売上はアイディア次第。頭を使った者が勝つ!
堀田博和著『バカ売れ販促アイデア500』(中経出版)の読書感想です。
この本について
商売の販売促進のヒント集。
「お客様の感じる価値を高める」
「ターゲットを絞って接近する」
「気づきを与える」
など、それぞれの視点で、販促のためのヒントが満載。
パラパラめくるだけでも、「これは使えるのでは?」というヒントが満載の内容になっています。
以下、本書の読書メモです。
困っている人を見つける(P14)
困っている人を助ける=商売のニーズ。お客さんが困っていることの解決策を商品にする。
お客さんが面倒なことをかわりにする(P17)
サービスのなかに、お客さんが面倒に感じていることを取り入れ、かわりにやる。商品にする。
例)
見積もり一括請求サービス、価格比較サービス、情報検索サービス
お客さんを絞り込み、効果的に接触する手段を見つける(P58)
売りたい商品があるのなら、商品に魅力を感じて、それを買ってくれるお客さんと接触する必要がある。
そこで、商品に魅力を感じるお客さんを絞込んで、できるだけ効率的に接触していく方法を考える必要がある。それができて、商品が売れる。
ストーリーで感情を揺さぶる(P120)
人間は感情の生き物。喜怒哀楽によって行動してしまう。
商品の魅力を伝えるときはストーリーを意識し、相手の感情を引きつけること。商品を買って嬉しい変化、商品購入後に起こったことなど、分かりやすく伝える。
数字で具体性を示す(P122)
細かい数字=信用力+説得力。
「91%のお客様が満足」というように、利用できるデータはどんどん利用し、セールスで伝える。
大切なことは繰り返す(P148)
伝えたいことは受け手に何度も繰り返し伝える。セールスレターなら、伝えたいことを、キーワードにして目立たせ、繰り返し使うと効果的。
納得できる購入の決め手を用意する(P186)
お客さんは感情や好みで商品を選ぶが、買うか買わないかは、合理的で納得がいく理由を欲しがる。特に、高額であればあるほど、その金額が納得できる理由が必要。
「この商品を買うのは合理的だ」とお客さんに納得してもらえる理由をいくつか用意しておくこと。
感想など
販売促進ののアイディアが分かりやすくまとめられているヒント集のような本。
アイディアが「ぎゅっ」とコンパクトに凝縮されていて、「今の自分に役立つアイディアはないか?」とパラパラとめくっているだけでも、「これ、使えるんじゃないの?」というアイディアが見つかります。
精読してじっくり読む本というよりは、いつでも読める場所に置いておいて、仕事の合間、参考になるヒントはないか、探すために使う本だと思います。
ヒントの使い方、事例も具体的で分かりやすいので、この本のヒントを自分の仕事に応用できれば、仕事力アップで、一皮むけることができるかも。