『人生の教科書「人間関係」』の読書感想 – 人生を生き抜くために不可欠な「自分ネットワーク」を作る方法

「人生の豊かさ」を測るとき、人間関係の豊かさは確実に指標の一つになると思う。

藤原和博著『人生の教科書「人間関係」』(ちくま文庫)の読書感想です。

この本について

リクルート出身、「民間人校長」として知られる藤原和博さんの人間関係論。

人生で一生ついてまわる人間関係。

この本では、人間関係の築き方から自分の印象を残す方法、人付き合いの注意点など、人間関係を豊かにするための「人間関係のコツ」が満載の内容となっています。

以下、本書の読書メモです。

個人の人生の豊かさを測る基準(P11)

人生の豊かさ=人、金、もの、情報、時間。

自分ネットワークを作る(P22)

本当の意味がある人間関係、自分ネットワークを作るためには、表面的な人間関係から抜け出し、より踏み込んだ人間関係を築く必要がある。

人間関係を築く第一歩は、出会ったときに互いのキャラクターを理解し、印象に残ること。出会ったときに印象に残らなければ、それ以上の発展はない。

相手の印象に残るためには、まず「お、この人は自分をよく見てくれているな?」という印象を与えること。そのために、相手が話したいこと、興味を持っていることを問いかけ、会話を深めていく。

相手が興味を持っていること、自信を持っていること、気になっていること。相手のニーズを理解して満たすことが人間関係を築くコツ

素の自分で人と付き合う(P32)

肩書の付き合いは所詮肩書の付き合い。個人が絆をつなぐ深い関係には発展しない。

肩書、名刺、そんなもの関係なく、「一人の人間」として付き合える人間関係の構築を目指すことが大切。

合わない人は合わない(P68)

人間関係では、「どうしてもこの人は無理!」という関係がある。

そういう場合は無理しないこと。合わない人、縁がない人とは上手くいかないのが人間関係。ときに割り切りも必要。

マイナス経験が絆を深める(P80)

「この人だ!」という人とは、自分のマイナス経験を共有する。失敗したこと、挫折したこと、そんな深い話が、人との絆を深める。

話は聴く、その姿勢を態度で示す(P104)

人が話をしているときは、「私はあなたの話を聞いていますよ」ということを、態度で示す。

相づちを打たない、視線を合わせない、そんな態度では、「この人、私の話をきちんと聞いているのか?」と不安にさせてしまう。

人間関係のコツ(P124)

人間関係を上手くやる5つのコツ。

1・人間に関心を持つ。他人に関心がなければ、良い人間関係を築くことはできない。

2・強みだけでなく、弱みで人とつながる。短所や弱さでつながる、そういう関係は深くつながれる。

3・ある人との共通点を大切にする。人との共通点を生かす。

4・人に教わる姿勢を持ち続ける。「俺が教えてやる」など、人に対しての上から目線はNG。自分が話すより人の話を聞くこと

5・相手の言葉、相手の視線を大切にする。

感想など

人間関係という人生を豊かにするために必要なスキルについて、分かりやすく勉強できる本。

いつでもどこでもついてまわるのが人間関係。

だからこそ、人間関係のコツを習得することは、お金稼ぎや処世術以上、人生の豊かさに関係するスキルになります。

身近な人、新しく出会う人、普段関わる人と良い関係が築けることは、それは千金以上の価値がある素晴らしいもの。

結局、人生では自分一人の満足度はたかが知れていて、人と共有することによって、豊かさが増えていきます。

悪い人間関係は人生を不幸にするので、世の中全ての人と上手くやっていく方法を身につける必要はないかもしれませんが、

「この人と親しくなりたい!」

「関係を深めたい!」

という人とは良い関係を築きたいもの。

人は人で悩み幸せになる、だからこそ、最低限、人間関係のコツを習得しておきたいものです。

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