのですが、天才的な批評家の根本にあるのは、知識への欲求と読書量にあるように思いました。

知識を求め、本を読む。これが、読書の本質で、あれこれテクニックを求めるより、まずは知識に対する欲求を高めることが重要なのかもしれません。

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