『こんな女房に誰がした?きみまろ人生劇場』の読書感想 – 中高年のアイドルが語る自分らしい人生を生きるコツ

こんな女房に誰がした? きみまろ人生劇場 (PHP文庫)

結婚して30年、女房の三段腹を見ても幸せを感じる秘訣とは。

綾小路きみまろ著『こんな女房に誰がした?きみまろ人生劇場』(PHP文庫)の読書感想です。

この本について

毒舌系(?)漫談師として活躍する綾小路きみまろさんの本。

この本では結婚における男女の心得をはじめ、綾小路きみまろさんが漫談師として成功するまでの人生など、「え、そうだったんだ」という話が満載。

山あり谷ありの人生を生きていくためのヒントが見つかるかも。

以下、本書の読書メモです。

男の心得(P23)

仕事を引退して人生が詰みやすいのは男。

男は仕事以外の人間関係を作ろうとしないので、退職=ただの人となり、それまでの人間関係が途絶えてしまう。それは、どれだけ出世しようと同じこと。

男がすべきなのは、仕事だけでなく、趣味の集まりや地域、いろんな場所へ顔を出し、家族、仕事以外の人間関係を自分で開拓しておくこと。

「出世して退職金ももらった、もらえないのは女房からの感謝の言葉」と退職後愚痴らないよう、自分でいろんな人間関係を開拓すべし。

こんな女を嫁にせよ(P27)

男にとって妻を選ぶことはとても大切。

妻選びで大切なのは、外見よりも女の性格や習慣。

容姿に関しては男女問わず、時間とともに劣化する。とくに女性は「溢れる美貌にこぼれる脂肪」と容貌の賞味期限が非常に短い。外見だけ見て女を嫁にしても、それはすぐ価値を失う。

それに、女は子どもができると、優先事項が子ども第一になり、男の扱いは軽くなる。「男はいつまでも他人」という女もいるので、そこは見分けが大切。

だからこそ、男が妻を選ぶ場合は自分の精神的な感覚を大切にする。

側にいても邪魔に感じない、口うるさく言わない、そして料理が上手く安心感や安定感がある。そんな女を妻にすると良い。

とくに料理ができる女は良い。上手い料理は心身の満足感アップになる。妻の作るご飯を食べるため、家にも帰りたくなる。

肩書は無意味(P74)

世の中にはやたら、「俺は社長なんだ」「○○会社の社員なんだ」と肩書を誇示する人がいるが、そういう行為は無意味で有害。

どんな人であれ、仕事をやめたらただの人。肩書を失ってしまえば、一瞬で価値を失い、「なぜ皆が自分に丁重だったか」を実感する。

大切なのは、肩書なんて気にせず、本音で生きること。自分の思うこと感じることを大切にすること。そうすれば、肩書関係なく、本音で付き合える人と付き合える。

苦難は平等にやってくる(P104)

人生、どんな人にも「かんべんしてくれぇ」という問題がやってくる。それは、その人のレベルに応じた、適切なレベルの問題。

問題を避けることができず、逃げてもダメ。唯一の正解はそれと向き合うこと。それによって、人は成長していく。

感想など

テレビで見る漫談ライブと同じく、笑いながらページをめくってしまう本。

毒舌ネタが多いですが、なぜか嫌味がない不思議な本で、難しい人生の話も、肩が凝らず、自然に「うんうん、そうなんだなぁ」と納得できるようになっています。この語り口はスゴイ!

ところで、この本で初めて知りましたが、綾小路きみまろさんってかなり下積みが長いんですね。

キャバレーで働いてそこからコツコツ下積み、熟年夫婦の毒舌漫談師として成功するまで結構時間がかかっているようです(この本では成功するまでの様々な苦労が書かれています)。

今ではテレビに講演に本に、いろんなところで活躍されていますが、長い下積みを経験したからこそ、見えてくることがあるのかも。

人生いろいろ、生き方いろいろ。「これは!」と思うことは、最後まで信念を貫いて、やりぬきたいものです。

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こんな女房に誰がした? きみまろ人生劇場 (PHP文庫)