心の成長が成功につながっている本当の理由。『成功する心理モデル -Success Mind Model 』の読書感想

成功する心理モデル -Success Mind Model

心の成長なくして真の成功なし。

栗原英彰著『成功する心理モデル -Success Mind Model 』(パブラボ)の読書感想です。

この本について

ビジョン心理学の概説書。

仕事、人間関係、日々の出来事から何かしら意味を学びそしてますます人生をより良くしていく。そのための気づきが満載の内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P33)

人生は心の有り様。考え方、心に問題があれば、仕事で成功したりお金持ちになっても幸せにはなれない。結局は人間関係を作り出す心の有り様、生き方が大切。

21世紀の価値観(P35)

仕事やお金が上手くいけば人間関係も良くなり、幸せが保証される。それが20世紀の価値観だった。

ところが21世紀の現在、それは変わり、必ずしも仕事や経済的成功が人生の幸せを保証してくれるわけではなくなった。

今大切なのは、心の部分。

心が幸せになれば人間関係が良くなり、そして人間関係がよくなれば仕事が成功できる。これが新しい時代の価値観。

幸せな成功者とは(P37)

幸せな成功者=ワクワク楽しく、情熱的に仕事をして社会で成功し、優しさや愛が溢れた人間関係を築き、家族や友人とともに暮らしている人。

家族関係の影響力(P47)

仕事は幸せになるためにするもので、人間関係が特に大切。人間関係を良くしない限りは、真の成功はない。

人間関係を大切にする上で意識したいのが親(家族)との関係。私たちは親との関係を、人間関係に投影する。

例えば父親との関係が上手くいっておらず恨みを抱えている人は、職場の上司に対しても無意識に同じように振る舞うため、関係が上手くいかなくなる。

結局は自分の心のパターンが職場でもプライベートでも似たような人間関係を作り出す。問題が起こったときは、それを改善して、人間関係を良くしていくチャンス。

失敗する経営者のパターン(P72)

失敗する経営者は必ず人間関係の問題がある。

夫婦関係が良くなかったり、不倫をしていたり、子どもが引きこもっていたり、何かしら人間関係の根っこの部分で問題を抱えている。

経営者の人間関係の問題が、社内に伝染して人間関係がおかしくなり、結果的に業績ダウン、失脚というお約束の結果になる。

そのため、本当に成功したいのであれば、長期的成功を得たいのであれば、誠実な人間になることが一番。人間的な成功を目指す。

被害者意識が人間的成長を阻む(P120)

自己憐憫や被害者意識を持つこと=「誰かのせい、他人のせい」という意識になる。だから物事から学ぶことができない。

何かが起こったときはそれを人のせいにするのではなく、同じ被害に遭わないよう自分はどうすればいいのか、どんな可能性があったのかを考え、必ず学びを得ること。

変わるべきときに変化する(P197)

仕事で結果を出し、自他ともに優れたリーダーとして認められている。そんなときこそワナがある。

自分は結果を出した、このやり方で上手くいった。その成功体験が変化を拒む原因になる。状況は常に変化していく。

過去の成功にとらわれず、常に柔軟な発想、方法を心がけること。

EQを高める(P257)

EQの高い人は自分と相手の感情を理解し、自分の感情をコントロールしつつ、相手の気持ちに働きかけることができる。

これはチームで成功をおさめるために必要不可欠なもの。人間関係が重要なこれからの時代はますます、EQの高さが成功のカギを握ることになる。

感想など

「心理モデル」という考え方が興味深い本。

人の心の成長には「依存」「自立」「相互依存」の三つのプロセスがあって、それぞれの段階でワナがあり、そこを上手く抜け出し、解決することによって心が成長していく。

そして心の成長と成熟にともない、外的な世界も変わっていく。つまりは内面、心の大切が根本にある考え方だと思いますが、そこは確かに納得。

「家族との関係が社会での人間関係の問題の原因になる」など、内面の問題は外面に投影され、結局は内面の問題を解決しない限り、根本的な解決にならないというのも深い。

もしかしたら自分が思っている以上に、心の世界は外部と共時性を持っていて、それが人生のあらゆるところで影響しているのかもしれませんね。

本の購入はこちら