『人事はどこまで知っているのか』の読書感想 – 組織で評価される人とされない人はここで分かる

人事はどこまで知っているのか (セオリーブックス)

「なぜあいつが出世するのか?」と疑問に思ったら人事の考え方を知るのがおすすめ。

『人事はどこまで知っているのか』の読書感想です。

この本について

人事部とはどんなところなのか、評価対象はどうなっているのか、出世する人はどんな人なのか、人事部の視点から会社を見る本。

出世できるかできないかは、人事の評価次第。この本を読んで人事部のことを知れば、出世できずに冷や飯を食わなくて済むかも。

以下、本書の読書メモです。

サラリーマン生活は30歳までに運命が決まる(P13)

入社後、社員は30歳までに出世コースに乗るかどうかを選別される

会社の舵取りを任せられる人材(出世コース)か上の指示を受けるコマタイプの人材(出世しないコース)なのか、人事部からシビアに観察されている。

人事の考え方として、30歳までに芽が出ない人間は将来化ける可能性がないと判断、その人は出世コースから外れてしまう。30歳までにその会社で上手くいかない場合、そこで出世できる可能性は極めて低い。

出世する人は能力+人脈力+教養力(P18)

出世する人は仕事ができて当たり前。ただし、仕事ができるだけではいけない。幅広い人脈や教養など、人間としての幅の広さを要求される。

泥をかぶる人間が評価される(P22)

人がやりたがらない仕事をする人間は評価される。誰もしないことをコツコツ、きちんとやれば、それを見ている人が必ずいる。

部下を育てない上司(P31)

企業の強さは人材力。長い時間をかけて人を育て、成長させていく企業は強い。

しかし、なかには人材育成をおろそかにし、社員を育てない保身的な上司がおり、そのような上司が企業に停滞をもたらす原因になっている。

部下を育てない上司は、会社の未来よりも自己保身に関心があるため、人事部によって、監視の対象となっている。

有能な社員を引き上げられる会社は成長する(P50)

企業の成長に重要なのは、できる人を能力にふさわしい地位まで引き上げること。できる人をきちんと処遇していれば、会社で問題が起きることもないし、業績も伸びていく。

人事に好き嫌い要素はある(P68)

企業の採用担当者の本音。就活は人事担当者の好き嫌いで採用を決められている一面がある

就活においては、人事担当者は、面接に来る学生を少なからず好き嫌いで判断し、採用するかしないかを決めている。最終的に採用されるかされないかは、人事担当者とフィーリングが合うかどうかが重要。

メールで相手が仕事ができるかできないかが分かる(P112)

仕事ができる人は、メールを相手視点で考え、文章を作成し、相手への配慮がある。レスポンスも速い。

仕事ができない人は、メールの返信が遅く、仕事相手への配慮が足らない。そのため不信を持たれてしまう。

感想など

人事部の人を集めてインタビュー、それをまとめた本。

ネチョネチョした、ダークな話、本音の話が少ないのが若干不満でしたが、人事部とは何なのか、評価はどのようにしているのか、おおよそのイメージが分かります。

組織で評価されることはやる気や生きがいにもなるので、そこに属する以上は、高い評価を得たいものですが、評価は人にされるため、思うようにいかないことも。

そんなときは、人事部の人間がどんな人なのかを知っておくことで、評価されていない理由が分かるかもしれません。会社員の世渡り入門本にオススメ。

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