『生き方の原則』の読書感想 – お金の神様が教える生きる極意

生き方の原則 (光文社知恵の森文庫)

人生で後悔しないための基本原則を学ぶ。

邱永漢著『生き方の原則』(知恵の森文庫)の読書感想です。

この本について

台湾のお金儲けの神様として知られる邱永漢さんの人生訓が語られている本。

人生とはそもそもどんなものなのか、成功するためには何を大切にして何をあきらめるのか。人生で納得するための生き方の原理原則を学ぶことができます。

以下、本書の読書メモです。

お金儲けについて(P18)

お金儲けの上手な人=お金が儲かる商売を見つけるのが上手な人。「お金を儲けたい」と思ったら、努力するよりもまず、お金が儲かる商売を探すこと。

上手くいく仕事(P24)

世の中には構造上、最初から上手くいく仕事とそうでない仕事がある。

いい仕事に就けば、努力しまくらなくても、比較的かんたんに上手くいく。しかし、上手くいかない仕事は、いくら努力しても、努力のわりには得られるものが少ない。

大切なのは、上手くいく仕事を見極めること。お客の方から「売ってくれ!」と駆け寄ってくる仕事をすること。

人生の面白さ(P29)

人生は自分が願ったとおり、夢見たとおりのものにはならない。

目の前の道を歩き、そこでふと決めたことや、偶然起こった出来事によって思いもよらぬ人生へと導かれていく。そこが人生の面白いところ。

貴人を探す(P30)

人生においては自分に運を与えて成功のきっかけをくれる人がいる。その人のことを中国では貴人と呼ぶ。

運をつかむためには貴人との出会いは必要不可欠。そして、貴人は自ら探し求めることで、出会うことができる。

人生お金じゃないけれど(P42)

世の中お金で買えないものはあるけれど、基本的にお金さえあれば、ほとんどのものは手に入る。

それくらい、生きていく上でお金は大きな役割を果たす存在。だからお金を軽視してはいけない。お金をバカにするものはお金からバカにされる。

努力バンザイを疑う(P54)

精神的な根性論は危険。

高度経済成長時代のように、努力すればするほど結果が出る時代は努力バンザイでもOKだったが、今は時代が違う。努力しても上手くいかないことが起こる時代になってきた。

だからこそ、何が上手く行って何が上手くいかないのか、どこで努力してどこで努力しないのか、頭を使ってしっかり考えること。

出世する人、出世しない人(P60)

出世する人=人にご飯をごちそうする回数が多い人。出世しない人=人に食事をごちそうしない人。

人と食事をすることは、人間関係を作っていくこと。人間関係を作れる人は、出世できる。

贈り物の極意(P86)

人にプレゼントするときは、二流の時計より一流のスリッパ。つまり日用品のなかの最高級品をプレゼントする。

例)1万円のスリッパ、最高級の梅干しや味噌、最高級の醤油など

成功したときにこそ言いたい一言(P98)

成功したときにダメなのは「自分は努力した」とか人前で自慢すること。それでは嫉妬の対象となり足を引っ張られる。

どれだけ頑張って成功をつかんだとしても、「自分は努力したんだ」と言うのではなく、「運が良かったんですよ」と謙虚に振る舞っておく。

嫉妬によるトラブルを避けるためには、人の気持ちに配慮することが大切。

お金と器(P116)

人にはそれぞれお金の器がある。

お金の器とはお金を扱える力であり、自分の器以上のお金を扱うことはできない。器以上のお金を手に入れると、むしろ不幸になる。

宝くじなど偶然の力で大金を手に入れた人の多くがその後に不幸になるのは、お金の器が理由。

ちなみに、お金の器は品性とは関係ない。だから、お金持ちでも品性に欠ける人もいるし、お金がなくても品性がある人もいる。

成功する人と成功しない人(P146)

成功する人と成功しない人の決定的違いは行動力。

成功する人は学んだこと、人から聞いたことをすぐに実行に移すが、成功しない人は、本を読んだりセミナーに参加して新しいことを学んでも、それを実行しようとしない。

成功したければ、学んだこと、「ピン!」ときたことはすぐに実践していく。行動する人になることが、成功する人になる道。

ピンチのときの6か条(P201)

人生で逆境が襲ってきたときに頭に入れておきたい6か条。

1・失ったものに執着しない。

2・家族と協力して当座の生活資金を手に入れる。

3・裸一貫になってしまった証拠を債権者に見せる。

4・自分の年齢や体力、性格、能力を考慮して将来を考える。

5・お金だけで物事を考えない。

6・病気上がりと考え、精神的な休養をとる。

人生とは(P210)

人間の人生は適応の連続。環境に応じて自分を適応させて生きていく、それが人生。

良いときもあるし悪いときもありで、人生は起伏があるのが当然。起伏に応じて自分を適応させ、その都度その都度、最善を尽くしていけばいい。

そして、夜しっかり眠ること。

感想など

古本屋巡りで出会った一冊。

邱永漢さんの本は以前にも読んだことがありますが、この本は生き方、お金の現実的な話が多くて、気がつけばかなりのページをメモすることになってしまいました。

とくに、贈答の話やお金と器の話、ピンチのときの6か条とか、実践的&現実的な話が多く、今すぐにでも取り入れたい話が満載。

人生を良くする方法はいろいろあるを実感できる一冊です。

本はこちら