『自分をもっと深く掘れ!』の読書感想 – 品格のある生き方を目指す供にこの一冊

自分をもっと深く掘れ!―名著『世渡りの道』を読む (知的生きかた文庫)

自分の生き方に自信を持ちたい、そう思ったらこの本。

新渡戸稲造著『自分をもっと深く掘れ!名著『世渡りの道』を読む』(知的生きかた文庫)の読書感想です。

この本について

『武士道』でおなじみ、新渡戸稲造博士が、人はどう生きるべきかを説いた人生論の書。

自分を最高に生かし、生きていく、そのためにはどうするべきか、どう行動したらいいのか。最高の生き方の指針となるヒントが満載の本になっています。

以下、本書の読書メモです。

世の中で生きていくということ(P14)

人生は友と暮らし、社会に交わり、ほかの人々を助け、そして助けられ、人の関わりの中で生きていくもの。

生きていればイヤなこと、不快なことがあるが、そこから逃げていても仕方ない。

気に入らないことがあっても、与えられた仕事を完遂し、自分の持って生まれた長所を生かす。それこそが、人としての役目。

心の修養法(P43)

心は日頃の心がけ。ちょっとしたことで腹を立てないように意識したり、自分の心を日々修養していくことで、心を抑えるられるようになる。

人の良いところを見る(P57)

人の良いところを見ていれば、自然と人に対して謙虚になり、尊敬の念を持てるようになる

他人に礼節を示すのは社会生活で必要なこと。人の良いところ、高いところに目をつけ、自分自身もそうあろうとすべし。

自分を高く売ろうとしない(P88)

自分を実物以上に大きく見せようとしてはいけない。そんな演技は、いずれにせよ、いつか化けの皮が剥がれ、当初のプラスが大きなマイナスになってしまう。

結局は実物大、自分自身自然体でいれば良い。

不幸に呑まれない心がけ(P163)

「自分のココが不幸だ」という自己憐憫の感情はとても危険。

人生、いろんなことが上手くいっていても、たった一つ上手くいかないことがあるだけで、自分はさも不幸のどん底にいるかのように、不幸に引き寄せられてしまう。

不幸に呑まれない、そのためには、足りないものではなく、今あるもの、自分がどれくらい恵まれているか、そちらに意識を持っていく。

足りないもの、持っていないものに意識を向けていれば、人は簡単に不幸になることができる。

人生の目的と充足感(P251)

人生の目的は何なのか、それを考えるときは、今何をしたら一番満足できるのか、それを考えるといい。

人生の目的なんて抽象的なことを考えるより大切なのは、今現実的に、何をどうすればいいのかという具体論で物事を考えること

自分の足元を見つめ、今すべきことをする。それを続ける。それによって、気がつけば人生の目的とやらが見つかっている。

感想など

ちょっと固い文章ながら、生きること、よりよい人生にするにはどうすればいいか、読んでいて「はっ」としてしまう文章が満載の本。

「人生で大切なことは小手先のことよりも心の持ちようや意識の在り方だ」という本書のメッセージは、読んでいて本当にそうだなぁと。

時代は違えど人間は変わらず。人がよりよく生きたい、そう思った時に何をすべきなのかは、いつの時代も普遍的なものなのかもしれませんね。

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