幕末維新と北海道開拓の物語。『夜明けの海鳴り』の読書感想

夜明けの海鳴り 北の幕末維新 (柏艪舎ネプチューンノンフィクションシリーズ)

こうして蝦夷地は、北海道になった。

合田一道著『夜明けの海鳴り 北の幕末維新』(柏艪舎)の読書感想です。

この本について

古文書や歴史的資料をもとに、幕末維新後に北海道を開拓した先人たちの生き様が分かる本。

そもそも、なぜ北海道が開拓されることになったのか。そして実際にどのような人たちによって北海道は開拓されていったのか。

歴史の流れと合わせて、北海道開拓に人生をかけた人々の存在を知ることができる内容になっています。

内容

・幕末の蝦夷地

・戊辰戦争と函館戦争

・東北諸藩の北海道移住

・開拓使とその後

など

感想など

松前城を見に行ったのをきっかけに、幕末維新と北海道の歴史の関連性に興味を持ち、読んでみた本。

北海道と言えば、歴史の授業で開拓使や屯田兵という言葉を知ったくらいで、どのような人たちが、どのような苦労をして北海道を開拓していったか。

具体的なことは知りませんでした。

今回、この本を読んで、北海道を開拓していった先人たちのリアルを知ることができ、今の北海道があるの先人たちの苦労のおかげなのだな、と感じます。

ところで、初めて札幌に引っ越したのは西区の琴似でしたが、そこには開拓村があって、ここが北海道で初めて、屯田兵の村になったことを知りました。

住宅などのインフラが発展している現代ですら、北海道の冬は厳しいのに、それを本州から渡ってきて、本当にゼロから開拓。

人が住める場所を作り上げていった先人たちの努力の上に、今の札幌の発達の礎があることを実感します。

そして、この屯田兵(会津藩など「賊軍」の武士)が西南戦争で西郷を倒す。ほんとうに、激動の時代です。

そのほか、初めて知ったのは仙台伊達家と北海道開拓。

戊辰戦争後は「賊軍」として領地を大幅に削られ、そして、武士として生きていくために新天地への移住を決断。

「片倉小十郎」で有名な片倉家も北海道に移住して、今の白石という地名は、片倉家に由来(仙台の片倉家の居城が白石城)していることを初めて知りました。

そう考えると、北海道は、東北の諸藩の縁が強い土地なのかもしれません。

蝦夷地が北海道になって150年。この地がどのような人々の苦労によって開拓されたか。とても勉強になった本でした。

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コメント

  1. ちゃんごろ より:

    こんにちは。
    昨年はお引越しの件で大変お世話になりました!
    ありがとうございました。
    先月末、無事にお引っ越しが済みました。

    先日新琴似でよさこいソーラン祭りを見てきました。
    札幌のよさこいは、最初は本当に小さなお祭りだったそうですね。
    それが今では、全国規模の大きなお祭りになっていて、
    これも北海道の人たちの開拓魂なのかなと感じました。

    私も夜明けの海鳴り、読んでみます。
    これからもこちらのブログ、楽しみに読ませていただきますね。
    ありがとうございます!!

    • akit723 akit723 より:

      こんにちは。
      ついに札幌に引越されたんですね!
      無事に引っ越しされたようで、良かったです。
      6月はよさこいとか、ビアガーデンとかいろいろあります。
      寒い日もありますが、過ごしやすい天気が続きます。
      わんちゃんたちと新しい札幌での生活、ぜひ楽しんでください!