歌詞が心にじわっと来る!じっくり歌詞を味わいたい邦楽の名曲10

J-POP 90’s Best ~言いたい事も言えないこんな世の中は~

人生いろいろ経験した大人だからこそ、じっくり聴き直したい邦楽の名曲集。

心に残るいい歌詞が満載の日本語の歌って、本当にいいですね。

・糸

なぜめぐり逢うのかを 私たちはなにも知らない

いつめぐり逢うのかを 私たちはいつも知らない

どこにいたの生きていたの 遠い空の下ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私

織りなす布は いつか誰かを暖めうるかもしれない

大人になっていろいろ経験していると、この歌詞の意味、本当に味わい深い。

いつ、どんな理由で巡り合うのかは分からないけれど、人の縁にはきっといつでも、何か意味があるのかもしれませんね。

・空と君のあいだに

空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る

君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる

ドラマ「家なき子」でお馴染みの曲ですが、この歌は歌詞を丸ごと掲載したいくらい、言葉の全てがガツンと響いてきます。

主人公のすずが唯一心を許せる存在だった犬の視点で書かれた歌詞だそうですが、なんて悲しい歌詞なんだろう。やるせないなぁ。

・One more time, One more chance

寂しさ紛らすだけなら 誰でもいいはずなのに

星が落ちそうな夜だから 自分をいつわれない

One More Time 季節ようつろわないで

One More Time ふざけあった時間よ

ギブソンJ45の演奏で淡々と過去の恋を語っていくラブソング。

何らかの理由で分かれてしまったけれども、まだ気持ちは割り切れていない。できれば「あのとき」をもう一度と願う。切ないなぁ。

・WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~

たまにはこうして肩を並べて飲んで ほんの少しだけ立ち止まってみたいよ

純情を絵に描いた様なさんざんむなしい夜も 笑って話せる今夜はいいね

温泉でも行こうなんていつも話している 落ちついたら仲間で行こうなんて

でも全然暇にならずに 時代が追いかけてくる

走ることから 逃げたくなってる

大人になって、本当にこの歌詞がじわじわ来る!

毎日なんだかんだ忙しくて、時間がどんどん過ぎっていって、走り続けるのに疲れてくる。そりゃ、ときには立ち止まるのも必要ですよ。

・私という名の物語

ちがう親から 生まれていたら ちがう自分になれたという

だけどやっぱり きみはちがうよ そしたらきみは いなくなる

さあ鉛筆しっかり 握りしめ 私という字を書くのです

白いノートの 私とだけは ずっと仲よくするのです

君がたどってゆく物語 私という名の物語

私とはなんだろう、そういう問いを10代の頃自分に問うものですが、その答えはいつまで経っても分からない。そういうものなのかもしれませんね。

・贈る言葉

信じられぬと嘆くよりも 人を信じて傷つくほうがいい

求めないで優しさなんか 臆病者の言いわけだから

はじめて愛したあなたのために 飾りもつけずに贈る言葉

「金八先生」とか「卒業」のイメージがある歌ですが、これ最後まで詩を読むと、悲しい恋の歌なんですね。

まぁ、男なら当たって砕けろで、飾りもつけず、言うべきときは言うべきタイミングで言いたいものです。

・思えば遠くへ来たもんだ

十四の頃の僕はいつも 冷たいレールに耳をあて

レールの響き聞きながら 遥かな旅路を夢見てた

思えば遠くへ来たもんだ 故郷離れて六年目

思えば遠くへ来たもんだ この先どこまでゆくのやら

あるとき、ふと人生を振り返ってみる。

すると、自分が思いのほか、年をとってしまったことに気がつく。そして、10代の若い頃に思い描いていた自分の人生とは全然別の人生を過ごしていることに気がつく。

背負うものを背負って、人生これからどうなるのか。この先どうなっていくのか。人生は分からないもの。感慨を感じますね。

・壊れかけのRadio

いつも聞こえてた いつも聞かせてくれてた

窓ごしに空をみたら かすかな勇気が生まれた

ラジオは知っていた 僕の心をノックした

恋に破れそうな胸 やさしい風が手を振った

華やいだ祭りの後 静まる街を背に

星を眺めていた けがれもないままに

遠ざかる故郷の空 帰れない人波に

本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio

夢を抱いて故郷を離れて、都会で新しい暮らしが始まって、その暮らしにもまれていくうち、大切にしていた何かをだんだんと失っていく。

悲しいけれど、年とともに失っていくもの、本当にいろいろありますね。

・今宵の月のように

くだらねえとつぶやいて 醒めたつらして歩く

いつの日か輝くだろう あふれる熱い涙

いつまでも続くのか 吐きすてて寝転んだ

俺もまた輝くだろう 今宵の月のように

今の俺はなんだ、この有様は。でも俺は俺を諦めちゃいない。いつか輝くときがやってくるんだ。こういう無頼な味わい深い歌は本当に好き。

・少年時代

夏が過ぎ風あざみ 誰のあこがれにさまよう

青空に残された 私の心は夏模様

夢が覚め夜の中 永い冬が窓を閉じて

呼びかけたままで 夢はつまり

想い出のあとさき

この言葉の説明できない美しさは何なんだろう?言葉がそのままイメージ、情景として頭に浮かんでくる。本当に不思議な歌です。