ハンバーガーといえばマクドナルド。
アメリカのマクドナルドを日本に普及させた食文化の功労者、藤田田さんの『勝てば官軍』の読書感想です。
日本の超起業家の発想、考え方のどデカさに驚愕してしまう話が満載です。
『勝てば官軍』について
ビジネスは負ければ倒産。結局のところビジネスは勝利することに意味があり、「敗者の弁」は誰も聞いてはくれません。
だからこそどうやって勝利すればいいか。極めて実際的な視点からビジネス勝利の秘訣が語られているのが、『勝てば官軍』という本。
「儲けるためには女と口を狙え!」
など、表現がエグいところもしばしばります。
が、現実は現実。これほど分かりやすく、ビジネスの狙い方について理解できるのは確か。
本質はいかに儲けるか。
今のマクドナルドは藤田田さんの頃のマクドナルドとは違うのかもしれませんが、アメリカライクなどデカイ発想に、成功の秘訣が隠されていることを実感できます。
大切なのは考え方!
本書では景気や市場規模など、個人が思い浮かぶ「儲からない理由」を一切排除します。
その上で、「儲けることができる人は何をやっても儲かる」という考え方で、結局は「誰」がやるかが、ビジネスが成功するかしないかの、大きなポイントであることが述べられています。
世の中の常識をぶち壊し、適正価格を提案する。それによって、非常識は常識になり、一人勝ちの大成功をおさめることができる。
実際、マクドナルドでハンバーガーが100円で売られていた時代はよく覚えていて、当時自分は高校生。
部活の帰りに腹減り状態になったときの夕暮れ。いつも、100円バーガーを貪ったことをよく覚えています。
いつ行ってもマクドナルドは混んでいて、あれは思えば、本当にすごい時代だったと思います。
最後に
ということで、過去の思い出も交えつつ、なぜ日本マクドナルドがここまでどデカい存在になったのか。
その成功の秘訣にあやかりたいと思って『勝てば官軍』を読んだのですが、結局ビジネスは人。人の思い。考えが勝利の秘訣であることを実感できた本でした。
だから成功する人は何をやっても成功して、失敗する人が何をしても失敗するという現実論は真実なのかもしれません。
昔の本ですが、今回新装版として登場。読むことができて良かった。ビジネスでどデカい野望を抱く方は、一読をおすすめしたい本です。