『頭をよくするちょっとした「習慣術」』の読書感想 – 「自分」という基礎スペックを高める方法

頭をよくするちょっとした「習慣術」 (祥伝社黄金文庫)

「頭の良さ」という基礎スペックを高めれば人生が変わる!

和田秀樹著『頭をよくするちょっとした「習慣術」』(祥伝社黄金文庫)の読書感想です。

この本について

大学受験や勉強法で有名な精神科医の和田秀樹さんによる社会人向けの本。

「仕事ができるようになるためにはどうすればいいか?」

「人生で日常生活を楽しみ、イキイキと生きていくためにはどうすればいいか?」

など、自分の基礎スペックを上げて人生を謳歌するためのヒントが満載の内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

はじめに、頭の良さとは(P15)

頭の良さ3つの条件。

1・自分自身の状態(感情)を知っている。

2・困ったときに頼りにできる人間が複数いる。

3・日々起こる問題に対する解決能力が高い。

現代社会における頭の良さ=問題解決力

学業などの勉強力ではなく、問題に対する解決能力。日々起こることへの対処力。

感情の怖さ(P17)

感情はとても大きなパワーを持っている。

どんなに頭のいい人でも、感情によって判断が狂い、間違い、失敗を犯してしまう。

感情に振り回されないために、いかに感情が物事の判断に影響を与えているか、人生に影響を与えているか、そのパワーを見くびらないことが大切。

過去の悩みは現在の行動で変える(P25)

トラウマなど、過去の苦しい状況にとらわれ、現在が上手くいかないなら、過去のトラウマをなんとかしようとするのではなく、現在の行動を変えることを第一にする。

過去は変えられない、解釈は変えられるが、起こったことは変えられない。であるなら、今現在の行動を変えていく。それによって変わるものがある。

落ち込むときは仕方ない(P32)

どんな人でも、ときに落ち込んで、やる気がなくなってしまうときがある。

大切なのは、「おれは今落ち込んでいるな」「小鬱モードだな、考え方がマイナス補正されているな」と自分の感情&その影響を認知すること。

感情の揺れは仕方ないので、感情を認識、必要以上に振り回されないようにすることが大切。

落ち込んでいるときは新しいことをしない(P44)

落ち込んでいるときを乗り越えるポイントは、新しいこと、労力が必要なことをやらないこと。

すでにできていること、いつでもできる簡単なことをやって、自分に負担をかけない。調子が良くなったとき、新しいことに挑戦していけばいい。

感情面がダウンしているとき、良いとき、それぞれやることを変える柔軟性を持つ。

30代をこえたら(P56)

人間、老化には勝てない。

30代をこえたら、そう簡単に疲れがリセットできなくなってくる。そこで、30代をこえたら、「これをやれば元気が回復する」というものを持つ。

それは好きなことでもいいし、気持ちが休まるものでもいい。要は、自分なりの疲労回復の儀式、ストレス解消の趣味のようなものを持つことが大切。

人間関係は「疲れる」か「疲れない」か(P74)

人間関係で深く付き合える人とそうでない人は、一緒にいて「疲れる」か「疲れない」かで判断する。

一緒にいて疲れる人と無理に付き合ったりしても、余計な気を使って付き合いがしんどくなる。疲れる人と無理に付き合う必要はない

気の合う人、感性が違い人は、自然と気を使えるため、一緒にいても疲れない。だから自然に良い関係が保てる。こういう人との関係を大切にする。

仕事は時間ではなく量(P100)

仕事で結果を出すために大切なのは、何時間働いたかではなく、どれだけの仕事がこなせたか。

「3時間、この仕事を頑張りました!」ではなく、「3時間でこれとあれの仕事をやりきりました」という、量主義の考え方が大切。

1時間しか仕事をしなくても、それでやるべきことをしっかりやれていれば良い。

自分の特性に見合う働き方をする(P104)

人にはそれぞれペースがある。

午前中調子が良くて昼から調子がダメになる人、昼はダメだけど夜から頑張れる人、様々。

自分がいつの時間調子が良いのかを把握し、それに応じた仕事の仕方をする。

記憶力は復習で補修する(P134)

「年を取れば記憶力が衰える」と言われるが、物事を忘れやすくなってしまうのは、復習が足りないから。

勉強でも何でも、やりっ放しは効果が薄い。やったことを復習する習慣を持つことが大切。

覚えるなら理解重視で(P137)

若いときとそうでないときでは暗記の方法が変わる。

小さい頃は無理矢理暗記(丸暗記)しても何とかなるが、大人になると、理解できないことは覚えることができなくなる。

30代をこえて何かを覚えようとするときは、理解を伴う暗記法を重視する。

感情を老化させないために(P139)

年を重ねていくうえでで怖いのは「俺はもう○歳だ」という感情面での老化

年を取ると、知らず知らずのうち、感情面までが老化し、それによっていろんなことを自己制限してしまう。

感情の老化は意識しないと気がつかない。

感情の老化を防ぐために、やると元気になることをしたり、ワクワクしたり、気持ちがリフレッシュすることをやるなど、行動面での習慣付けが大切。

人生こんなもんだと諦めたとき(P154)

「俺の人生はこんなもんだ」と思った瞬間から、感情が老化していく。

人生、「そこまでだ」と思ったらそこまで。自分が人生を諦めた瞬間から、人生は固定化され、変わらなくなってしまう。

感情の老化を防いで人生を有意義にするために、どんな小さなことでもいいので、新しいことを始め、行動することが大切。

自立と依存について(P180)

自立している人は必ず誰かに依存した経験がある

「俺は受け入れられている、守られている」という感覚を味わって始めて、初めて人は独り立ちすることができる。

感想など

自分の基礎スペックを高めるヒントが満載の本。

考え方の違いが人生の違いに、頭の良さ、頭脳はどんなときに持ち運び可能なもの。

お金は使ってしまえばなくなってしまいますが、自分の脳ミソは何度使ってもタダ。使い道一つで、人生逆転可能なアイディアを見つけることができます。

この意味で、頭を良くしていくことは、人生の可能性、チャンスを広げる投資になります。

人生一番の投資は教育。何歳になっても、学ぶこと、経験すること、脳みそへ投資することは続けたいものです。

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