『自分は自分 人は人』の読書感想 – むやみに人と争わないマイペース人生の極意

自分は自分 人は人 -争わない「生き方」- (WIDE SHINSHO175) (新講社ワイド新書)

人生、マイペースが一番。

和田秀樹著『自分は自分 人は人 争わない「生き方」』(新講社ワイド新書)の読書感想です。

この本について

むやみに人と争わず、マイペースに生きることの大切さを説いた本。

人と争わず、自分にとって大切なことを追求していくマイペースな人へ。その考え方、行動の指針が学べる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

争わない生き方をする人とは(P3)

「自分は自分、人は人」をモットーに、自分の道を淡々と歩む。それでいて自分の目標をきちんと達成する。それが争わない生き方をする人。

争わない人は人と無意味に競争したり、意地になって衝突したりしない。だから無意味な人間関係のストレスがない。

「勝ち」「負け」で物事を捉えず考え方や価値観の基準は自分。だから人と争う必要がない。

争いは競争が好きな人に任せておけばいい(P23)

人生で大切なのは、当たり前のことを当たり前にやっていくこと。自分にとって大切なことを見極めて、それを淡々、粛々とこなしていけばいい。

競争心を煽られて人と争おうと自分のペースを乱すのは百害あって一利なし。人生はロングレース。自分のペースで進んでいけばいい。

やることがあれば今すぐスタート(P31)

周囲に他人がいようがどうであろうが、自分のやるべきことはすぐにやる。この「すぐにやる習慣」を持つことが大切。

「これしかない」と考えない(P84)

人生、ときに自分の思い通りにいかないこと、「こんなはずじゃ・・・」というようなことが起こる。

物事が期待通りにいかないとき、「これだけはなんとか上手くやりたい」と思っていたことが上手くいかないと、焦って、「これしかない」と不安になってしまう。

でも、物事はもっと柔軟性を持って考えていい。

世の中、「これしかない」ということは案外なくて、「こっちの方が良かった」とこだわりを柔軟に変える方が上手くいくことも多い。

「これしかない」という考えは、視野を狭め、場合によっては、自分を危険に追い詰めてしまう

やってダメなら変えればいい(P87)

大切なのはやってみること。

それで上手くいけばよし、ダメならやめればいい。仕事でも、やってみてダメならプランを変えればいいだけのこと。

一度決めたことをやり続けることの方が、ダメージが大きくなる場合もある。

だからこそ物事は柔軟に考える。選択肢、方法はいろいろあるということを意識して、気持ちに余裕を持つ。

人の話を聞く(P128)

「争うのが嫌い」な人はいちいち人と言い争わない。人の話を聞き、耳を傾ける。聞き上手になるため、本などで、様々な知識を仕入れている。

座右の書は不遇の時期の心の支えになる(P131)

どんな人でも、「心が折れそう」なときが来る。そういうときに助けてくれるのが座右の書。

不遇の時期、自分の心の支えとなる座右の書があれば、それを共に、心が折れないように支えていくことができる。

座右の書は、折れそうな心をそっと支えてくれる、そんな力がある。

読んできた本の中に未来がある(P135)

読んできた本は自分の興味がある分野。どんな本を読んできたのかを振り返ることで、自分が目指してきたものが分かる。

手当たり次第に本を読む人でも、読む本には傾向がある。その傾向を見ると、自分が求めていること、進む方向が見える。

この意味で、読書歴は自分の未来を示す羅針盤になる

思っていることはハッキリ言う(P169)

大切なことは「空気読め」ではなく言葉でハッキリと。口にしないと人に伝わらないこともある。

言いたいこと、大切なことは、ハッキリ口に出していうべし。

感想など

マイペースに生きることのススメ的本。

「勝ち組」と「負け組」など競争を煽られて何かに追い立てられているような今の時代、アドレナリン全開にしてガツガツ競争するときもそれはそれで必要なのかも。

でも、そんな生き方はを続けていると、自分にとって大切なものを見失い、誰かのための果てしないレースに参加するラットの如く、クルクルクルクル、競争に追い立てられてしまいます。

そして気がついたときには年を取ってしまい、「俺の人生、これで良かったのか・・・?」と後悔するハメに。

競争競争のこういう時代だからこそ、自分は自分、人は人とハッキリ割りきって、マイペースに生きていくのが大切なのかもしれません。

人生は勝ち負けでは測れない、もっと複雑な何かがあります。「自分」という一度きりの体験を、ムダにしたくはないものです。

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