『人間の縁(えにし)』の読書感想 – なぜ巡り合うのかを、私たちは何も知らないけれど

人間の縁(えにし)―浅田次郎の幸福論

会うべき縁に出会うこと、それを人は仕合せと呼ぶ。

浅田次郎著『人間の縁(えにし)』(海竜社)の読書感想です。

この本について

作家浅田次郎さんの名言集。

浅田作品のなかから名言を抜粋、人生、信頼、師、愛、感謝などのテーマごと、心に響く様々な名言を味わうことができます。

個人的に浅田作品は読んだことがなく、映画でしか知りません(「椿山課長の七日間」とか)が、情というか人間的というか、心にすっと染み入ってくる言葉が多いです。

これとかいいですね。

・P94

「苦悩させられるのではなく、苦悩するのだ。愛されるのではなく、愛するのだ。生かされるのではなく生きるのだ。

・P98

つれあいならつれあいらしくしなさい。人間は一人じゃ生きていけないから家族を求めるの。恋をして、結婚をして、子供を作るの。

だから、夜行列車の中だろうがベッドの上だろうが、あなたはこの子のつれあいである限り、この子の痛みを分かってあげなくちゃいけない。

それがあんたの責任、伴侶としての最低限の義務だわ。

もともとはタイトルに惹かれてタイトル買いした本ですが、やっぱり人間関係というか、縁に関する言葉に惹かれる言葉が多いです。

袖振り合うも他生の縁。縁は人知が及ばないものだけれど、縁が縁であるのは何らかの必然性がある。だからこそ、それを無駄にしてはいけない。

この本を読んでいるとそんなことを考えさせれますが、本当に人間の縁とは一体何なのか、不思議ですね。

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