『年収360万円から資産1億3000万円を築く法 』の読書感想 – あきらめなければ、富を築く方法はある。

年収360万円から資産1億3000万円を築く法

普通のサラリーマンが1億円以上の資産を築く具体的方法。

吉川英一著『年収360万円から資産1億3000万円を築く法 』(ダイヤモンド社)の読書感想です。

この本について

現役サラリーマンでありながら年収3000万以上、金融資産1億円以上というお金持ちである著者の資産を作る方法が紹介されている本です。

方法としては、会社勤めをしながら100万円を貯め、そのお金で株式投資をして資産を増やし、その後不動産投資にシフトしていく方法が紹介されています。

内容は具体的でシンプル、実践的なサラリーマンのための金持ち入門本となっています。

以下、本書の読書メモです。

サラリーマンのための錬金術(P2)

収入が減るサラリーマンが多い中、休日もアルバイトや起業をして、少しでも収入を増やそうとする人も多い。しかし、休日を潰し働いても、体を壊したら元も子もない。

サラリーマンはリスクを取るものではない。収入を増やそうと安易に起業してはいけない。それより、株をやるべし。値上がりが期待できる株を底値で購入し、お金を稼ぎ、不動産を購入する。

これが、サラリーマンが資産を築くための方法。

サラリーマンの良さは社会的信頼があること(P3)

サラリーマンは社会的な信頼がある。金持ちを目指すためにも、会社を辞めてはいけない。

社会は身分の不安定な人間に冷たいもの。銀行は収入が不安定な人間に融資はしてくれない。だからこそ、サラリーマンという安定身分を、最大限利用すべし。

少ない年収に満足するな(P16)

人は年収300万でも生きていくことはできるが、それが幸せかどうか、満足できるかどうかは別の話。

大切なことは、現状から抜けだそうとする意志を持つこと。不安や不満を感じたら、行動を起こす勇気を持つこと。挑戦し、現実的な行動を起こすこと。

金持ちを目指すならまず100万円貯めること(P19)

必要な貯金はまず100万円から。サラリーマンなら、多少の我慢で、すぐ100万円を貯めることが可能。それを元手に、お金を増やすタネ銭にする。

銀行にお金を預けるな(P27)

銀行は国に保護され、他人のお金でボロ儲けをしている連中。

金利もアホみたいに安く、お金を引き出すにも、手数料という馬鹿げたお金を取られる。そんな銀行にお金を寝かしておくより、もっと有効的なお金の使い方がある。

株式投資の本質(P40)

株取引=人の心を読むゲーム

多くの投資家が強気なのか弱気なのか、売りたがっているのか、それとも買いたがっているのか。それを読むゲーム。

株は動かないときに書い、動いてきたら売る。ただし、欲張りすぎると損をこくので、6割ほど上がったら売るのがポイント。

売買のタイミング(P54)

株を売買するタイミングを見極め場合、出来高(取引が成立した株数)に注目する。

出来高は、その株の人気度を示すバロメーター。出来高に着目することで、買いたい人が増えているのかそうでないのか、判断できる。

そこで、株を売買するときは、出来高が一番少ないときに株を書い、出来高が一番多くなったときに売ればいい。

儲かる株(P63)

資金の少ない個人投資家が株で儲けるためには、低位・小型・仕手株の3つで取引することが大切。

大手企業のいわゆる優良株は個人投資家向けの株ではなく、資金が潤沢な持てるもの達のためのもの。個人では儲けられない。

個人が株でチャンスをモノにするためには、少額資金でも大量に買え、かつ値上がったときに大きな利益が期待できる定位株や、上昇が期待できる小型株を狙う。

仕手株も、情報の流れ、仕掛け人の思惑を予想すれば、大儲けできる可能性がある。

投資は自分との戦い(P123)

投資は、欲望で胸たぎる自分の気持ちを抑えて、冷静的に状況を判断する戦い。自分をコントロールできるかできないかが、勝負を分ける。

株で300万稼いだら(P125)

株で資金を増やしたら、次にやるのは不動産。まずは気軽に購入できる中古のワンルームマンションがおすすめ。

サラリーマンは安易に起業するな(P222)

日本で、一か八かの大勝負をしてはいけない。特に、結婚して家庭を持ったら、大勝負はしてはいけない。

日本の場合、起業するにも、銀行が融資のため、個人保証に連帯保証、個人に様々な保証を要求してくる。失敗すれば、ケツの毛までむしられ、立ち直れないほどのダメージを受けてしまう。

このような環境があるなか、安易に人生をかけた勝負をしてはいけない

今は、どんな大企業でも潰れてしまう時代。小回りがきく、環境に応じて柔軟に対応できる、適応力を持つことが大切。大きなリスクを背負ってはいけない。

感想など

「リスクは取るな、起業するな」という現実的なアドバイスが印象的な本。

著者は大学卒業後に就職で失敗、何度か転職を経るものの、収入面で絶望的な格差、不利な待遇を経験、そこで自分で資産を増やすことを決意、自力で富を築いた方。

実体験に基づいた内容のためか、資産を築く方法は具体的で実践的、「リスクを取らない、失敗してもダメージの小さい方法を選ぶ」という考え方はとても共感できます。

日本の場合、就職にしろ起業にしろ、一度失敗すると、それこそ二度と立ち上がれないダメージを受けてしまう現実があります。

だからこそ、「自分の無限の可能性」など信じず、今できること、失敗してもダメージが少ないことをコツコツやっていくことが大切なのかもしれません。

現実的、しかし富への可能性を見いだせる良本でした。

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