18年間赤字続きだったハウステンボスがたった1年で黒字になった理由。
澤田秀雄著『運をつかむ技術』(小学館)の読書感想です。
この本について
HIS創業者で現会長の澤田秀雄さんが、自身の人生、仕事やビジネス、運について語っている本。
この本を読むことで、ビジネスで成功するにはどうすればいいか、人生を生きぬくにはどうすればいいか、様々なヒントを学ぶことができます。
以下、本書の読書メモです。
失敗なんて気にするな(P49)
人生、少々の失敗は屁のようなもの。やらない後悔よりもやる後悔、別に死ぬわけでもないのだから、失敗なんて気にせず、したいことはどんどん挑戦する。
信じれば実現する理由(P130)
何か実現したいことがあるときは、まずできるできないは置いておいて、心からそうしたい、実現したいという意欲を持つこと。
そうすれば、頭のなかに具体的なイメージが湧いてきて、実現するためのヒントが見つかる。それを頼りに進んでいく。そうすれば実現する。
運について(P139)
人生の90%は運で決まる。
運には天が運んでくれる天運と、自分自身が持っている運がある。そして、自分が持っている運の方が、影響力が大きい。この意味で、運は自分でコントロールすることができる。
運を良くするためには、自分で運を良くする選択・行動をすること。
手っ取り早く運を上げるには、運がいい人と付き合ったり、運がいい場所(良い空気が流れている場所)へ出向くと良い。
運は伝染するので、意識的に付き合う人、出向く場所を選ぶことで、自分の運を改善できる。
出来過ぎのときほど注意する(P163)
調子良く物事が進むときほど注意が必要。調子が良いときは、あえて抑え気味に振るまい、平時の感覚を忘れないようにすること。
絶えず変化せよ(P187)
生き残りが激しい時代、変わらず安穏としていると、あっという間に時代に取り残される。
変化に対応できる柔軟性がない人、組織は淘汰されていく。どんなときも変化していくこと、変わっていくこと。
感想など
運についての話が勉強になった本。
人生の基本ベースがまず運で、運を良くしないと、物事も上手くいかない。でも、運は自分で変えられるところがあるので、自分で積極的に運を良くしていく。
そんな印象を持ちましたが、何か実現したいことがあるとき、努力するのは当然のこと。やるべきことをやるのは当然のこと。
でもそれだけでは不十分で、結局は運が必要になってきて、何かを実現しようとするとき、運が必要という前提で考えておいた方がいいのかもしれませんね。