なぜ成功しているアメリカ人は教育を大切にするのか?

教室

先日、家にアメリカの人がきました。

奥さんは日本人、子供はアメリカ人と日本人のハーフ。彼は大学を卒業後、MBAを取得、父親はNASAの技術者だっそうです。

日本文化に関心を持ち、日本の歴史建築にとても興味があるそうです。

なぜかというと、「アメリカは日本と違い歴史が浅く、歴史的な建物がほとんどない」からだそうです。

いろんな話題で会話をしていたのですが、あるとき彼の子供の教育の話になりました。

彼はこう言います。

「教育はとても大事だ。学ぶことで脳が成長し、世の中に適応し、自分の人生を生きられる人間になる。小さいうちから、きちんと子供を教育させることが大切だ。学ぶことを知らない子供は、成長できない。」

話を聞いていると、教育に熱心なことが伝わってきます。

成功が親から子に連鎖する理由

彼の話を聞いていて思い出したのが、ある本で読んだ次の言葉。

アメリカで高収入を得ているいわゆる「勝ち組」は教育を重要視し、その子弟にも高度な教育をする。

一方でいわゆる「負け組」と呼ばれる人は大した教育を受けず、そのため単純労働に甘んじざるを得ない。

結果的にお金が稼げないので子供への教育もなおざりになる。そして子供も負け組になってしまう。これが格差社会の負のスパイラルだ。

何の本だったかは忘れてしまいましたが、内容的にこのようなことが書かれていたことを強く覚えていますが、言っていることは彼の話と同じ。

ついつい納得してしまいます。

彼の父親はNASAで高学歴。彼自身もMBAを取得し、アメリカ社会では勝ち組に属する人です。息子への教育もしっかりしていくと言います。

確かに、彼の小さな息子と会話をしても、とても頭の良い子供であることがひと目で分かります。

彼が帰った後、私は一人で考えこんでしまいました。

私も一時期、教育関連の仕事をしていたので、「今の日本の学校教育の致命的な問題点、学ぶものと学ばないものの差がどのようなものか」という事実を知っています。

だからこそ、余計に強く思うのです。子どもは親の鏡。子どもの未来の差は親の意識の差。環境の差だと。

世の中が不公平である理由

教育の差が、露骨に子供を影響していて、良い環境にいるもの、親が高学歴なものは自然とそのような「環境」におり、さらに学ぶ。

当然、社会的な成功もおさめやすくなる一方、そうでないものはどんどん差がついていく。

つまり、生まれの環境、親によって人生に最初から大きな差がついていく。この現実は否定できないものがあります。

親の教育への考え方や知的な関心によって、子供の人生は大きな影響を受けているという事実があります。

それは、学校などの教育現場を見ればすぐに分かります。

中学1年生ですでに英検3級の実力を持つ生徒がいる一方、ひらがなが書けない、九九が出来ない生徒が同じ教室にいる。

熱心に勉強をする生徒がいる一方、他の生徒を暴力で脅し、授業を邪魔する生徒がいる。

なぜこのような違いが起こるのか。それは子供が育つ環境と教育の格差にほかなりません。

なぜ教育が必要なのか?教育は人に何を与えるのか?

教育を大切にするアメリカ人と会話を思い出すと、そのことを深く考えます。

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