フリーランスの賃貸探しで知っておきたいこと

マンション

フリーランスとして生きていく、そのときに重要になるのが住む場所、賃貸探し。

気に入った物件が見つけ、そこを住処に。「このマンションで暮らしたい!」と思い、入居申し込み。

しかし・・・

「ご職業がフリーランスということで、オーナーさん、管理会社さんが難色を示してます・・・」

と入居審査に通らず、無念な思いをすることも。

フリーランスとして生きていくということは、このような身の危うさというか、きちんと収入があっても信頼されてないような扱いを受けることがあります

私の賃貸探し 失敗経験

実際、私も一度だけ、賃貸探しで痛い目というか、あまり良くない気持ちを味合わさせられたことがあります。

新しいマンション探しのため、3日ほどかけてじっくり賃貸探しをしたときのこと。

ネットで希望する物件の条件、地域を絞って数多くの物件を内覧。そのなかで気に入った物件(他に絶対良い物件がなかった)があったので、申し込み、入居審査へ。

フリーランスは普通の会社員と違って入居審査で厳しく見られることが多いため、入居審査前に様々な書類を用意。

・収入証明するための確定申告書

・税金の納税証明書(役所で取得できるもの)

・銀行口座の残高証明書(2つの口座を用意)

を提出。

借りようとした部屋の家賃は月収の5分の1、貯金も数年働かなくても大丈夫なくらいあり、連帯保証人(親)の身元及び年収も問題なし。

にも関わらず、そのマンションのオーナーさん(管理会社?)が屋号を持たないフリーランスや自営を全く信用しないタイプで、「フリーランスできっと収入が不安定だろう、保証会社をつけてくれないか」と難色を示してきました。

支払い能力等を証明し、保証人もしっかり立てているのに保証会社を求められた経験は初めてだったため、「何かヘンだ」と保証会社の仕組みをサーチ。

すると、保証会社の制度は、連帯保証人を用意できない人にはメリットがあるものの、支払い能力のある入居者にはメリットのない仕組みで初期費用が増えるだけのよう。

「保証人をつけれなくて保証会社を利用する」というなら仕方ないですが、保証人(2名)をつけて、かつ保証会社も要求されるのはやっぱりどうかなというのが正直なところ。

保証会社を経由させることで、大家さん的には確実に家賃を回収できるのは大きなメリットかもしれませんが、それなら、「入居者に連帯保証人をつけさせる意味がないのではないか?」と疑問に感じました。

結局、身元が確かで支払い能力もある保証人を2人つけ、その物件を紹介してくえた営業マンさんからも「これなら大丈夫です、審査に通ります!」と言われましたが、先方の「保証会社をつけて欲しい、そうすれば審査を通す」という意志は変わらず。

物件は非常に魅力的でしたが、私の職業がフリーランスということで、提出した各種証明書&支払い能力を信じてもらえないこと、保証人+保証会社を求められたことが納得できず、その物件はやめました。

この経験から、フリーランスが賃貸を借りるときは、様々な問題を想定して、賃貸を探す必要があることをまざまざと実感させられました。

「社会的に信用されにくい」という現実

なぜフリーランスが社会的な信用がないのか、そこにはお金の問題が絡んでくるのは間違いないことだと思います。

会社に比べると収入は不安定、仕事内容を説明しても、理解されないこともあります。そのため、「この人、大丈夫なの?」と心配されてしまうところもあるのかもしれません。

大家さん的に賃貸のお金をきっちり払ってもらえる人に入居してもらいたいのは当然のことでそれは当たり前のこと。理解はできます。

が、家賃滞納は、最終的に個々人の素質の問題。

私の場合、月々の安定した収入があり、契約分2年の家賃を払える貯金がありましたし、勤め先も収入も貯金もある連帯保証人2人(固い仕事)をつけました。

その状況で、営業マンさんから「やはり、オーナーさんがフリーランスという職業を気にされているようです」と言われてしまったときは、「こんなに信用力がないのかな?」と3分間だけ気にしてしまいました。

一般的には、借りる人本人の収入及び貯金がしっかりあって、保証人の身元(仕事、収入、貯金)がしっかりしていれば賃貸は問題ないはずですが、フリーランスの場合は事情が違うのが現実。

一律に「フリーランス=収入不安定、家賃滞納のリスクあり」と判断はされたくありませんが、そういうふうに判断される現実があることは知っておいた方がいいかも。

賃貸審査で時間をムダにしないために

このような具合、フリーランスの場合は、賃貸を借りるにもいろいろ面倒で、信頼されなかったり、余計なお金が出ていくようになっています。

フリーランスが信頼されず、賃貸で厳しく審査される原因は、もしかしたらお金だけではないのかもしれません。

フリーランスの入居者の家賃の滞納に悩んだ経験のある大家さん(もしくは管理会社)が入居者を信頼しなくなってしまったのかもしれませんし、保証会社をつけることで大家さんや管理会社が保証会社からキックバック等を受けているのかもしれません。

