これが凡人の成功するキーワード。『凡才でも成功する!和田式「人間力」 』の読書感想

凡才でも成功する!和田式「人間力」―この1冊で「賢者の方法論」をすべて盗む!

人生でうまくいく人、いかない人、その差は本当にシンプル!

和田秀樹著『凡才でも成功する!和田式「人間力」―この1冊で「賢者の方法論」をすべて盗む! 』(三笠書房)の読書感想です。

この本について

精神科医、受験指導者、様々な分野で活躍する著者による自分を生かすための方法論。

「自分の人生」という体験を満足あるものにするためにはどうすればいいか、具体的かつ実用的なヒントが満載の内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

凡才の2つのタイプ(P2)

凡才には、成功する凡才と、成功しない凡才、2つのタイプがある。違いはシンプル。自分の限界をどれだけ知っているか、そこが、成功と失敗を分ける。

自分の限界を知っている凡才は、必要は努力をして、無駄な努力をしない

成功しない凡才は、自分の限界を知らないため、無駄な努力を重ねてしまう。それが致命的な人生の差になる。

成功するための原則(P22)

「美女と付き合いたい!」と思ったときまずやることは、美女が多い場所へ出向くこと。美女と接する機会が増えれば、落とせる確率もアップする。

成功も同じ。何をすれば成功の確率が上がるのか、考えるべきはまずそこ。上手くいく可能性が高いことは何なのか、その見極めが肝心。

知恵や知識がある人と友だちになる(P25)

日本では、お金や土地など、形のあるものの価値は尊重するが、情報や知識など、目に見えないものの価値は無頓着な人が多い。

金や人脈、土地などはタダではもらえないが、知識や情報は、比較的たやすく譲ってもらえる。

だから、成功するために人間関係を築くのであれば、周りに、情報や知識を譲ってくれる人をたくさん作ること。

自分の脳みその限界を知る(P31)

何事も自分の頭だけでは限界がある。自分の頭を過信せず、賢い人間の知恵、やり方を参考にするのが良い。

人には素直に頼る(P33)

独力で何もかもやろうとしたり、人から過度に孤立してしまうと、精神が歪んでくる。

人に頼ることは恥ずかしいことではない。必要なことは他者に依存し、人と上手くやっていく。助けも借りる。

分からないことは人に聞く(P40)

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。

プライドを気にして人に教わることを恐れてていては、いつまでも問題を解決することはできない。

分からないこと、できないことは、どんどん人に教わるべし。

社会で成功するために必要な力(P46)

世の中で成功するためには、学歴だけでは不十分。

成功するためには、

1・感情のコントロール力

→能力があっても感情をコントロールできない人は、他の人とトラブルを起こしてしまい、組織で上手くやっていくことができない。

2・自己動機づけの力

→意欲が持てない人間は行動できない。

3・対人関係力

→人の気持ちが分からなければ人と上手くやれないし、人をまとめることもできない。

この3つの能力をバランス良く身につけることが必要。

良い人間関係を築く極意(P51)

どうしたら豊かな人間関係を築くことができるのか、人間関係で一番大事なのは「相手が何を求めているのか?」を正確に知ること

そして、その人の自己愛を満たしてあげることが何より重要。

人は誰よりも自分のことに関心を持っている。「人から尊重されたい、評価されたい」という気持ちを持っている。自己愛の充足は他人との関係のなかで育まれる。

人がどのように自己愛を充足するか、そこに着目し、相手のニーズを探り、満たす。それによって、良い人間関係を築くことができる。

人間関係の基本3パターン(P55)

コフートの精神分析における人間関係の主要3パターン。

1・鏡パターン

「自分を映してくれる」ものを求める人。注目したり、評価されることを期待されている。

2・理想化パターン

「自分の理想になってくれる」ものを求める人。生き方、在り方のモデルとなることを期待されている。

3・双子パターン

「自分と同類」を求める人。相手が求めるのは価値観の共有。常に同じことを期待されている。

やるべきことをただやればいい(P87)

何かを始めたりするときは、不安や恐れが湧いてくる。それが自然なこと。大切なことは、どんな勘定を感じようが、やるべきことをやっていく、その姿勢。

不安や恐れを感じることは自分でなんとかすることはできない。でも、何をするかは自分で決めることができる。何より大切なのは行動。やってみること。

自分から動く(P90)

