あなたが暮らす部屋にあなたの未来あり?
八納啓創著『なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?』の読書感想です。読んで気になった内容やポイントをまとめています。
最高の未来はまず部屋にこだわることから。その理由がこちらです。
『なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?』について
人生が上向く環境つくりの話です。結局人は環境の生き物。「人生の差はまず部屋の環境力にあります。
「部屋はただ寝る場所にあらず。そこは自分の英気を養い、運気を引き寄せ、能力を開花させる重要な環境」というのが本書の主張。
というのは人は環境によってその力を発揮できたりできなかったり、結局環境に影響される生き物だから。
逆に言えば環境をコントロールできる者は最強。
まずは自分の部屋という重要な環境を改善して人生を改善していきましょう」というのがそのメインテーマになっています。
部屋は明るさを重視する!(P24)
部屋には人を伸ばす部屋と人をダメにする部屋があって、まず重要なのは明るさ。
家のすべてを明るくする必要はないが、寝室やリビングは特に、自然に光が入ってくる来ることが重要。
なぜなら人が起きたとき、光を浴びることによって生体リズムを調整するから。
なぜ環境が重要なのか?(P32)
人は環境次第で良くも悪くもなれる。人は意識しないと無意識に自分が恐れているイメージにぴったりの環境を引き寄せる。
例えば「恋人はもういいです」と独りで生きていこうと思った人が独りで暮らすためのマンションを買った結果、恋愛がうまくいかなくなるのはその典型。
場所は人の感情を記録する?(P34)
環境を選ぶ重要点の一つが「形態形成理論」。場所には人の感情の影響を受ける特性がある。
例えば人が争ってばかりいた場所には負の感情が残り、人々が幸せな感情を味わっていた場所には正の感情が残る。
出店したお店がすぐつぶれてしまう場所があるのはそういうこと。
部屋選び=生き方選び(P64)
住む家を決めることは生き方を決めることと同義。
ビジネスで成功する人や人生がうまくいっている人が住む家に異様にこだわるのは、家がもたらす影響の大きさを知っているから。
そして彼らの独立心が強いのは、決して偶然ではない。
部屋はこう選ぶ(P67)
住む家を家賃といった指標で選ぶのではなく、自分の人生への投資と考えれば、自分に相応しい部屋を見つけることができる。
これから自分がどうなりたいのか?どんな未来を実現したいのか?それをサポートしてくれる部屋はどんな部屋か?
そこに部屋選びの極意がある。
大切なのは第一印象(P81)
失敗しない部屋探しのポイントは自分や家族の「第一印象」を大切にすること。部屋を探すときは「なんとなく」の直感がとても役に立つ。
いくら条件が良かったとしても、自分や家族の誰かの第一印象に違和感を感じる部屋はやめておくのが良い。
周辺環境に着目する(P86)
家を決めるときの環境として重要視したいのは「環境の美しさ」。
便利だとか値段がどうだとか以上に、周辺環境の美的な景観は人生に大きな影響をもたらす。それが目に見えない運勢に影響を与え、人生に幸運をもたらす。
睡眠にこだわる(P106)
人生がうまくいっている人や、抜群のパフォーマンスを発揮している人の共通点は「睡眠」にこだわりを持っていること。
寝る部屋、寝具にこだわり、スッキリ快眠するための投資を惜しまない。徹夜などせず、いかに良質な睡眠をとるか?そこに神経を注いでいる。
家は経済観念で選ばない(P118)
家はお金で選んではいけない。大切なのは愛着が持てるよう、ライフスタイルや価値観を重視して家を選ぶ。
金勘定だけで家を選べば価値観が貧しくなり、本当の豊かさから遠ざかる。大切なのは「家での暮らしそのもの」を楽しめること!
まずトイレ掃除!(P144)
部屋を整備して開運する王道がトイレ掃除。
トイレが汚いと運を遠ざてしまう。なぜならトイレの汚れはそこに住んでいる人の心の汚れをい示す分かりやすい指標だから。
トイレをきれいにすることは自分の心を整えること。人に自慢できるくらいピカピカに磨いておくのが吉。
環境に投資してセルフイメージアップ(P202)
高級ホテルのラウンジなど、一流の場所にお金を使うことは自分のセルフイメージを上げるための効果的な投資になる。
最初はその空気になじめずにキョドるかもしれないが、何度も顔を出すうちにその空気に自分をなじませることができる。居心地が良くなるまで定期的に通うべし。
最後に
「住む部屋はあなたの未来を作る環境です」という指摘にワクワクできた本。
確かに環境は人をかんたんに変えてしまうのは完全同意。自分が変わろうとするよりもまず、環境を変えてしまう方がいろいろ手っ取り早いかも。
ということで人生は部屋作りから。まず断捨離。そしてトイレ掃除!