いずれにせよ、フリーランスが賃貸を探す場合は審査で難色を示される物件があります

そこで、賃貸を探す段階で、保証会社がいるのか、保証人を立てればいけるのか、大家さんがフリーランスNGなのか、事前に営業マンに聞いておいた方がいいかもしれません。

「早く賃貸を決めないと!」と切羽詰っている場合、いざ審査に申し込んだら不合格になったり、契約直前に「保証会社が要ります」と言われ、予算オーバーをしてしまう可能性もあります(初期費用等、保証会社を通すことで負担が増えます)。

良心的な営業マンなら、保証会社のことを聞けば、事前に「ここは保証会社が絶対にいります」とか、「ここのオーナーはフリーランスの方には厳しいです」ということを教えてくれると思います。

妥協して保証会社を通すにしても、「フリーランスは信用できない!絶対NG!」という場合もあります(はっきりと明言はされませんが)。

なので、最初から審査で落ちる可能性が高い物件は、最初から除外して賃貸を探した方がいいかもしれません。

やっぱり、借りるなら気持ち良く家を借りたい

月々の稼ぎはこれくらい。貯金はこれくらいある。組織には属していないけれど、社会人としてお金を稼ぎ生きている。

全うに生きていても、フリーランスだと、いろいろ割を食うこともあります。もしかしたら、賃貸選びはその最たるものかもしれません。

オーナーさん(or管理会社)がフリーランスに厳しい目を向けている場合だと、こちらの身元、収入がしっかりしていても、「お前の仕事を信用しない」と言われているようで、気持ち良く賃貸契約するのが難しくなる場合があります。

もっとハッキリ言えば、「フリーランスや自営は絶対にお断り」的なところがあるようなので、審査に申し込むだけ時間のムダになります

もし仮に審査に通っても、入居後のことが心配です。

入居の段階で入居者にあれこれ注文をつけてくる大家さんや管理会社は、入居後もいろんな文句をもらったり、想定外の出費が出てくる可能性(「新しく保証会社を変えた、費用を払え」などの問題)があります。

賃貸の営業マンさんから聞いた話としては、フリーランスの契約の場合、保証会社必須で絶対に要求してくる管理会社があるので、確実に審査をパスしたい場合、その管理会社が管理している賃貸物件は、避けた方がいいとのこと。

賃貸を探すのは、時間、お金、気力、いろんなものが必要です。

限れた賃貸探しの時間を少しでもムダにしないためには、いかにムダな賃貸(上記の理由から審査に通る可能性が低い賃貸)を見ないのかが大切になってきます。そこで、賃貸を探す段階から、営業マンさんにそのことを聞いておいた方がいいかもしれません。

フリーランスとして働き賃貸を探すなら、物件の条件(間取り、賃料、地域、設備)などに加え、保証会社利用の必要の有無や、物件のオーナーさんや管理会社のフリーランスに対する考え方を押さえた上で物件を探すと、賃貸探しで失敗を避けられるかも。

いろいろ面倒で難しいですが、良かったら参考にしてみてくださいね。

まとめ

・フリーランスが賃貸で家探しをするときは、事前に収入証明など、「毎月きちんと家賃を払える能力がありますよ」という証明になるものを用意する。もちろん、服装はこざっぱりと、常識的な格好で不動産屋を訪問する(良い時計、良い靴があればそれを装備して訪問)。

・最終的に賃貸選びは運。気に入った物件が「フリーランス・自営業お断り」の場合、こちらに収入や貯金があっても審査に通る可能性はかなり低い。

・「フリーランス・自営業お断り」物件に引っかからないために、賃貸を探す段階でフリーでも収入や貯金、保証人がしっかりしていれば通してくれる管理会社or大家さんの物件に絞って賃貸を探す(フリーランスでも大丈夫か、はっきり聞くのがオススメ)。

良心的な営業マンさんに聞けば、物件がフリーランスでも収入と貯金があれば大丈夫なのかを教えてくれる(保証会社を通す可能性もあります)ので、通る見込みのない賃貸を探して時間をロスするリスクが減る

→結論かもしれませんが、賃貸探しは良い営業マンさんとの出会いが全てかも。不動産屋というより、賃貸探しは信頼できる営業マンさんを見つけて、いろいろアドバイスをもらって探すのがいいかもしれません。

追記

「民間の賃貸が納得できない、どうしても良い物件が見つからない!」という場合は、思い切ってUR賃貸(市営、公営団地ではありません)を狙うといいかもしれません。

こちらは入居にいろいろ条件がありますが、それさえ満たせば、フリーランスだからといって、不利益を被る可能性は低いです。

UR賃貸のメリット&デメリットはこちらに書いていますので、興味がある方は参考にしてみてくださいね。