フリーランスとして働くなら1つの取引先に頼るのは危険

働く男

先日、案件の取引先の1つから「お宅の報酬単価を下げるよ」という通知をもらいました。その会社からの報酬額は概ね半減することに。(多分消費税値上げの関係もあります。)

まぁ、その取引先は「この会社はちょっとやばいかな(いろんな意味で)」で前々から感じていましたし、他の取引先からの利益が確保できていますので、それほど痛手はありません。

ただ、あらためて、フリーランスとして働くのはいろんなリスクがあるなぁ、と実感します。いつ取引先がなくなるか分からない。収入が途絶えるか分からない。そんなリスクがあります。

1つの取引先に頼ることの危険性

フリーランスとして収入を得る場合、一番やばいのは、1つの取引先からの収入に左右されるようなケースです。ある取引先からの注文で会社がもっているような会社です。

今、1件そこそこの価格で支払いをしてくれている会社でも、いつ「報酬を下げます」と提案されるか分かりません。

他の取引先が十分に確保できれば、「その値段だと引き受けられませんがかまいませんか」と交渉できます。

しかし、1つの取引先に依存している場合、交渉どころではありません。「お宅はうちの会社のおかげでお金を稼げてるんだろ」と言わんばかり、安く買い叩かれる危険があります。

先日テレビで、「消費税増税で廃業を考えている」という工場部品会社の社長さんの話が放送されていました。

その社長さん曰く、消費税増税の度、取引先からコストダウンを要求され、会社の利益がどんどん激減。結果、社員はほとんど解雇せざるを得ず、今は社長さんの息子など、家族でなんとか会社を経営しているそう。

「お宅の商品、まけてよ。でないと取引やめるよ」というような下請けいじめを感じさせる内容でしたが、このような問題も、結局は1つの取引先に会社の利益を依存するような仕組みに組み込まれているからに他なりません。

取引先を複数確保

フリーランスも、個人事業者の一人と考えると、複数の取引先を持って、こちらの仕事に対して、適切に評価をしてくれる相手を選ぶのが大切だと感じています。

やはり、手間をかけた仕事は、それなりに労力がかかります。だからこそ、そこを安く買い叩かれると、割に合わないですし、「頑張るわりには儲からない」という負のスパイラルに陥ってしまいます。

そうならないために、「この価格で仕事は引き受けられないな」という案件は辞退させてもらい、「そんな条件ではうちは仕事できません、お断りします」と言えるような仕組み、スキルを持つ必要があります。

でないと、フリーランスといえど、一生の下請けビジネスの最底辺の部品になってしまいます。フリーの世界=個人の能力&営業力が直に問われますので、その意味では、シビアなのは間違いありません。

これからは消費税も上がり、いろいろ大変になることが予想されます。まさしく、「風立ちぬ、いざ生きめやも」です。

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