『切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか』の読書感想 – 大企業の栄枯盛衰をリストラ社員の立場から見る

切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか

なぜ、ソニーは変わってしまったのか?

清武英利著『切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか』(講談社)の読書感想です。

この本について

ソニーという会社の栄枯盛衰をリストラ社員の立場から見つめる本。

会社の発展と創業者たちの死によって、創業の理念と「ソニーらしさ」が失われていき、会社の体質が変貌。いかにソニーが凋落していったか、クビを来られたリストラ社員の立場の目線から分かります。

変人や変わり者が活躍でき、個性的な商品を生み出したソニー。それが、だんだんと変わっていき、いわゆる大企業病へ。変わり者の社員や個性的な社員は影を潜め、愛する会社が「腐っていく」ことに失望する社員たち・・・。

ソニーという一つの企業の栄枯盛衰だけでなく、ソニーという会社の変貌を通じて私達が会社について学べることは何なのか、組織で働くとはどんなことなのか、考えさせられる内容になっています。

感想など

いつ頃からか、ソニーはリストラの話題ばかりがニュースで流れるようになって、「○○人の人員整理」というニュースが流れるたび、それだけの人々の人生が変わっていくのかなと想像してしまいます。

一流と呼ばれたソニーの社員ですら、いつリストラされるか分からない。世の中、安定などないのかもしれませんが、何を手にしたとしても、今の時代、普通に生きていくことが難しい時代なのかもしれません。

会社で働く以上、運命は上の人に握られているのが宿命かもしれませんが、宮仕え、組織は理不尽。「会社勤めは上の人間によって運命を左右される」ことが認識できる本です。

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