『鈍感力』の読書感想 – 鈍さこそが人生を救う!?

鈍感力 (集英社文庫)

人生の荒波で揺さぶられないために役立つこんな考え方。

渡辺淳一著『鈍感力』(集英社)の読書感想です。

この本について

生きていくために必要な「鈍感さ」をテーマにした本。

こだわることとスルーすること、何事も繊細になりすぎず、嫌なことはサッパリ忘れて過ごしていくことの大切さに気がつく内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

成功する人が持つ鈍感力(P9)

どんな世界でも、人生で成功をおさめる人は、才能だけでなく、鈍感力を持っている。

成功するためには、叱られてもへこたれない、苦難があっても気にし過ぎない良い意味での鈍さ、鈍感力が必要。

才能だけでは上手くいかない(P16)

人の言葉、失敗、嫌なこと、それらに敏感すぎては、どんな才能がある人でも心が折れてしまう。

適度に鈍感であること、嫌なことをスルーできる鈍さがないと、才能があってもそれが開花することはない

人生、成功するかしないかは、才能だけで決まるのではなく、運が絡んでくる。だからこそ、思うようにいかないとき、鈍感力を発揮して、やり過ごすことが大切。

他人の嫌味はスルーせよ(P30)

何かあってもくよくよせず、他人の嫌なことを言われてもスッキリ忘れる。

長い人生、このスルーする力が役に立つ。良い意味での鈍さが、人間関係、実社会を生き抜くための必須スキルになる。

迷ったら前へ進む(P81)

才能があるか、成功できるかどうかなんて誰にも分からない。

人生上手くいくかどうか、あれこれ考えても仕方ない。自信がなくてもいいので、とりあえず前進する。

才能について(P89)

才能=あるなしではなく、引き出されたか引き出されないか

才能がある人は、しかるべきとき、しかるべき方法で才能が引き出された人のこと。才能がある人の周りには、それを引き出してくれる人が必ずいる。

男の嫉妬と女の嫉妬(P171)

男の嫉妬は主に仕事や会社での地位、収入など力関係に関するもの。女の嫉妬は男女関係など、人間関係による嫉妬が中心。

嫉妬されたとき(P174)

嫉妬され、中傷され、足を引っ張られているときの考え方。

まず最初に知っておきたいのは、嫉妬される人>嫉妬する人。嫉妬する人の方が、嫉妬される人よりも不幸であるという基本を理解する。

嫉妬する人はされる人よりも状況が良くない。だから妬み、中傷してしまう。そのことを理解しておくと嫉妬する人に寛大になれる。

感想など

鈍さのポジティブな側面が理解できる本。

何事も過ぎたるは及ばざるが如し、繊細過ぎること、敏感過ぎては、世の中の重圧に心がペシッとへし折れてしまいます。

そこで、「これはどうでもいい、スルーしよう」というような鈍感力を持ち、敏感になること、鈍感になること、感性(感覚?)を使い分け、自分に不要なストレスをかけないことが大切なのかもしれません。

まぁ、何でも気にしすぎていたらダメですよね。何事も程々、大らかさ、良い意味でのアバウトさを持ちたいものです。

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