「なんであんなヤツが出世するの?」と思ったらこちら。『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』を読む

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

世の中、実力さえあれば成功できる。才能があれば評価される。

そう思うのが自然な一方、実際には実力ないのに成功して「上」の地位を手に入れる人。経済的に美味しい思いをする人がいます。

このことから世の中で評価されるには別の要素あり。

それを主張しているのがこちら。ふろむだ著『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ダイヤモンド社)です。

この本について

本書の主張はシンプル。

周囲に対して自分をすごく見せれる人。自己プレゼン力が高い人が実力以上に評価される。

これが本書の主張です。

では見かけ以上、実力以上に評価されるにはどうすればいいのか。気になった方は、本書を読んで損はしません。

世の中にこういう現実がある以上は。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P2)

人は何か良い面を持っている人を、過剰に評価する傾向がある。

たとえば美女とイケメン。

人は容姿が良い=ほかのことも素晴らしいに違いないと連鎖的に考えるので、美女とイケメンは、実物以上に高い評価を受けやすい(ハロー効果)。

これが典型的思考の錯覚であり、ここに自分を実物以上に高く評価してもらうためのカギがある。

つまり、何か一つでもいいので、特出してアピールできるものを持つ。そうすれば、そこから連鎖的に、人から自分の好評を引き出すことができる。

例)

・東大卒

・月間PV100万の人気ブロガー

要は、誰でも理解できるわかりやすい看板を持つこと。そうすれば人は勝手に、「この人はスゴイ」と錯覚してくれる。

出世に実力は関係ない(P20)

世の中では実際に無能な人でも出世している。この意味で、実力は必ずしも出世には関係しない。

むしろ重要なのは、実力がある人と周囲から認識をされること。実際に実力があるかどうかは関係ない。

大切なのは、周囲から実力があると思われること。これが重要。

成功するために必要な3つのもの(P72)

人生がうまくいくために必要なのは、

1・運

2・錯覚資産

3・実力

大まかにいってこの3つ。

運は前提条件。その上で大切なのが、周囲から「この人はすごい」と錯覚してもらうための看板(=信用力)。そして最後に実力。

とくに、錯覚資産は特に重要。

なぜなら、世の中で周囲の人から信頼されて初めて、成功を踏み出すことができるから。

逆に言えば、実力があっても周囲から信用されない人は、成功することができない。だから成功するためには周囲から信頼されるキャラであることが不可欠。

そのために錯覚資産。この人はすごい。安心できる。そういったイメージが必要。

苦痛と幸福(P132)

人は自分がコントロールできないことを不快に感じる。だから、人生でコントロールできない要素が多い人ほど、その人生は苦痛なものになる。

逆に、自分がコントロールできることが多い人生を送っている人は、幸せに生きることができる。

人生がうまくいく要因(P221)

人生がうまくいくために特に重要なのは環境。結局、環境こそが最強の要因であり、環境が悪ければ人生のクオリティーはどうにもならない。

ではどうやっていい環境を手に入れることができるか。そこで運と錯覚資産が重要になってくる。

自分の存在を周囲の人に、「こんなことができるヤツがいるな」と認識させることによって、幸運を引き寄せる確率を高めることができる。

ここに成功のチャンスが隠されている。

肩書をバカにするな(P249)

「学歴なんて役に立たない」「収入と人間性は関係ない」こんな考え方は損。

人生は結局看板で決まる。それは錯覚資産だから。

学歴がある=頭が良い人、収入が多い人=成功している人、というイメージは現実で非常に有効であり、価値がある。

自分にとって役に立ちそうな看板なら、積極的に手に入れる努力をすることが大切。

感想など

「人生がうまくいくかどうかに実力は関係ない。大切なのは実力があるように思われること」

という現実的な発想に納得できる本。

実力も大切だけれども、それ以上にもっと大切なのが、自分という存在が人にどのように認識されるのかを感知する感性であり、看板力。

あいつはできる、優秀だ。あいつといると得をする。

身も蓋もないですが、イメージの大切はまさにそのとおりで、だから「ツイてる人」はますます周りの人から持ち上げられてツクようになります。

その一方で、「あいつはダメだ、無能だ、信頼できない」という悪いイメージがつけば、実力があってもどんどん世の中から辛い扱いを受けるようになる。

そんな怖さがあります。

「勘違いさせる力」というと、いろいろ誤解してしまう点もあるかもしれませんが、言っていること自体は実際そうだな、という印象。

世の中、必ずしも本当の正義が栄えるわけではなく、正義の人のふりをした悪党が栄える現実があります。

それと同じく、実際に仕事ができなくても有能だと思わせることができる人は、仕事ができる人として認知され、美味しい思いをすることができます。

では具体的にそのためにはどうすればいいか。人生で無意味に「低評価」されないためにはどうすればいいか。

その発想が気になった方は、本書を読む価値があります。参考にしてみてください。

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