『鍵泥棒のメソッド』の感想 – 人生が入れ替わった男たちの暮らしが笑えるラブコメの傑作

鍵泥棒のメソッド [DVD]

記憶を失った男、でも本来の性格は変わらない。

堺雅人、広末涼子、香川照之主演『鍵泥棒のメソッド』(2012年)の感想です。

あらすじ

売れない貧乏役者の桜井武史(堺雅人)は進退窮まり、困窮した生活を送っていた。

そんなある日、桜井は馴染みの銭湯へ。そこに、スーツ姿のバリっとした男、山崎信一郎(香川照之)が入ってくる。

山崎が風呂場へ入ったとき、タイミングよく石鹸が山崎の足元へ。山崎は頭から倒れ、意識を失ってしまうが・・・。

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感想など

抱腹の連続、最高に面白いラブコメディ(?)映画。

売れない貧乏役者の桜井、かたや神経質、仕事が「異様に」丁寧で細かい便利屋の山崎。

桜井が山崎の記憶喪失をきっかけに桜井に乗り変わって、二人の生活が入れ替わることで、物語が進んでいきます。

ボロアパートに暮らす貧乏役者の桜井は裏の仕事を引き受ける便利屋の山崎に。高級マンションに暮らす便利の山崎は役者の桜井になって、生活を送っていくことになるのですが、自分のことを桜井と思い込んだ山崎の姿は最高に笑えます。

スーツ姿でバリっとしていた山崎が桜井の服(チェックのシャツ+ジーパン)を着て登場、このシーンでも相当爆笑ですが、面白いのはその後。

何事も丁寧、きれい好きで神経質な気質を桜井になっても発揮、汚く汚れた桜井のボロアパートの部屋を綺麗に整頓。綺麗に片付け何事も几帳面。挙句俳優として異様なくらい研究熱心で読書までスタート。

俳優としてかなり成長して、自分の正体を思い出したあとも、元役者の桜井に本気の演技指導。こういう演出は本当に笑ってしまいます。

(一方、山崎になりきったダメ役者の桜井は山崎の綺麗な高級マンションに住むことになりますが、何事もいい加減。最初綺麗だった部屋が、だんだんと雑に汚くなっています。)

本来の話である桜井になった山崎と広末涼子さん演じる34歳の独身美女の水嶋香苗のラブストーリーも良いです。

「結婚する予定」と結婚を焦る水嶋が本気で山崎に惚れていくさまは、見ていてほんわかします。水嶋の親父さんのビデオのシーンには、それまでの笑いのシーンが一転、しんみりしてしまいます。

笑いあり、静かな恋愛あり、最後は希望を感じるハッピーエンド。最高に面白い映画でした。内田監督の他の映画も観てみようかな。

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