自由は責任が伴うが、息苦しい日々とはおさらばできる。『サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法』を読む

サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法

安定を大事にする生き方と、不安定だけど思う通りにできる生き方がある。どちらを選ぶかは自分で決めることができる。

立花岳志著『サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法』(大和書房)の読書感想です。

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内容について

著者は「ノーセカンドライフ」というブログを運営しているプロブロガー。

サラリーマン生活を経て、人生に後悔しないよう、独立。紆余曲折を経て、今はプロブロガーとして成功しているそうです。

その著者の経験、独立や生き方などの考え方がまとめられているのがこの本。

これからの日本で、どのように生きていくのか。会社員としてか、それともフリーランサーや事業経営者として生きていくのか。

この本を読むことで、いろんな選択肢があることに気がつきます。

以下、本書の気になった内容の要約です。

これからは選択の時代が来る(P11)

一億総中流の時代は終わり、今や私達一人一人が、人生の選択、生き方の選択を行う時代が来ている。

働き方にしても、会社員として組織人として働くこと、フリーランスとして働くこと、周りに流されるのではなく、意識して自分の道を選ぶ必要がある。

会社員のメリット・デメリット(P14)

会社員は自分の働き如何に関わらず、毎月安定した給与を受け取ることができる。それによって、安定した人生設計が可能になる。

仕事をするにしても、個人では扱えないような大きな仕事が出来たり、上司や後輩、組織人として仕事をするため、ミスをしても、組織に守ってもらうことができる。

反面、組織に属することで、自分の意志や価値観を殺して、組織の色に染まる必要がある。所属する組織を間違えると、人生自体がブラックになってしまう。

また、会社員はライフスタイルを自分の意志で選択できず、自分の価値を自分で決めることができない

そのため、会社員でいるうちは、ワークライフバランスを大切にできず、大きな経済的成功は難しい。

フリーランスは人様からお金をもらう(P22)

フリーランスとして活動し、成功するためには、人よりも抜きん出た分野で仕事をする。誰も素人には仕事は頼まない。

お金を受けとるということは、プロとしての責任を果たす必要があるということ。

人生で迷わないために自分軸を持つ(P25)

右や左、周囲やメディアの意見にあれこれ影響を受けていたら、自分らしい生き方は選べない。

大切なのは、自分の確固たる考え方、価値観などの自分軸を持ち、自分の考え方(認識)と行動を一致させる。

羊という生き方を選んだとしたら結果に文句を言ってはいけない(P78)

世の中には、人に言われたとおり、人のやるとおりにする「羊」のような生き方をする人がいる。

人に言われるとおり、みんながする通りの生き方は、自分であれこれ悩む必要がないのである意味楽

しかし、人の言う通り、周りについていく生き方は、自分の人生の選択権を放棄すること。

そこに自覚的になり、みんなと同じような生き方をするか、それとも自分で選択していく生き方をするか、きちんと選ぶ。

自分の決断にこだわることはリスクがあるが(P101)

周囲の反対を押し切って、自分の意志を貫くことは確かに難しく、失敗するリスクも当然ある。

しかし、「これは絶対に正しい!」と思うことをやっているのであれば、あきらめず、自分の意志と決断を信じる。

ワークスタイルをライフスタイルに近づけるために(P164)

趣味と仕事を近づけるには、ともかく好きなことをやること。ただやるのではなく、とことんこだわる。

遊びも極めれば、それがお金とつながるときが来る。好きなことは、中途半端ではなく、とことん突き詰める。

条件の悪い仕事はスルーしてOK(P168)

成功するフリーランスは、クライアントから「この人は忙しいな、人気があるな」と思われている。

すると、たくさん案件が来る中、条件の良い仕事を選んでいけるため、ますます流れがよくなる。

フリーランスとしてやっていけないのは、仕事がないとき、「何でもやりますので、お願いします」と下手になってしまうこと。

すると、クライアントから、「この人は人気がないのか。仕事が雑だからなのかな」など、ネガティブなイメージとつながる。

そのようなイメージがつくと、安く買い叩かれてしまい単価の低い面倒な仕事しか来なくなる

すると、「働けど働けど~」という悪循環につながり、ますます儲からなくなってしまう。

管理人注

これは至言で、単価の安い仕事は、頑張った報いが少ないように思います。

私の経験上、単価の高い取引先よりも、単価の低い取引先の方が、注文がうるさく、いろいろと大変にも関わらず、こちらの努力が報われない感覚です。

フリーランスの場合、報酬単価の高い仕事でやっていけるよう、意識しておくことが大切だと思います。

やることだけでなくやらないことを決める(P181)

誰であれ、1日は24時間。時間を有効に活用するため、やりたいことを決めるのも大切だが、「これはやらない!」ということも決めておくことが大切。

やらないことを決めることで、やることが見えてくる。

フリーになったら最高に気持ち良い街で暮らす(P246)

自分が暮らす場所は、自分を写す鏡に。街にはそれぞれ特徴や相性があるので、自分が気持ちよい、いきいきできる街を見つけて、そこで暮らす。

相性の良い街で暮らすことで、仕事や人生、様々な面で、その影響力を実感できる。

感想など

帯の子どものドヤ顔に少しイラッときますが、内容に夢中になり、即読してしまいました。

この本は、どちらかというと、安定よりも自由に価値を置くフリーランス視点で書かれている本ですが、

「収入が不安でお金のことに悩むようになる。」

「誰にも頼れない、精神的に孤立するようなきつい状況もある。」

など、フリーランスのデメリット、予想できるトラブルなどが公平に書かれているところに好感が持てました。

最近流行りのノマドワーカーの本などは、自由に働けるなどノマドのメリットのみをPRして、そのデメリットを誠実に語る本は少ないのが現状。

フリーランスは、確かに自分で決め、自分の責任で仕事ができる自由度の高い生き方ですが、それに伴う代償も必ずあります。

「自分は会社員には向いてないな、だったら、収入が不安定になってもいいから、思う通り生きたい。」

そんなとき、この本で、独立することのメリットとデメリットを確認し、参考材料にすることができます。

独立しフリーで生きることのメリット&デメリットを知り、覚悟ができたら、あとは自分の選択です。

もちろん、その結果責任も。

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