先日、東京へ出張。そのついでに御茶ノ水の楽器屋さんに出陣し、マーティンのローズウッド系モデルを試奏。
そのなかで、あの永遠の人気モデルであるマーティンDー28が2017年、大幅リニューアルされたことを知ります。
デザイン的にはややビンテージに近い雰囲気に。ペグ、ボディの枠の模様、ピックガード、いろいろ変更が加えられています。
参考写真:https://www.yamano-music.co.jp/hard/userProdDetail.do?goodsCode=G000133281
それで気になったのがサウンドの違い。一体前のモデルとどこかどう変わったのか、楽器屋さんで聞いてきたのですが、一言で違いを言うと、音のボディの鳴りです。
ボディのブレーシングが変更されたことによって、ボディの鳴りが強化。ドレッドノートらしい、豊かなサウンドが楽しめる内容になっています。
参考1
参考2
新しいDー28は、まさにサウンドがより明瞭かつ豪快に。特に、6弦5弦4弦の音の違いは、弾けばすぐ分かるとのこと。
反面、音の繊細さ、きらびやかさについては、前のモデルの方が良いということで、リニューアル=全てが良くなった、というわけではないそうです。
そこで、マーティンDー28を入手するなら、最新モデル、そして前のモデル。両者を弾き比べた上で、好みの方を入手するのがおすすめとのこと。
参考3(ニューモデルと前のモデルのサウンド比較)
まぁたしかに、アコギは同じモデル名でも、仕様の違いによって、全然音が違います。
先日試奏した、マーティンDー28のマーキス(2015年製、現在はAuthenticに変更)というモデルを弾いたときは本当に感動。
木材の違いはもちろんのこと、サウンドの張りに明瞭さ、ボリューム、まさに「上位互換」という言葉がぴったりの一本でした。
まぁ、無印のD-28もそれはそれで素晴らしいです。飾り気がなく素朴。しかしじっくり付き合えば付き合うほど、その良さが身に沁みてくる。
どんな場面でも活躍してくれる汎用性があり、やはり手放すのは美味しい。そういうものだと思います。
ということで憧れのマーティンを入手するなら妥協は不要。ぜひいろんな楽器屋さんでマーティンを試奏。納得のいく一本を入手したいものです。