世の中、待つ人はいつまで経っても何も得ることはできない。

誰かが自分の人生にやってきて、バラ色の未来へ連れて行ってくれる。そんな奇跡が起こることはない。

この世界は、自ら動く人を祝福する。自分から行動し、人に働きかける人に、宝物を与える。

人生を楽しみたければ、受け身ではなく、行動の人、自ら動く人になること。自分から率先して、人に働きけること。仕事も人間関係も、自分から動くこと。

温室育ちは逆境に強い(P109)

一般的に、温室育ち、小さい頃から大切にされてきた人間は逆境に弱いと思われがちだが、真実は逆。

小さい頃に大切にされているからこそ、自分に対して基本的な信頼感があり、プレッシャーに強い。

逆に、苦労してきた人、自分の力で這い上がってきた人ほど、プライドが高く、人に頼ることができないため、逆境に弱い。

プライドはコンプレックスの裏返し。

自己愛が満たされている人は、いちいちいばる必要もないし、自然体でいられる。だから、人に頼れるし、頭も下げることができる。

くだらないプライドなど捨ててしまい、人に頭を下げるクセを持つこと。

長所を活かす(P112)

人のキャラクターは、時と場合、状況によって、プラスにもマイナスにもなる。

だから、自分の長所と短所を理解し、短所を潰す努力をするより、自分のキャラがどんな場所、どんなときに生きるのか、それを考えることが大切

短所は気にせず、長所が生きる場所を探す。長所にこそ、自分の本当の価値が宿っている。自分の短所ではなく、長所を冷静に知るべし。

継続せよ(P117)

世の中、1回の行動で成功できる人はほとんどいない。

世間で活躍している人の多くは、多くの失敗を経験してきた。ヒットメーカーでさえ、100回のうち98回失敗する。

しかし、2回の成功によって、成功者の栄誉に預かっている。

大切なのは、100回行動して98回失敗してもめげず、仮説→試行を繰り返せること。1回の挑戦で成功しようと思わず、何度も試行を継続すること。

物事は考え方次第(P143)

人は認知、物の捉え方が変わると、同じ世界でも見える世界はガラリと変わる。目の前の環境をどう見るか、それによって行動も変わる。

不都合なことでも、良い面、新しいプラスの面がある。落ち込むことがあれば、物事の見方を意識的に変えてみる。

できる人は自分から動く(P147)

人に働きかけなければ人間関係は始まらない。

傷つくことを恐れ、自分から動かない人間は何も得ることができない。できる人は自分から率先して行動して、人に働きかける。

活発な人間関係を築きたいなら、まず自分からアクションを起こすこと。待っていてはダメ、自分から動くこと

仕事も人間関係(P176)

仕事は人と人とのこと。

・相手の話を聞く。

・簡単に説明する。

・名前を覚える。

そんな当たり前のことで、仕事の人間関係も随分変わってくる。

確実な顧客を作る(P177)

目指すべきは、100人に売って30人が買ってくれるヒット商品を目指すのではなく、100人に売って1人が確実に買ってくれる商品を目指すこと。

世の中、万人に受けるものはない。みんなに支持されることを目指すのではなく、○人には確実に支持されるものを目指す。

「頭が良い」ということ(P180)

できる人は自分の現状を正確に知っている。

できることできないこと、気分や性格を、客観的に理解している。仕事をするときも、自分の現状に合った方法を選ぶ。

だから上手くいく。こういう人が頭が良い人。

人と付き合うときに忘れてはいけないこと(P201)

人間関係で真っ先に考えることは、「この人は自分に何を望んでいるのか?」を考えること

相手のニーズを想像し、察すること。そして、負担のない範囲(金銭的なものはNG)で、満たしてあげること。

ギブ・アンド・テイクを否定しないこと。

感想など

付箋、書き込みだらけになった本。

自己啓発系の本のなかでは無意味な精神論がなく、この本のアドバイスはどれも具体的で実践的。

読んだ後、すぐにでも生かせる内容になっているところがとてもいいです。

この本で特に強く書かれているのは人間関係を築くことの大切さなのですが、自分一人の能力には限度あり。

人から知識や助けなどを得ることの大切さは、強く実感しているところ。

欲しいもの、したいことがあれば自分からどんどん行動していく、積極性の大切さも本当にそうだと思います。

人生、待っていても何も起こりません。欲しいものがあっても思うだけでは手に入らず、自分から動かない限りは、何も変わることがありません。

もちろん、行動したからといって思い通りにいくわけではないのですが、

動く→失敗する→上手くいかない原因を考える→再度挑戦する→やがて上手くいく

という試行の重要性に納得。

個人的には「ガツン!」と来る内容多数で、とても勉強になりました。この本の知識を実践、折に触れて読み直したいと思います。

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