これが巨匠の最後の作品。DVD版『風立ちぬ』を観る

ヨドバシカメラで予約していたジブリの『風立ちぬ』のDVDが到着。

『風立ちぬ』のDVDジャケット

この映画は、2013年に映画館で観てとても感動したので、DVDをぜひとも手に入れたいと思っていました。

ヨドバシで予約しておいたので発売日はすっかり忘れていたのですが、今日見事、DVDを手に入れることができました。

届いたDVDは、本編+特典版の2枚セットに。1枚目は本編、もう1枚は特典という具合です。

ディスク

2枚目の特典ですが、

・絵コンテ(本編)

・予告やTVスポット

・「ひこうき雲」のミュージッククリップ(ユーミンの曲解説あり)

・お知らせ(「夢と狂気の王国」のDVDの予告編や、ほかのギブリ作品の宣伝など)

という内容になっています。映画を見終わったあとも、絵コンテを観ることで、より深く、『風立ちぬ』の世界を味わうことができます。

本編について

映画館でこの映画を観たときもそうなのですが、映画の世界への没入感が半端ないです。

私は戦前の日本、昭和の空気を知らない人間ですが、この映画を見ると、まるで戦前の昭和の世界に入り込んでしまったような変な感覚を覚え、鳥肌が立ちます。

それだけでなく、ヒロインの菜穂子が絵を書いている場面、風が吹雪いて白い日傘が飛ぶシーンや、二郎と菜穂子が再会する泉のシーンなど、心を揺さぶられるシーンも多い。

特に、二郎と菜穂子が上司の黒川の家で結婚、菜穂子が着物を着て歩くシーンは、まるでこの世のものとは思えないほど、幻想的で美しい。

映画自体、特に盛り上がりもなく、淡々と静かに進んでいく映画で、盛り上がりはないのですが、どこか心に引っかかるというか、映画のシーンを一人思い出してしまうような、余韻が強くあります。

出会いから別れが運命づけられている二郎と菜穂子。二人の時間は短いですが、それでも仕事こそ男の道と二郎を立てる菜穂子、結末は分かっているのですが、涙腺が緩んで仕方ありません。

「生きていくこと」というのがこの映画のテーマの1つだと思いますが、健気で真っ直ぐな二郎と菜穂子の生き様に感動してしまいます。

時代は激しく変わりゆく、そのなかでも生きねばならない。そんなことを、映画を観終わったあと、一人で考えてしまいました。

蛇足など

余談ですが、このDVDには英語版の音声がついているのですが、その声優陣がスゴイ!

『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラント(菜穂子、日本版は瀧本美織)、『Shall We Dance』のスタンリー・トゥッチ(カプローニ、日本版は野村萬斎)、『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッド(平社員の男、日本版はクレジットなし)など、時ハリウッドの有名俳優が声優をしています。

英語版で一度観てみたのですが、映画自体の印象がガラリと変わります。英語版のジブリ映画も、日本語版とは一味違って面白いなと思いました。

DVDの購入はこちら

風立ちぬ [DVD]

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