組織で生き残る妙諦、ここにあり!『人を味方につける男、敵にする男』の読書感想

人を味方につける男、敵にする男: 仕事がうまくいく人の「不思議な魅力」 (知的生きかた文庫)

結局、出世は実力より人間力!?

櫻井秀勲著『人を味方につける男、敵にする男 仕事がうまくいく人の「不思議な魅力」』(知的生きかた文庫)の読書感想です。

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この本について

いかに人から嫌われないこと、好感を持たれることが仕事や出世に影響があるのかを説いた本。

世の中、実力以上にモノを言うのが、周りの評判や周囲からの引き立て。この本では、周りの人に嫌われて仕事で足を引っ張られないために知っておきたい対人ノウハウ&ヒントが満載の内容となっています。

以下、本書の読書メモです。

はじめに、男の価値は味方の数(P3)

男が世の中で活躍しようというとき、絶対に周囲の助けがいる。

世の中、学歴があっても、実力があって頭が良くても、それだけで成功することはできない。大切なのは、たくさんの人を自分の味方につけ、不用意に敵を作らないこと。

仕事で活躍しようとするのであれば、周囲の人との関わり方を考え直し、周囲の人から助けてもらえるような人間を目指すべし。

可愛がられる男は出世する(P18)

上に行く男は実力だけでなく、人間的魅力、可愛げがある。彼らは上の人間から好かれることが多く、

・何かと目をかけられる。

・特別にひいきされる。

・大切に守られる。

など、その引き立てによって出世の階段を登っていく。

当たり前のことをしっかりする(P41)

人間関係は本当に当たり前のことから。

特に普段の挨拶は絶対軽んじてはいけない。挨拶がきちんとできるかできないか、それによって、周囲に敵を作ることもある。

職場で話してはいけない話題(P65)

世の中、表で話してはいけない話題がある。

特に職場で注意すべきなのは、

・昇進、昇任の話題

・転勤、転任の話題

この2つ。

これらの話題は、ほかの社員も絡む話題で、これらの話題を不用心に話すと、周囲からの信頼を失う恐れがある。

黙すべき話題は、決して口にしないこと。

利口ぶるよりバカになれ(P79)

一般的に、実力バリバリの「おれはできる!」系のキャラはあまり好感を持たれない。それより、ちょっとおバカ、愛嬌のあるキャラの方が、多くの人に好かれやすい。

スーツをバリッと着こなして「できるマン」を演じるのはカッコイイかもしれないが、どう振る舞えば周りに好かれるか、応援されやすいか、そこを計算して自分のキャラ設定をする。

講義は最前列に座ってはいけない(P109)

できる人は人との距離の取り方が絶妙。講義を受けるにしても、教師にとって絶妙なポジションで席を確保して、講義を受ける。

自分がどんな場所に座ることで、教師にどんな印象を与えられるか、そこを考えて席を確保する(答えは三列目)。

食事に招かれたら美味しそうに食べる演技をせよ(P123)

仕事付き合いで外食に出かけたり、相手の家へ招かれて食事を食べる機会があるが、そういうときに注意すべきなのは、美味しそうにご飯を食べること。

人は食事で本心が出やすいし、出されたものを美味しそうに食べる人は好感をもたれやすい

また、もし食事を相手の奥さんが作ってくれたなら、必ず奥さんとも仲良くし、出された食事について、「これはどんなものなんですか?」など、料理に関心を示す質問をすべし。

そういう心遣いが、仕事プラスアルファの人間関係になっていく。

お金をケチる男に成功なし(P131)

仕事で上を目指す男が留意すべきなのは、お金を使うタイミング。

人生、仕事のためにお金を使うべきタイミングがある。そこでお金をケチっていては、それはキャリアの上で大きな機会損失となる。

お金は使ってこそ意味がある。吝嗇にならず、使うべきときはガツンとお金を出す。

運が良いことを吹聴する(P133)

人は勝ち馬に乗りたがるのが人の性質。

調子が良さそうな人、人生上手くいっていそうな人、ツイていそうな人のものに、人やチャンスが集まってくる。

そのことを踏まえてすべきなのは、自分は運がいい人間であることを周囲にPRすること。

本当に運がいいかどうかはどうでもよくて、大切なのは「あいつは運が良い野郎みたいだ」というイメージをもたられること

少なくとも、「あいつはツイてない野郎だ」などのネガティブなイメージを持たれないように注意すること。

相手との共通の話題を見つけよ(P156)

人は共通点のある人と仲良くなりやすい。

出身校でも何でも、「ここはあなたと同じです」という話題を見つけ、話すことで、相手と仲良くなりやすい。

学歴の影響力(P192)

日本社会は学閥社会。見えないところ、出身大学の影響がついてまわる。

上司の出身大学や周囲の同僚の出身大学など、学閥の影響を甘くみないで、最低限、社内の人の出身大学の傾向はつかんでおく。

感想など

「組織では上や周りから好かれる人が強い、だからこんなことに注意しないさい」という本。

会社組織は人の集まり。ということは、人の中で上手くやっていかないと、実力や努力だけではいかんしがたい何かがあるのも事実。

世の中は人が作るもの。だからこそ、周囲から自分がどう見られているか、どんな印象を持たれているのかは、知っておいた方がいいのかも。

もちろん、人に好かれようとこびるのはアレですが、最低限、不要に敵を作らないことは確かに大切なことだと思います。思わぬときに、後ろから不意打ちを喰らわないために。

それにしても、世の中はいろいろ難しいですね。

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