これが天才を生む教育法。『子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド』を読む

子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド

我が子を自分で考え行動できる大人に育てる教育法。

堀田はるな著『子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド』(あさ出版)の読書感想です。

この本について

グーグル創業者やAmazonの創業者、日本では天才棋士の藤井聡太さんが受けたという、モンテッソーリ教育について、分かりやすく解説している本。

モンテッソーリ教育とは

20世紀初頭、イタリアの教育家のモンテッソーリによって考案された教育法。

子どもの自主性を育む教育法として、注目を集めている。

なぜモンテッソーリの教育法で天才が生まれるのか。子どもの成長と発達、可能性について、ワクワクできる内容が満載です。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P5)

モンテッソーリ・メソッドの目的は、生きる上で必要な基本的な知識を体得すること。

どんな経験、どんな知識も土台がしっかりしていなければ、それが生きることはない。

モンテッソーリ・メソッドとは、生きる上でのすべての土台となる力を身につけるための教育法。

20%ルールについて(P18)

モンテッソーリ・メソッドの効果を発揮するためのポイントは自律+集中。この2つの組み合わせによって、創造性が発揮される。

そのカギとなるのは20%ルールという、モンテッソーリ・メソッドの考え方。

一日のうちの20%は、本当に自分がやりたいことに没頭する時間を持つこと。この20%の時間の使い方によって、画期的なアイディア、斬新な発想が生まれる。

つまり、創造性を発揮するためには、一見ムダに思えるような時間をあえて持つことが重要。

基本メソッド(P50)

子どもにモンテッソーリ・メソッドを実践するために大切なのは、大人の姿勢。

大人が子どものためにすべきなのは、まず環境を整えてあげること。

今子どもが必要としている道具を用意する。子どもがしたいときにしたいことをできる状態を作っておく。必要なタイミングで子どもに声をかける。

これが環境を整えるということ。

好きを追う理由(P61)

苦手なことを頑張ることも大切。でも、最終的には、苦手なものに向けた努力は、好きのパワーには勝てない。

だから最後は「好きこそものの上手なれ」。好きを追いかけていくことが一番能力を発揮できるようになる。

子どもに失敗を経験させること(P69)

大人は子どもが失敗して傷つくのを防ぐため、先回りして子どもの失敗を防ごうとする。しかしこれがよくない。

それはよかれと思ってすることかもしれないが、子どもは失敗を経験することができず、失敗から学ぶことを経験できない。これは大きな損。

失敗は悪いことではない。むしろ、失敗は積極的に経験させること。

つまづく。そしてそこから起き上がる。子どもには、そんな経験をさせておくことが大切。

子どもの自己有能感を高めるために(P73)

子どもは、自分ができることが増えれば増えるほど、自分に対して自信を持ち、肯定的な気持ちを持つことができる。

その気持ちを育むためには、子どもが小さい頃から、毎日できる限り、手をつかう習慣を身につけさせること。

顔を洗う。服を着る。食事をする。ドアを開ける。このような身近なことを子どもが自分でできるようになっていく。

ここに、大きな意味がある。

先回りは絶対にやめる(P117)

教育熱心な母親が一番失敗してしまうのが、先回り。

子どもの様子をみて、すぐに先回りしてやってしまう。これをしていると、子どもは自分で考え行動できない。これでは、受け身の指示待ち人間になってしまう。

大切なのは、子どもが自分で、自分のことをできるようになること。大切なのはその手助けをすること。

そのために、先回りして子どもの世話をするのは、絶対にやめた方が良い。

キーワードは共感(P139)

子どもには褒めるよりも共感する。子どもの目線で気持ちを共有しようとする。ここが子どもを理解し、心理的に支えるコツ。

ダメなものはダメと伝える(P147)

ダメなものはダメ。してはいけないことはダメ。それをきちんと伝えるのが親の責任。

そのためには、

1・なぜダメなのか、理由をきちんと伝える。

2・態度に一貫性を持つ。

この2つが大切。

感想など

「「自律した子」の育て方すべて」という本の帯に興味を惹かれ購入。

学生時代、教員免許取得のための講義でモンテッソーリのことは勉強しましたが、改めてこうしてそのメソッドを読むと、今なぜ注目されているのか、その理由が分かる気がします。

言われたことをただやるのではなく、自分の頭で考え行動できる。

そんな自律型の人間を目指すのがモンテッソーリ教育の方向性だと感じましたが、思ってみれば、それこそがこれからの時代、必要とされる人間像ではないかと感じています。

AIの発展によって、ますます仕事の形も変わっていくこれからの時代、言われたことをただやるような人であるなら、生きていくことがますます難しくなっていきます。

ただ言われたことをやるのではなく、自分で課題を見つけて、それを解決するための行動を起こしていく。

そんな自律型の人間であるならば、時代がどうであれ、生きていくことができる。

この意味で、モンテッソーリの考え方は、とても現代的。今の時代だからこそ、そこから学ぶべき何かがあるのではないでしょうか。

我が子の教育に興味をお持ちの方は、一読をおすすめしたい本です。

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