本を書くこと、その前に知っておきたいこと。
ハイブロー武蔵著『新・いますぐ本を書こう!』(総合法令出版)の読書感想です。
この本について
本を書くこと、文章について勉強できる本。
作家志望の人のための本だと思いますが、平易な文章で、読みやすく、内容も理解しやすい内容になっています。
文章で生計を立てたいとき意識したい文章力について、勉強することができます。
以下、本書の読書メモです。
本を書く原則(P12)
素晴らしい本を書くための3原則。
1・意欲、向上心、志を持つ。
→良い本を書いて自分を成長させ、社会や文化に貢献したいという意欲を持ち、志を持つこと。
2・読書の継続。
→自分に合う本を読み続ける。
3・自分の文章を磨き続ける。
→人に読んでもらうに値する文章を書くことを心がける。
読書で自分の悩みを解決するヒントが見つかる(P19)
本には、誰かが悩んだこと、経験したことが書かれている。
過去の人も、様々なことに悩み、苦しんだ。本はそれらの問題を解決しようと試行錯誤した先人たちの試み。
文章を書くには読書から(P37)
読書なくして良い文章は書けない。本を書こうとする前に、まずは読書の継続から。
エッセイの決まり事(P114)
エッセイを書く上での3つの気配り。
1・文章の読みやすさ。
2・他人のプライバシーへの配慮。
3・文章に独自の視点を加える。
得意分野の見つけ方(P120)
作家にもそれぞれ得意分野がある。
自分の得意分野を見つけるために、まずは日常のこと、自分の周辺のことから意識を向けてみる。身近なところで、得意分野が見つかるかも。
感想など
本を書くことについてのエッセイ。
自分の考え、経験を文章、本として残せるのは、社会に自分の生きた証を残すようなものなのかもしれませんが、基本は「人に何かを伝えたい」という思い。
自分自分の自己顕示ではなく、「私はこういう経験をしたが、それが誰かの役に立って欲しい。」という気持ちが、良い本を書くために大切なのかも。