「読書にはどんな意味があるの?」と思ったら読む本、『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える』の読書感想です。
内容について
「読書するとこんな人間になる。読書すればこんなふうに成長できる!」的な、読書による自己啓発的内容。いわば若者向けの読書のススメ&本との付き合い方が書かれている本です。
では、本を読めばどんなメリットがあって、どんな効果があるのか?
・本を読むと精神的にタフになる
・本を読むことで自頭が良くなって、いろんなことが効率的にできるようになる。
・残業しないで本を読むと給料が増える
・本を読む人は年をとっても顔が崩れない
このような感じで、「読書すると良いことあるよ!」的な内容が中心。
ほかは、読書関連のネタ、本の選び方などが書かれています。
・会社のお偉いさんはベストセラーを読む
・本は好きなジャンルでOK
・二回立ち読みしたい本は買え!
という感じで、「読書ってどうなの?」という方は、参考になる本になっています。
感想など
「僕は1年で◯◯冊の本を読んでるんだよ!」
「本を読まない人は成長しないよね!」
こんなことを言う人が自己顕示欲の強い読書家の方にいますが、読書の良さは、人との比較や優劣を誇示するものではなくて、自己内省的なものだと感じています。
私は、「読書=人の経験から学ぶ」と考えていて、自分だけの体験では経験できないことを、活字から仮想体験するものだと思っています。
学ぶことは実際自分が経験したことに比べて学習効果は低いかもしれませんが、それでも、人生で体験できることには限りがあります。
だからこそ、人様の考え、経験から勉強させてもらって、自分の視野を広げるきっかけにしていきたいと思います。
読書に実利を求めるのも人情ですが、新しいことを学ぶ、自分が経験していないことを、本によって学ぶこと。これは単純に楽しいことです。
読書をすることで、あれこれ考え、実際の自分の人生で体験することをよりよく対処していくための知識にすることもできます。
そして、新しいことを学び、新しい発想をするための土台にすることもできます。
ただ、本の良さは、やはりきっかけというか、「本を読んで救われた」的な体験が一番だと思います。
そのために、まずは本を読んでみて、「これいいね!」というような体験を積むのが重要ではないでしょうか。