『成功は“ランダム”にやってくる! 』の読書感想。結局は数撃ちゃ当たる!

成功するために才能以上に重要なことがこちら。

フランス・ヨハンソン著『成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方』(CCCメディアハウス)の読書感想です。

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『成功は“ランダム”にやってくる! 』について

「成功とは結局のところ確率論。成功は偶然の要素によってもたらされる」という異色のビジネス書。

この本を読めば、偶然起きる成功のヒントをどのようにしてつかめばいいのか、普段起こっているチャンスを見逃さないための、重要な考え方を身につけることができます。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P6)

成功とは、戦略を練り、計画を立て、緻密な分析をした結果として手に入るものではない。成功とは偶然の産物であり、決して意図的に手に入るものではない。

つまり、成功はランダムにやって来るもので、私たちが成功するために大切なのは、日々偶然やって来るランダム要素をしっかりつかむこと。その先に成功はある。

「1万時間の法則」が役に立つ分野 役に立たない分野(P43)

世の中には「1万時間の法則」という成功法則があって、これは「1万時間頑張ればどの分野でも一流になれる」という法則。

しっかし実際、この法則が役に立つ分野と役に立たない分野がある。1万時間頑張ろうが頑張ろまいが、上手くいかないことだってある。

その違いは何かというと、キーワードは変化。

変化の激しい業界、つまりでスタンダードがハッキリ決まっていない分野においては、「1万時間の法則」は役に立たない。

変化があまりにも激しく、環境がやすやすと変わるため、同じような方法、同じような努力の継続は意味を成さない。

逆に、ピアニストになるとか、テニスプレイヤーになるとか、「型」ががっちり決まっていて、かつ変化が起きない分野においては、「1万時間の法則」は有効。

つまり「1万時間の法則」は積み上げ型の集大成的法則であり、毎年延々と同じような環境が続いている固定的なジャンルにおいては、有効に働く。

逆に、頻繁に変化が起こっているような環境においては全く役に立たない。目指す分野において、1万時間の努力を投資する価値があるかどうか、慎重に見極める必要がある。

ポイント

決まったルールがある→1万時間の法則は有効

決まったルールがない→1万時間の法則は無効

なぜ過去の成功法則が役に立たないのか(P77)

学校で良い成績をとり、良い会社に就職する。過去にはこのような上へ行くための法則があったが、年々、このような過去の成功法則ではうまくいかなくなる。

なぜなら、皆同じような道を目指すので競争がますます激化し、美味しい思いができる人は年々減っていく。

つまり、皆が進む道に旨味はなく、もし人とは違う結果、より大きな成功をつかみたいなら、人とは違う道へ進み、人とは違うやり方を選ぶ必要がある。

偶然の影響力(P137)

人生では、予期せぬ出来事が起こったことによって、その後の何もかもが変わってしまうような大きな偶然がやって来る。

これは成功も同じで、全く意図していなかった出来事が起こることによって、そこから大成功がもたらせることが少なくない。

つまり、運命はほんの一瞬の偶然によって大部分が決まる。それは決して、計画したり予想することはできない。

価値ある偶然がやって来る瞬間(P165)

本当に価値がある出会いや出来事は、全く意識していないときにこそやって来る。逆に、素晴らしい出来事を期待しているときほど、そんな出来事はやって来ない。

本当に大切なことは、普段の何気ない瞬間にやって来る。大切なのはそれに気づくことができるかどうか。それによって、運命がガラリと変わってしまう。

偶然のチャンスをつかむための習慣(P178)

日々偶然のチャンスをつかむために大切なのは、スケジュールのゆとりと、心のゆとりを持つこと。

毎日「予定外」のことをする時間の余裕を確保し、ふと「~してみようかな?」と思ったら、すぐにそれができる余裕を持つこと。

そういった小さな工夫によって、起こる偶然をキャッチできるスペースが生まれる。それが最終的には、大きなチャンスをつかむきっかけになる。

人と顔を合わす(P188)

チャンスは人を通じてやって来る。この意味で、毎日いろんな人と顔を合わすことはとても大切な習慣。

仕事だけでなくプライベートでも、いろんな人と接点を持つ。人と人が結びつけば、いろんなチャンスがくっついて、予期せぬ出来事が起こるようになる。

チャンスをつかむために(P225)

人生で成功したいと思ったら行動を起こすことが大切。成功は確率論。何度も行動していれば、そのうちどれかが上手くいく。

成功を加速させるコツ(P298)

上手くいっていることは全力で力を注ぐ。そうすればますます良い結果が得られる。逆に上手くいっていないことはさっさと見切りをつける。

このように、努力と労力のバランス配分はきちんと調整すること。

この世の中を生きていくヒント(P309)

生きていく上で心に刻んでおきたい3つのヒント。

1・世界は予測不能。単純な因果律が働いている世界ではない。

2・人生にランダム性を取り入れること。予想外の出来事に対して、心を開いておくこと。

3・上手くいっていることがあれば、それに全力を注ぐこと。

感想など

読後、「偶然って、こんなにも大切なんだな」と深々と実感させられた本。

確かに人生何事もそうですが、本当に計画的にいくことはなくって、いつもいつも、予想外のことによって、大きく道が変わってしまうことがたくさんあります。

偶然出会った人。偶然読んだ本の一節。偶然旅した土地。偶然ネットで見かけた文章。

このような偶然のことによって、私自身人生が大きく変わってしまったことが実感としてあります。

実際、今の仕事をしているのも偶然20代のときに本屋で手に取った本がきっかけですし、今(2018年現在)札幌で暮らしているのも、2014年偶然北海道に旅行に行こうと思ったことがきっかけです。

このような偶然のことによって、道が出来て、その道を進んでいくことによって、経験出来たこと、出会うことができた人たちがいます。

そしてこれらのことはすべて、一切計画したことがではありません。

そう考えると、本書の内容は100%賛成。日々の偶然の出来事は恐ろしいくらい、私たちの人生を「運命づけている」のかもしれません。

まぁ、考え方によっては偶然すら運命と考えることもできなくはないですが、人生は計画通りにいかないこと。

むしろ、偶然起こることによって進むことになる道にこそ意味はある。そんなことを実感しています。

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