好かれる人はどこが違うのか?『なぜ、あの人はいつも好かれるのか』を読む

なぜ、あの人はいつも好かれるのか (単行本)

人に好かれる人の特徴を分析。

本田健著『なぜ、あの人はいつも好かれるのか』(三笠書房)の読書感想です。

この本について

お金関係の本で有名な本田健さんの本。

この本ではお金ではなく、主に人間関係に焦点を当てた内容になっています。周囲との人間関係を良くしたり、人に少なくとも嫌われない程度の印象を持ってもらうための勉強になる本です。

以下、本書の気になった内容です。

価値観の多様性を受け入れられる人の周りには人が集まる(P17)

人間関係を上手く保つコツは、人を理解するための努力すること

相手のライフスタイルや考え方、価値観を理解し、相手をそのまま受け止める。それができている人の周りには、人が集まってくる。「自分を受け入れ、共感してもらっている」と思われているから。

オレオレ型とナニナニ型(P19)

人間関係作りにおいて、自分が話したいことをどんどん話していくオレオレタイプの発信型と、自分からは話したいことを話さず、相手の話をナニナニと聞く受け身の受信型、2つのタイプがある。

人間関係の極意は相手の承認欲求を満たすこと(P39)

どんな人であれ、「自分を理解してほしい、受け入れてほしい」という承認欲求を持っている。

相手は人にほめられたい、感謝されたい、愛してもらいたいという欲求を持っていることを理解し、相手の承認欲求を満たしてあげる。

オレすげぇ系の人(P49)

延々と自分の話ばかり、自慢話を話し続ける人は、「オレのことをほめてくれ、認めてくれ」という承認欲求に飢えている人。

しかし、そんなオレオレのむき出しのニーズは相手を辟易させてしまう。典型的な痛い人なので、みんなから嫌われてしまう。オレすげぇの自覚がある人は、自分の自慢話が人にどう受け止められているのか、一度客観的に見てみるべし。

与え合う関係と奪い合う関係(P56)

友情が長続きする関係は、相手と対等であることが前提。相手と自分が同じくらいのレベルであり、お互いにギブアンドテイクが成り立っている。

しかし、一方的に相手から奪おう、与えてもらおうとする人や、エネルギーレベルが対等でない人とは、どうしても無理な関係になってしまい、良い関係ができない。

人から何かしてもらって当然だという人、おごってもらってばかりの人、そういう人とは、良い関係は築くことができない。

才能とは何か(P76)

才能=努力しなくても自然にできること。才能を追求していくことで、自分自身が幸せになり、周りの人も幸福にできる。

職場で運を上げる方法(P82)

誰もが嫌がる仕事を率先してできる人は、運を貯金している。面倒な仕事、汚れ仕事を任されたら、「運を貯めている」と思って、淡々とこなしていく。

やたらと偉そうな上司と付き合うコツ(P97)

強権的で高圧的な上司と付き合うには、「なぜ相手がそんなに偉そうに虚勢を張っているのか?」を分析することから。相手と同じ視点に立ってみるのがポイント。

人間関係は鏡(P107)

人間関係は自分の姿を写す鏡。付き合うことで勉強が必要だったり、自分のダークサイドを見出すためのきっかけだったり、必要があるからこその関わりがある。

トラブルメイカーは心の痛みを持つ人(P111)

やたらと問題を起こす人、ちょっかいを出してくるめんどくさい人は、実は彼ら自身が内面に痛みを持っている。人にちょっかいをかけたり、問題を起こすことで、「オレはこんなに傷ついているんだ」ということをPRしている。

自分の意見を言わない人(P125)

自分の意見、立場を明確に出さない人は、慎重な策略家であり、気が小さい人。自分の言動によって敵を作ることを恐れ、周りの失笑を買うことを恐れている。だから、発言は慎重過ぎるほど慎重。

どうしても仲良くできない人(P160)

世の中には、一人や二人、どうしてもそりが合わない「天敵」のような人がいる。家庭や職場で、どうしても面倒で相手にしたくない人がいる。

しかし、相手も同じことで、どうにもならない。人間関係は悩むものだから悩むのが良い。悩みを解決する過程で、思わぬ宝が見つかるかもしれない。

人間関係の鋳型は家族関係(P169)

人間関係の根本は家族関係。家族との関係が、世の中での人間関係に影響している。

親との関係、兄弟姉妹との関係は、必ず表の社会でも影響がある。家族のなかで、自分を守るための立ち位置が、自分の性格になり、人との関わり方の基準となる。

むやみに傷つかないために(P180)

人生いろいろあり、人からの言動で傷つくことが多々ある。無意味に傷ついても仕方ないので、自分が傷つきやすいこと、気にしやすいツボを自分なりに自覚しておく。

感想など

「好かれる人」云々というより、人間関係全般の原則について書かれている本でした。家族との関係が性格形成や価値観にどんな影響があるのか、そこら辺の記述は興味深く読ませてもらいました。

多分、人間関係を巡る悩みについては、一生ついてくるものですが、だからこそ、周囲の人と上手くやれていれば、それなりに幸福な人生が送れるに違いありません。

個人的に、人に好かれなくても、少なくとも無意味に敵は作りたくないなと思っているので、この本を参考にしつつ、ほんの少しだけ、人間関係がよくできればな、と思います。

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