仕事が楽しければ、きっと人生も楽しい。『仕事は楽しいかね?』を読む

仕事に不満を感じたら、またいろいろと試してみればいい。

デイル・ドーテン著『仕事は楽しいかね?』(きこ書房)の読書感想です。

内容について

仕事と人生を考えることができる自己啓発の有名な本です。物語形式で書かれているので、サクサク読めます。

主人公は35歳のサラリーマンの男性。

15年、会社に勤め、勤勉に働いているものの、昇給せず、収入に不満を持っています。男はかつて起業したものの失敗。

「成功したい」という思いを抱きつつ、今は妻と家のローンがあるため、現状を変える行動を躊躇しています。

そんなとき、男は出張のため空港に向かうのですが、天気が原因で空港で足止め。そこで、男は家族と楽しそうに過ごす老人(発明で成功した大金持ち)と出会います。

男は老人とあれこれ会話をするのですが、男は、老人から、仕事とは何か、人生とは何かを学ぶ内容になっています。

以下、本書の気になった内容の要約です。

仕事に不満を持つ人の矛盾(P25)

今の仕事が不満で、イヤイヤ働いている人は、したくもない仕事をしているにも関わらず、その仕事を失うことを恐れている。

人生は直線的には進まないが、それでいい(P38)

人生はやるべきことをやり、1つ1つ新しいことを覚えて、真っ直ぐに進んでいくようなものではない。右にいったり左にいったり、まるで曲線のように進んでいく

目標を決めてそれを達成して進んでいくようなものではない。むしろ、道から外れたところにこそ、いろんな価値のある学びがある。

変わることを受け入れる(P41)

人生は変化の連続。今日できたことが明日できないかもしれない。これは疲れる事実だが、変わることを受け入れて、楽しむこともできる。

試すこと(P49)

目標は毎日毎日、新しいことを試すこと。昨日とは違う自分になろうとすること。試行錯誤、あれこれやってみることが重要。

人の成功譚は参考にならない(P75)

今成功している人は、彼だけが歩める道を歩んだ結果、成功を手にしている。

彼の成功は、あなたの状況と全く違うのだから、彼の成功を絶対的な法則としてマネしても、あなたの成功には役に立たない。

計画は立ててやってみて意味がある(P88)

何かを実現するためにはまず計画を立ててやってみること。仮に失敗しても、それでいい。計画を立て実行することで、新しい学びが必ずあるから。

成功のヒントは人の問題を解決すること(P130)

ビジネスは人の「困った」から見つかる。人の問題を解決すること、必要とするものを提供すること。これが成功するビジネスになる。

成功するビジネスを上手く見つけるためには、人の不満に注目するといい。不満があるということは、それを解決してあげる術が、ビジネスになるから。

自分の不満でも良いので、それを書き出し、イライラすることを書き出してみる。すると、思わぬビジネスのヒントが見つかるかもしれない。

感想など

目標を決めて頑張るのもいいけど、試行錯誤して学ぶことが大切ということが分かる本。

不思議なことに、不運はえてして幸運に変わり、幸運はえてして不運に変わる。

幸運も不運も、私はもはやあまり信じなくなっている。あるのはただ、巡り合わせだけだ。

P11

という冒頭の文章通り、人生の出来事は、簡単に幸不幸、甲乙つけがたいように思います。

計画通りに人生は進みませんし、まぁ、いろいろあって塞翁が馬。

したいことがあれば、やってみて、そこから最善の道を探せばいいのかもしれません。

本の購入はこちら